たまに発揮される集中力。
考え事をしていて人の話が耳に入ってこないことがたまにある。
声は聞こえるけど何を言っているのかわからない。
そういうことではなくて、そこに音声が存在していたのかさえわからない時。
今日もそんなことがあった。
電車の中で本を読んでいた。
読んでいたのは小説で、ちょうど面白いところだった。
そしてプツンと集中力が途切れたその瞬間、ふと我に返って考えた。
「あれ?電車に乗ってどれくらい経った?もうそろそろ降りる駅じゃないか?」
電車はちょうど降りる駅についたところだった。
その時になってやっと、耳に音が入らないほどの集中力を発揮していたことに気付く。
俺は慌てて電車を降りた。
電車のアナウンスはちゃんと聞きましょう。