ゆっくりペースでの青森りんごプロモーター・青森訪問のご報告第3弾です。
りんごの表面に残る葉っぱの影。
太陽の恵みをいっぱいに受けて育った美味しいりんごです。
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「葉とらずりんご」は、
見た目は少々不格好でも「有袋」で「葉つみ」をしたりんごより
糖度が1度もアップ。
太陽と葉が作りだす養分がたっぷり詰まっています。
”葉とらずりんご”誕生秘話をご紹介しましょう。
「なぜ、葉を摘むのですか?」
という消費者の方のひとことがきっかけでした。
これまでのリンゴ栽培においては、
りんごをムラなく赤くするための「葉摘み」は常識でした。
しかし、りんごのおいしさを作るのは一枚一枚の葉っぱ。
葉を摘むことで犠牲になっていたのが、”美味しさ”だったのです。
生産者さんは、もちろんこの葉の役目について熟知していました。
しかし、”色ムラのないりんご”
という市場の要望で「葉摘み」を続けていました。
「葉摘み」をしていない美味しいりんごを食べたい。
消費者からのこの言葉で、生産者さんは決心。
多少色ムラがあっても本当に美味しいりんごを育てるため
「葉摘み」をやめることにしたそうです。
(葉とらずりんご生産者:ゴールド農園さま資料より抜粋)
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実際に、今回青森を案内してくださった
青森県りんご協会の方に、葉摘み作業の大変さを伺ってみました。
リンゴの葉っぱの数は計り知れないので、
とても気が遠くなる大変な作業だとおっしゃっていました。
また、葉とらずは葉を摘んでいないから”手抜き”では?
と捉えられてしまいがちですが、そんなことはありません。
葉を取らない代わりに、光を取り入れるための支柱入れなど
手間や技術が必要なのです。
りんごと言えば歌にもあるように
「真っ赤なりんご」というイメージです。
実際に、葉とらずりんごをいただきましたが、
糖度が高くてとっても食味がよいのです。
「葉とらずりんご」の実際の販売先として、
コープネット関東、首都圏コープ、東海マックスバリュなどだそうです。
私は、首都圏コープに入っているのでここ数年は毎年
「葉とらずりんご」を購入していて、その美味しさは実証ずみでした。
「葉とらず」りんごを見かけたら、ぜひ手に取ってみてくださいね