インド人の首振りの謎 | インドの上にも4年

インド人の首振りの謎

私もそろそろ帰国です。

せっかくなのでこれから
インドに駐在する方々のために

あの有名な 「首振り」

の謎に迫りたいと思います。

まず、軽い相槌のようにうなずく場合は
首を「左右」に倒すように軽く動かします。

そして激しく同意する場合は
完全に「No」と勘違いしてしまうほど、
強く「真横」に振ります。

時にヤジロベエのように、
体ごと左右に振ることだってあるのです
(なぜかサーバントに多い)。

このように今では、
インド人独特の首振りは基本的に「はい」の意味ですが、
そこには根深いルーツが存在しました。

もともとインドは400年近く
イギリスの支配下にあって、
それ以前はムガル(イスラム)帝国による
絶対君主制でした。

要はインド人は基本的に
彼らの意志に反する「支配」の下で
厳しい生活を強いられ、
「No」と言えない恐怖の中で
怯えて生きて来たのです。

そしてこの気持ちから生まれた
「無言の抵抗」が、
首を独特そして曖昧な横振りで、
「はい」「いいえ」「知らない」
「どうでもいい」「なぜ」と、
相手に何とでも取れるようにしたことが
始まりという仮説が強く存在します。

彼らなりの小さな結束力及び抵抗というわけです。

ガンジーの独立運動のようにインド人は、
いざという時の結束力は本当に脅威なのかもしれません。
また新たに世界を動かす結束力を見せてくれるのだろうか?

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