プリわんのお馬な日常 -28ページ目

プリわんのお馬な日常

「競馬は記憶のゲームである」をベースに、独自の視点からあらゆる競馬のお話を掲載しています

アメリカ競馬の殿堂入りを果たしていて、日本でもレディパステルでオークスを勝つなど活躍したケント・デザーモ騎手が、05年以来7年ぶりに来日することになりました。期間は3月31日から2ヶ月間の予定。身元引受馬主は山本英俊氏、身元引受調教師は藤沢和雄調教師です。




また、大阪杯に向かう予定のペルーサはデザーモ騎手とのコンビで向かうことになりました。気性難の馬に乗った時のデザーモ騎手の腕はピカイチですし、どんな騎乗を見せてくれるか楽しみですね。




デザーモ騎手というと、前出のレディパステルの好騎乗もあれば、コタシャーンでゴール板を間違えたり、ジャリスコライトに手ムチを使ったりとなかなか楽しませてくれるジョッキーです。アメリカのクラシックシーズンを蹴って日本を選んだということは、山本氏もしくは藤沢調教師がいい馬を用意するということでしょう。




久しぶりの名手の来日で、他のジョッキーもいい刺激を受けられるのではないでしょうか。とにかく楽しみです。






◎テスタマッタ
○ワンダーアキュート
▲エスポワールシチー
△トランセンド
△シルクフォーチュン
△ダノンカモン
☆ナイキマドリード




エスポワールシチーの得意な形は、速い馬を前に置いて直後で待機する競馬。自分から主導権を握ってしまうと、09年のこのレースや昨年の南部杯のようにあと100mで止まる。一昨年のフェブラリーステークスのような競馬はまさにこの馬の王道の競馬だ。重要なのは、前に行かせる馬が「速い」こと。ガツガツ飛ばしてもらわなくてはならない。


ここでカギを握っていたのがトウショウフリークだった。ところが、1週前にして出否が未定だという。出走してくれば、エスポワールシチーはトウショウフリークにトランセンド潰しを任すことができるため一気にレースがしやすかったのだが…


結局トウショウフリークは回避して芝のオープン特別に回った。トランセンドのハナを叩けてもそれしか見せ場がないという判断だったのだろう。こうなると、トランセンドが主導権を握るのはほぼ間違いない。一昨年4着のケイアイテンジンも速い馬だが、強引にハナを切ろうものなら男藤田騎手がどうなるかくらい後藤騎手にもわかるだろう。トランセンドペースになる。


トランセンドは追われれば追われるほど伸びるしぶとさが武器ゆえ、コース変わりは間違いなくプラス。去年のフェブラリーS、南部杯ではどちらも一度マチカネニホンバレとダノンカモンに先頭を譲りながら、根性で跳ね返した。いざとなれば番手でも競馬できるし、とにかく万能。どこにも懸念材料がなく、これを倒すのはなかなか難しいようにも思う。チャンスは小さいか。


それでもその小さなチャンスを掘り返せば、番手でトランセンドを追う馬より、離れた位置からスパッと切れる馬に注目したい。根性比べでは苦しいが、一瞬で抜き去ることができれば付け入る隙はある。◎テスタマッタに白羽の矢を立てる。


一昨年のフェブラリーSを見ればわかるが、東京コースは最適条件。体質的になかなかうまくローテーションが組めなかったがためにスランプに陥っていた時期もあったが、まともに走ればここでも上位の力を見せることができるだろう。ためればためるほど爆発力は増すし、決してスローにはならないレース。ダート3戦目で世代ナンバーワンに輝いた実力を忘れてはいけない。


もう一頭、○ワンダーアキュートは3歳時に制した武蔵野ステークスの内容が秀逸。芝スタートでハナに立てるスピードは当時から持ち合わせていて、この条件への対応も問題ない。こちらは切れるほうではないが、持ち味を生かすためにも、東京大賞典のスマートファルコンを追い詰めた時のようにプレッシャーをかけにいってほしい。力はGⅠ級であることは間違いない。


テスタマッタやトランセンド、ワンダーアキュートら6歳世代のダート戦線は元々ハイレベルだと言われていた。しかしこの世代の馬には不思議とみなスランプの時期があった。トランセンドは3歳秋に陥った低迷期から早く抜け出して1年以上トップを走り続けている。ダート界の世代交代は意外と速いものだが、年齢差はなくとも、上記2頭とトランセンドでは順調度には明らかに差がある。ようやくトンネルを抜けたテスタマッタとワンダーアキュートがトランセンドに一番近づける位置にいるはずだ。


冒頭で書いた通りトウショウフリークの回避で見切っていいように思えたエスポワールシチーだが、南部杯やJCダートで立て続けに差をつけられてしまっていることを考えると、今回は思い切った作戦に出るだろう。そういう時に思い知るのがユタカマジックの恐ろしさ。テスタマッタの影からひょっこり出てこられたら…。抑えには入れたほうがいいように思う。


他ではシルクフォーチュン。南部杯ではダノンカモンのしっぽで戦意を乱されており、大外一気のイメージはできる。あと1ハロンでどこまで脚を持続できるか。気性的に信用しづらいが、ダノンカモンも南部杯の競馬ができればそう差はない。どいつもこいつも6歳だ。


穴は船橋のナイキマドリード。この馬、穴というほど力が劣る訳ではなく、状態面は過去最高。このメンバー相手でも好勝負を期待していい。







東京1R  3歳未勝利  ダ2100m



④イルポスティーノ  信頼度・・・B



勝ち馬の決め手には屈したが、距離を延長した同条件の前走内容は優秀。大きな信頼が置けるほどではないが、前走と同じように先行できれば、好勝負可能。




東京3R  3歳未勝利  ダ1600m



⑪フジキラメキ  信頼度・・・B



いつも末脚は堅実だが、あと少しの所で届かない現状。勝ちあがれる力があるのは間違いないが、ある程度展開の助けも欲しい。




東京4R  障害オープン  ダ3100m



⑫サトノバロン  信頼度・・・A



障害入り後は、切れ味を求められた夏の新潟戦以外すべてで馬券に絡んでおり、安定感は抜けている。直線がダートの条件で粘りを活かす競馬が持ち味で、斤量的にも賞金は加算したいところ。




東京5R  3歳未勝利  芝1800m



⑩タイセイグルーヴィ  信頼度・・・B



昨夏のデビュー以降どんな条件でも安定して力を出せているし、前走も最速上がりであと一歩の競馬。未勝利では最上位の力を持っていることは間違いなく、一気の距離短縮で力まず走れれば。




東京6R  3歳500万下  ダ1400m



①スカーレル  信頼度・・・B



距離延長、コース変わりともにプラスに出た前走が強い内容。3戦目でさらに上積みも見込めるし、これといってマイナス材料がない。大崩れはなさそう。




東京7R  4歳以上500万下  ダ1600m



⑨テンゲントッパ  信頼度・・・C



相手なりに走れるが、1年以上勝ち星がないようにどうにも勝ちきるところまでいかない。昨秋から休みなく使われているので当日の気配もよく見たい。現級上位の力はあるが・・・




東京8R  4歳以上1000万下  ダ1400m



④ゴールドバシリスク  信頼度・・・A



前走を見ればわかるように、東京コースは末脚を発揮するのに最適な舞台。あまり速い展開にはならなそうだが、複勝圏を外すようなことはないはず。




東京9R  初音ステークス



⑨ビッグスマイル  信頼度・・・A



差し馬に不向きの近2走も末脚を発揮して善戦。広い東京コースに変わる上、9頭立てで捌きやすい。自己条件の牝馬限定戦なら決めなくてはならない。




東京10R  ヒヤシンスステークス



①メジャーアスリート  信頼度・・・B



全日本2歳優駿でオーブルチェフに食い下がり2着。ダートは3戦して連を外していないように、オープン特別では明らかに力上位。しかしながらここはかなりハイレベルなメンバー構成で、どれが勝ってもおかしくないだけに、1キロの斤量差が意外と大きく出てしまうかもしれない。




東京12R  4歳以上1000万下  芝1800m



④コスモバタフライ  信頼度・・・B



現級ではいまだに掲示板を外しておらず、混合戦でも好走しているように相手なりに走れる強みがある。ただ、少頭数の時や展開の助けがあった方が持ち味が生きる点も忘れないでおきたい。








ダイヤモンドステークス




◎ギュスターヴクライ

○ビートブラック

▲コスモへレノス

△マイネルキッツ

△オウケンブルースリ

☆トウカイトリック





連勝中のギュスターヴクライ◎。少しずつエンジンを吹かす競馬ができるこの距離は間違いなくプラス。切れ味を求められた前走は決して得意な形ではなかったが、それでも勝ち切ったあたりに成長を感じる。素質は高かった馬だし、ここでも勝ち負けできる力がある。



昨年1番人気だったビートブラックはその後が案外な内容だが、力は重賞でも通用するし、スタミナは豊富で逆転可能。昨秋は調子落ちしていたコスモへレノスの巻き返しも怖い。斤量は見込まれたが、実績馬マイネルキッツとオウケンブルースリも押さえておきたい。



穴は古豪トウカイトリック。地味にダイヤモンドステークスは3戦して掲示板を外していない。展開次第で上位食い込みも期待できる。