NHKマイルカップ
◎クラレント
○アルフレード
▲カレンブラックヒル
△ジャスタウェイ
△ブライトライン
△マウントシャスタ
☆モンストール
今年のNHKマイルカップは近年ではかなりハイレベルなメンバーが揃ったように思う。というのも、スピード自慢、切れ味自慢、自在性自慢が見事に揃っているからだ。
基本的には東京マイルは瞬発力の生きやすい条件だが、かといって後ろばかり意識してしまうとジョーカプチーノのようなスピード馬が押しきることもある。ただ今年は確たる先行馬がおらず、強力な差し、追い込み馬が揃っている。先行して粘る馬もいるにはいるだろうが、やっぱり最後は切れ味比べになると考えたい。
デビュー2戦で圧巻のパフォーマンスを見せた◎クラレントが巻き返す。昨秋の段階では坂路を登れないほど芯が入っておらず非力な状態だった。そんな状態では東スポ杯の不良馬場や、中山の急坂などこなせるはずがなく、ここ3戦は度外視できると言っていい。フワフワとした走りで序盤置かれながら、いざ追われると大きなストライドで矢のように伸びたデビュー戦、最内枠で窮屈な競馬を強いられながら気合をつけられただけでグンと伸びたデイリー杯の走りを考えれば素質は文句なしでGⅠ級。あとは府中の坂だけが未知数だが、最終追いきりを見る限り、以前より坂路での調教はだいぶ動けるようになった。完璧とまではいかないが、トップスピードに乗るまでの間に迎える東京の坂ならこなせるはず。ここを勝てればダービーも勝ち負けできるし、本来はそれだけの素質を持っている。
○アルフレードは道悪だったスプリングステークスは大敗したが、その前2走が示すように瞬発力は相当。朝日杯で手綱をとったウィリアムズ騎手が「ダービーも勝てる」と話したほどの逸材であり、今回再びそのウィリアムズ騎手が騎乗するとあれば、切れの生きる広い東京コースで大きく崩れることは考えられない。
無傷の3連勝で臨むカレンブラックヒルは先行抜け出しのパターンで押しきれるか。能力はここでも上位であり、好勝負できることは間違いないが、この相手だと切れ負けするシーンを想像しておきたい。
他ではアーリントンカップで驚異の末脚を見せたジャスタウェイは東京ならもっと切れてもおかしくない。ブライトラインは折り合いだけがカギ。道中のリズムさえ崩さなければ終いは確実に伸びてくるだろう。マウントシャスタは潜在能力は確かだが、抜け出すとフラフラして気を抜く癖がある。岩田騎手がそこをカバーして乗れれば好勝負だが、最後の最後に底力を問われる府中コースではかなり危ない特徴だ。
穴はモンストール。この馬も喉の影響などもあり順調さを欠いた分、近走の内容は一息だが、それでも道悪の皐月賞でも差は詰めているし、力は十分通用する。立ち回り一つで好勝負できる。
チューリップ賞以来となるハナズゴール。切れ味が一級品であることに疑う余地はないし、東京コースとの相性も良い。ただ、桜花賞回避後の調整は守りに入っている感があり、状態面を強調できない。あっさりがあっても不思議はないが、ここは見送る。
他、オリービン、セイクレットレーヴ、マイネルロブストなど好勝負できそうな馬は数多くいるが、あくまで切れ味勝負になると考えたい。とにかくバラエティに富んだメンバー構成で、ちょっとでも条件が変わると結果もガラリと変わる。始まるまでわからないレースだ。
新潟大賞典
◎トーセンラー
○スマートギア
▲ナリタクリスタル
△メイショウウズシオ
△ダノンバラード
☆メイショウカンパク
新潟外回りコースは切れ味のある馬が断然有利。よほど時計のかかる馬場でない限り道中うまく温存できる馬が確実に伸びる、そんなコースだ。
実績上位のトーセンラー◎。オルフェーヴルらを相手に戦ったクラシック戦線でのレースぶりを考えればここでは力が抜けている。瞬発力に長けている上、きさらぎ賞のように自分から追いかける展開にも対応できる。ここは勝ち負けしなければならない。
前走復活の勝利を挙げたスマートギアが相手筆頭。追い込み一辺倒だったこれまでと一転して先行集団で流れに乗って同じ切れ味を使えた中日新聞杯の内容は秀逸だ。新潟コース2戦2勝のナリタクリスタルは斤量差がどう出るか。一押しの利かないダノンバラード、どちらかというとしぶとく伸びるタイプのメイショウウズシオは抑えまで。
☆メイショウカンパクは福島記念の内容から、うまくためられれば弾けそう。馬場も不問。