5月15日日曜日に行われた第6回ヴィクトリアマイルは、2番人気の牝馬3冠馬アパパネが、1番人気ブエナビスタをクビ差抑えて優勝した。
3着には3番人気レディアルバローザが入り、堅い決着となった。
~注目馬の見解~
1着 アパパネ
例によってゲート入りを嫌う。外枠だったこともあり無理せず中団の外目を追走。常にブエナビスタにマークされ続けたが、坂下で鞭が入るとグングン加速し差を開いた。最後はブエナビスタに迫られたが、根性でねじ伏せて見せた。東京コースはこの馬にはピッタリだろう。反動がなければ安田記念でも走れるだろうが、どこまで調子を持続できるか。
2着 ブエナビスタ
遠征後だったが、落ち着き堂々たる風格。レースではスタート後少し流れに乗り遅れたが、アパパネをうまくマークできる位置でのレース運び。勝負どころでアパパネがすっと反応したのに対し、同馬は少し反応が鈍く、結果的にそこでの差が大きかった。ゴール前ではさらに鋭く伸びたが、それでもクビ差届かなかった。敗れはしたが、この条件では仕方あるまい。疲れや衰えも感じなかった。宝塚記念ではやはり筆頭格になるだろう。
3着 レディアルバローザ
パドックでは出走馬中一番の出来に見えた。好スタートから3番手で早めの追走。直線では何度かグランプリエンゼルとぶつかり合いながら、坂を登りきったところでいったん先頭に。アパパネに交わされてからもしぶとく粘り、微差の3着に粘った。2番手のエーシンリターンズのペースも速かっただけにこの内容は価値がある。今後が楽しみ。
4着 グランプリエンゼル
先団の内で折り合いに専念。直線では外に出すため何度かレディアルバローザと接触したが、それがかえってこの馬の闘争心を引き出したように思う。鞍上の腕が光った。一昨年のNHKマイルカップ同様にハイペースで流れたのもこの馬にはよかった。
5着 アンシェルブルー
先団を追走。直線しかけられるとすっと反応し良く伸びたが、さすがに相手が強かった。現状の力でこれだけ走れればいずれチャンスは来るかもしれない。
6着 スプリングサンダー
スタート後すっと最後方に下げ末脚勝負の構え。直線大外に持ち出してからはなかなかの伸び脚を見せた。ベストは1400mあたりだろうが、力をつけてきているし、1600mも対応可能。先々が楽しみになるレースぶりだった。
7着 アニメイトバイオ
エリザベス女王杯以来で馬体重はプラス24キロだったが、それほど太くは見えなかった。少し出遅れ気味のスタートで後方待機策。追いだされてからは少し反応が鈍かったが、馬群を割ってまずまずの伸び。さすがにぶっつけでは厳しかったが、叩いた次走は大きな上積みが見込めそう。
9着 ブロードストリート
中団の内でじっと我慢。直線追い出されてから伸びかかったところで前が詰まる不利。その後も脚は使っているだけに、もったいない内容だった。近走は不調だが、やはり力はある。
10着 ディアアレトゥーサ
中団の外目で前を見ながらの競馬。勝負所での反応が悪く、坂を登り切ってからはじわじわ脚を伸ばしたが、現状ではここまでが精一杯かもしれない。
12着 カウアイレーン
落ち着いてパドックを周回。まずまずのスタートから中団を追走。4角では手応えがあるように見えたが、直線では全く伸びなかった。時計が速すぎたのかもしれないが、それにしても残念な内容だった。
13着 ショウリュウムーン
気合が乗って気配は良好。道中はハイペースを中団から後方で追走するも、直線は全く伸びず。折り合いはついていたし、敗因がつかめない。
15着 オウケンサクラ
まずまずのスタートから押して押してハナへ。ハナを切ってからはグングン飛ばしてしまい、直線で早々につかまってしまった。それでもぱったり止まったわけではないし、着差ほど力量差があるようには思えない。もう少し長い距離で落ち着いた競馬ができれば復活の可能性はある。
17着 アプリコットフィズ
阪神に遠征した前走時より体重が4キロ減。2~3歳時に比べ馬体に迫力がなくなってしまった。レースでは好スタートを切ったものの、がむしゃらに前を追いかけていき直線では余力なし。馬自身の走り方がくるってしまったように思う。立て直しは難しいのではないだろうか。