エスポワールシチーが新ダート王に! | プリわんのお馬な日常

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今年で10回目を数えたジャパンカップダートは、1番人気のエスポワールシチーが圧勝しました。



スタートから内枠のエスポワールシチー、サクセスブロッケンが積極的にいく構えを見せ、それにティズウェイ、ワンダースピード、ワンダーアキュートがからみ先行争いは激しくなりましたが、それがさ最終的にはエスポワールシチーの単騎逃げを許す形に。向正面でマコトスパルビエロが動きますが、気にせずマイペースに落とすと、4角で一気にスパート。そのまま突き放し、後続を寄せ付けずに優勝しました。



2着、3着には共に3歳のシルクメビウス、ゴールデンチケットが入り、2番人気のヴァーミリアンは8着に敗れました。





~全馬の見解~



1着 エスポワールシチー



気配は良好。スタートから好枠を生かして先手を取る。他馬がそこまで競りかけて来ず、マイペースでのレース。勝負所から直線まですべて完璧な内容で、他馬を寄せ付けなかった。ここへきて馬が充実してきたし、来年も楽しみ。



2着 シルクメビウス



後方で脚をためる。展開は遅かったが、焦らず自分の競馬を心掛ける。4角で大外から進出し、直線でもよく伸びているが、勝ち馬が完璧なレース運びだっただけに、2着も仕方ない。つけられた差ほど勝ち馬との力量差はないだろう。



3着 ゴールデンチケット



展開を読んで普段とは違う後方待機策。直線に向いて前の馬が壁になり仕掛けが遅れたものの、最後は大外からなかなかの伸び脚。もともとの力を考えればこれくらいは走れる馬だが、脚質に幅が出たのは収穫。



4着 サクセスブロッケン



2番手でエスポワールシチーをがっちりマーク。3角でペースが上がった時についていけず、少し手が動いた。直線では前を必死に追うも、最後は後ろの馬にも交わされて4着。レース運びはよかっただけに、力負けの感。



5着 アドマイヤスバル



積極的に前についていく。ペースの変動に対応できず直線入り口では中団まで位置取りを下げてしまったが、立て直してからは良く伸びた。広いコースのほうが競馬はしやすいだろう。

6着 ワンダーアキュート



スタートから気合いをつけて先手を主張するも、コーナーで大外を回らされ自然と後ろに下がってしまった。折り合いは悪くなかったが、すべてのコーナーで大外を回らされる致命的な不利。それでも6着に粘ったのだから力はある。



7着 メイショウトウコン



後方から2番手で自分の競馬に徹する。昨年同様3角から徐々に仕掛け、大外から上がる。最後まで伸びてはいるが、前も止まらなかった。峠も少し越したかもしれない。



8着 ヴァーミリアン



体重増もあまり影響はなさそうだった。スタートは良く、先行体制を見せたが、他の馬が早かったので少し下げた。3角でペースが動いた時に対応できず位置取りが後ろになると、砂をかぶった上に前をさばけなかった。脚は使っていて、力負けではないだろう。次走が真価を問われる一戦となりそう。

9着 マコトスパルビエロ



前が早くなると読んだのか中団に位置取る。ペースが落ちた向正面でまくったが、先頭まで届かず2番手に。直線はさすがに伸びを欠いた。仕方ないとしか言いようがない。



10着 ダイショウジェット



今回は中団よりも前での競馬。3角でペースが速くなっても対応できたが、直線は伸びを欠いた。やはり上位とは力の差があるのかもしれないが、この相手でよく頑張っている。



11着 ボンネビルレコード



いつも通り中団から後ろで進む。直線は最内を狙ったが、伸びを欠いた。中央のダートはこなせなくはないだろうが、やはり地方のほうが合いそう。



12着 ティズウェイ



スタートから積極的に前へ行くも、枠の差もあってか2番手に落ち着く。マコトスパルビエロが動いてペースが上がった時についていけなくなり、順位を下げる。そのせいか直線では砂をかぶって伸びを欠いたが、外に持ち出してからは良く伸びていた。急なペースの変動に馬が戸惑ったようで、もったいない内容だった。

13着 ラヴェリータ



今回は意識的に後方からの競馬。折り合いはついていたが、展開が向いた前走とは違い、今回は3歳牝馬には苦しい競馬だった。それでも先につながる内容だったのでは。



14着 スーニ



中団からやや後方で進めるも、終始かかり気味。外目を回らされて無駄に脚を使ってしまい、最後は力尽きる。明らかに距離が長い。



15着 ワンダースピード



積極的に先行し、折り合いはついていた。勝負所で手応えが悪くなるが、なんとかついていく。直線でも頑張っていたが、両側から挟まれて集中力が切れてしまった。



16着 マルブツリード



終始最後方でレースを進める。勝負所でついていけなくなり、そのままゴールへ。力不足は否めない。






ペースが緩んだのも影響しましたが、やはり先行馬有利のようです。もちろん勝ったエスポワールシチーは褒められるべきでしょうが、2,3着に来たシルクメビウス、ゴールデンチケットはそれよりも良く頑張ったと思います。



やはり阪神ダートは小回りなので、先行馬が競馬をしやすいことに変わりはないでしょう。そうなると、どんなにペースが違っても、後方待機の馬がコースロスを余儀なくされることは間違いありませんし、今回のヴァーミリアンのように勝負所でうまく動けないような馬も続出するでしょう。



するとやはり、差し、追い込み馬にとっては勝てる可能性が極端に低くなることはしだいに分かってきますから、今後年を重ねるごとに有力馬の回避が目立つようになり、ダートチャンピオン決定戦ではなくなるでしょう。レベルの低下を防ぐという意味でも、私はコースを東京に戻すべきだと思います。



今回の結果が今のダート界のそのままの勢力図にはならないでしょう。