今年の秋の天皇賞は8歳馬カンパニーが昨年の雪辱を果たし優勝しました。
レースは大外からエイシンデピュティがハナを切り、マツリダゴッホ、キャプテントゥーレがこれに続く形。1000m通過59.8と平均ペースの中、カンパニーはウオッカ、オウケンブルースリの前での競馬。直線で先行勢が一杯になる中、好位にいたスクリーンヒーローが満を持して抜け出しますが、直後に外に出したカンパニーが並ぶ間もなくこれを捕らえると、一気に突き放し、2着以下に1馬身3/4差をつけ優勝しました。
2着には粘ったスクリーンヒーローが入り、1番人気のウオッカは3着。4着以下は3馬身ちぎれ、オウケンブルースリは4着。シンゲンが5着でした。
~全馬の見解~
1着 カンパニー
有力馬より前の中団の内で積極的な競馬。直線はスムーズに外に持ち出し、追われてからはあっという間の脚で、ゴール前さらにもうひと伸び。8歳にして昨年と同タイムでの優勝。強い。
2着 スクリーンヒーロー
気配は良好。好スタートから先行集団で折り合う。行きっぷりもよかった。直線では外に持ち出し、坂でスパート。勝ち馬にはあっさりかわされたが、十分な内容。ブリンカー、馬体重増もよかった。
3着 ウオッカ
パドックでの雰囲気に覇気がなかった。道中はいつもより後方でのレース。折り合いはついていた。直線は内を狙い進出。手応えはあり、追われてから一瞬伸びたが、ゴール前は脚色が一緒に。仕掛けがもう少し早ければ結果は変わったかもしれないが、峠を越した感。
4着 オウケンブルースリ
馬体は絞れて良好な状態。道中はウオッカより少し前で折り合う。直線は前が壁になりスムーズに追えなかった。脚を余しているし、条件が違えば狙える。
5着 シンゲン
今回はホライゾネット着用。例によってパドックからチャカつく。道中は中団を追走し、直線では伸びているが、切れ味勝負では分が悪かった。
6着 ドリームジャーニー
パドックでの気配は抜群。やや出遅れ気味のスタートから、後方からの競馬。早めにスパートし馬群に突っ込む。良く伸びているが、ベストは右回りだろう。
7着 ヤマニンキングリー
道中は抜群の折り合い。手応えもよく弾けるかと思われたが、さすがに時計勝負では分が悪かった。それでも前走からの変わり身は評価できる。
8着 エアシェイディ
そろっとしたスタート。後方の外で折り合いに専念。直線は伸びてはいるが、展開が向かなかった。
9着 エイシンデピュティ
外枠ながら、果敢に先手を取る。平均ペースで運んだが、切れ負け。他の先行馬は競り落としているだけに、力は見せた。
10着 アドマイヤフジ
いつもよりは後ろで競馬。向正面で躓き、少しリズムを崩す。直線はこの馬なりに伸びてはいるが、もっと時計がかからないと。
11着 スマイルジャック
パドックでの気配は良好。道中は後方で折り合いに専念。直線は外に持ち出し伸びてはいるが、こういった流れではさっぱり。
12着 キャプテントゥーレ
マツリダゴッホと共に2番手争いの位置。4角で少し手応えが悪く、直線追われてからの伸びもなかった。器用さに欠ける分展開に影響されたか。
13着 サクラメガワンダー
中団より前の外目を追走。折り合いはついていたが、直線は伸びを欠く。輸送も影響したかもしれないが、ちょっと案外。
14着 コスモバルク
デキは完璧に近い状態。スクリーンヒーローが速いスタートで前に行ったため少し下げた位置で様子見。早くから手は動いたが、分が悪い切れ味勝負であったことを考えれば、頑張っているほうだろう。
15着 サクラオリオン
ほぼ最後方に近い位置での追走。直線は内目を狙うが、伸びを欠く。ローカル向きであることは否めない。
16着 ホッコーパドゥシャ
中団で流れに乗る。直線も頑張ってはいるが、さすがに相手が強かった。
17着 マツリダゴッホ
2番手で先頭を射程圏に入れての競馬。手応えは悪くなく、直線は先頭をうかがうが、捕らえきれずにパッタリ。速い時計勝負に対応できなかった。
18着 アサクサキングス
スタートは五分に切るも、2角で進路を失い後方へ下がり持ち味を出せず。速い時計も向かない。
今回は1000m通過タイムが昨年より1.1秒遅いにもかかわらず、同タイムでの決着。後半が非常にスピーディーな競馬になり、スタミナタイプの馬、一瞬の切れに欠ける馬には厳しい流れでした。ここは勝ったカンパニーが素晴らしかったと思います。