40年ぶりの不良馬場で行われた第76回日本ダービーは、2番人気のロジユニヴァースが優勝。鞍上の横山典騎手は15度目の挑戦でダービー初制覇。
レースはジョーカプチーノが大逃げ。とはいえ2番手のリーチザクラウンまでかなりの差があったので、リーチザクラウンが引っ張ったと言っていいでしょう。ロジユニヴァースは3番手でリーチザクラウンをマーク。1番人気のアンライバルドは後方から5,6番手を追走。4角でジョーカプチーノが失速。代わって先頭に立ったリーチザクラウンの内からロジユニヴァースが伸びました。最後は4馬身差をつけ快勝。皐月賞のうっぷんを晴らす勝利でした。なにより重い馬場が合ったでしょう。
2着のリーチザクラウンは皐月賞とは違い、馬群の先頭でマイペースでレースを運びました。正直馬場とCコースに助けられての2着ではあるでしょう。ただ力はある馬なので、次走は要注意ですね。
3着のアントニオバローズも馬場が向きましたが、状態が皐月賞時よりも格段に良かったですね。力のあるところは見せたでしょう。こちらも次走に注目です。
さて、ここまでクラシック2戦は、どちらも超ハイペース、不良馬場と、タフな競馬を強いられてきた今年のクラシック世代ですが、こういった厳しい競馬を経験してきた馬たちは成長してからかなり強くなりますからね。皐月賞、ダービーと2戦とも走った馬なんかは今後どのように覚醒するか注目でしょう。
全馬見解
1着 ロジユニヴァース
体重を戻す。皐月賞ほどではなかったが今回もやや静かな感じ。道中は3番手で2着馬をマーク。直線内に入れてからあっさり抜き去った。今回のような時計のかかる馬場のほうが合いそう。
2着 リーチザクラウン
こちらも体重を増やしての出走。気配は抜群。道中は離れた2番手できっちり折り合う。不良馬場は得意ではないようで、直線勝ち馬に交わされてからは一杯になる。それでも2着を確保できたのは馬場の要因が大きい。距離はやや長い。
3着 アントニオバローズ
気配は皐月賞時に比べると格段に良くなる。。道中は5,6番手を追走。坂下で一度先頭に立つも、内から勝ち馬にすくわれる。重馬場の影響か最後はフラフラしていたが、鞍上が絶賛する素質もまんざら嘘じゃなさそう。
4着 ナカヤマフェスタ
道中は後方の外を追走。終始外目を回らされたが、直線は大外から末脚を伸ばす。重馬場自体は特に問題なさそうだが、先行有利の馬場に嫌われた。後方待機馬が全く伸びを欠くなかで上がり最速。力は相当なものがある。
5着 アプレザンレーヴ
適度に気合が乗る。中団を追走し、3角で外へ。手応え良く4角を回ったものの、馬場の影響か思ったほど弾けず。青葉賞同様フラフラしていたし、距離がやや長いように思う。
6着 シェーンヴァルト
皐月賞同様後方から。前が止まらない馬場ながら、直線内から鋭く伸び上がり最速を記録。重馬場が合うのだろうが、力は通用することを示したと言っていい。
7着 ゴールデンチケット
3,4番手を追走。しっかり折り合う。坂下で伸びかかったが、坂を登り切って力尽きる。重馬場に少々脚を取られたか。
8着 マッハヴェロシティ
先団の内を追走。直線は伸びてこそいないが脚色は衰えていない。馬場が軽ければもう少し弾けただろう。
9着 トップカミング
道中は後方待機。3~4角で内から先団に取り付くも、直線は伸びを欠く。馬場の影響も大きいだろうが、青葉賞同様フラフラしていた。やや距離が長い感。
10着 ケイアイライジン
中団で前を見ながらの追走。直線外に出してからはまったく伸びず。瞬発力勝負では分が悪い馬だけに、この馬場で結果が出なかったのは、力負けを認めざるを得ない。
11着 フィフスぺトル
後方で末脚を温存。直線はまったく伸びず。距離というより馬場に脚を殺された感。さすがにこの馬場ではなすすべがなかった。
12着 アンライバルド
好スタート。先行しようとするも、他馬も速くやむなく後方へ。折り合いは悪くはなかった。直線は反応なし。切れ味勝負のこの馬にとってこの馬場ではどうしようもない。この一戦は度外視できる。
13着 セイウンワンダー
後方待機。4角で一度最後方に下がり、直線は大外に持ち出す。坂下で伸びかけたが、坂を登り切ってフラフラに。馬場は問題なさそうだが、距離がやや長いか。
14着 トライアンフマーチ
中団を追走。直線外に出すも馬群に沈む。馬場は苦手なわけではなさそう。いまいち敗因がつかめない。
15着 ブレイクランアウト
後方待機。直線はまったく伸びていない。馬場がこたえただろうが、距離も若干長い。
16着 アーリーロブスト
今までとは変わって後方待機策に出たが、結果的にこれが裏目に。直線は完全に沈んだ。馬場がこたえただろう。
17着 アイアンルック
気配は上々。道中は中団待機。4角で手応えが怪しくなり、直線で力尽きる。馬場が向かなかっただろうが、距離も長い。
18着 ジョーカプチーノ
装鞍所から落ち着きがなかった。返し馬でも口を割り、テンションが高かった。スタートから暴走気味に飛ばす。4角で完全に力尽きる。オーバーペースが主な敗因だろうが、距離も若干長い気がする。