突然目の前に暗澹とした世界が広がる

見渡す限り灰色で構成された静寂

進む先には赤い点滅が連なる

いずれは止まる事を余儀無くされる

果たしてこの一本道を

私は立ち止まる事が出来るのが...




曖昧でぼやけた意識の流れ
時間の間隔はゆっくりと間を伝う
感情を蔑ろにすればする程
過去の過ちを拾い上げてゆく


誰にも等しい苦痛はない

存在の意味を問う指先

自分自身を嘲笑う

消えゆく光の残像は

在りし日の姿が終焉を迎えた事を気付かせる...




私の悲しみや苦悩は

私だけのものでしかなく

お前の苦痛や虚しさは

お前だけのものなんだ


絶対的な共感や共鳴は

後にも先にも在りはしない


誰にも分からないんだ...




記憶に足を踏み外す

空虚に隠れた涙は陰

浮ついた幻影からの逃避さえ

許してくれないこの現実


それでも....


私の悲しみや苦悩は

私だけのものでしかなく

お前の苦痛や虚しさは

お前だけのものなんだ


この静寂の中で

この虚しさの中で

この孤独の中で

この現実の中で

お前にしか分からないんだ...