乾いた土に

この雨が染み込むように

この心に

涙は染み渡る



溢れる切なさを

抑えきれない感情は

頬を伝う涙を

止める術を知らない…




~命~



出来うる限りの

いやそれ以上の

努力を燃焼し

たった一つの

小さな小さな命の源へ

すべてをかける




もう一度あの笑顔を見れるなら

もう一度抱き締められるなら

その日を最後に

その身が果てようと

それで構わないという





粒羅な瞳を

無垢なる微笑みを

もう一度取り戻すために…








わずか9ヶ月前に高熱を出して入院。そのまま意識が戻らず、人工呼吸器無しでは生きられない小さな命。


両親は、病院ではなく自宅での治療を選択する。



機器を揃え、学習をし、我が子のために総てを投げ出して、24時間の看護を家族で行う。


絶対に希望を失わない。




気丈に笑顔を振り撒く母、覚悟を決めて戦う父、その二人をサポートする家族たち。


再び、あの輝く日々を取り戻すために。












午後の木漏れ日の中、小さいベッドの傍らで趣味の手芸をする母の姿。





いつでも側にいるからと、必ず守ってあげるからと、真実の温もりが、我が子を永遠に包み込む。







そのベッドの上には…


楽しそうに笑顔で微笑む、その子の似顔絵が飾られていた…。




お願いだから

時間よ…

止まってくれ…。