「バカな弟で本当にゴメンなさい」
最後、引越しの挨拶に義姉宅へ伺いました
そう言われて なんだか モヤモヤしていたものが一気にスッキリしました
義姉には本当にお世話になり、感謝しています
あの人と血の通った姉弟とは思えないほど
律儀で道理があり、美しい方でした
彼は自分をマザコンだと、義姉は彼をシスコンだと言っていました
私はどちらでもない、ただのナルシストだと思ってますが
モラルのある義姉に言われた言葉で、ハッとした事はいくつかあります
やっぱり、育ちだな~と思う事も
彼が家を出て、隣の実家暮らしに不満タラタラの時
「なんで俺があんな所に住まなきゃなんねーんだよ」
(じゃあ、何?自宅で不倫する気か?)
心の声を抑え
「自分の実家なのにね」
そう言うと、話し合いに立ち会った義姉が突然口を開き
「ここは言わせてもらうよ、あんなとこ実家じゃないよな」
穏やかな義姉の口調にも驚きました
そして、家賃を払えと言われた時の相談には
「よく考えてみて、私は娘よ、〇〇さんは嫁よ」
家賃を払ってないのはお互い様でした
姉からの助言で家賃なしで、固定資産税を支払う事になっていたのです
ですが、義父は、息子が出て行った後、孫と嫁に家賃なしで住ませる気はない、と…
「あんなとこ実家じゃないよな」とキレた姉が
まさか、私はいいけど、貴女は違うのよ
なんて解釈をされるとは思いませんでした
お義姉さんの言葉がなければ、まだ居座ったかもしれません
でも、まぁ、結局、あそこは完全なアウェーで
私は「嫁」と認められず、あの子たちは「孫」とは、誰も認めてくれなかった
それから引越しの日まで義姉とは距離を置いてきました
あそこを出る事はもう決めた事、だったらスムーズに事を運びたかったし、もう煩わしい事に時間をかけたくありませんでした
義姉夫婦に引越しの挨拶へ
母が用意してくれた御礼の品を持って
「バカな弟」
その言葉、本当に…そう思います
抑えていた涙が、悔し涙が
込み上げてくるのを抑えられませんでした
引越しを決断させてくれたのは義姉で
引越しのわだかまりを取ってくれたのも義姉でした
もう、無縁の人に
最初から縁などなかったのか