まずは…
とりあえず、前のエボⅤが標的
新型インプと、このエボⅤはドライバーは女性
女性と言っても運転暦は長いし、腕は一級品。
抜くことは容易ではない。
言っちゃ悪いけどさぁ~
こんなことしていないで、早くお嫁に行ったほうがよいと思うんだけど(笑)
ブレーキングで差をつめようと思っていたけど
思ったほどつまらない
ヤバイっ! タダメシどころかこのまま終わりそうな感じがする。
このままだと、ヒルクライムとは言えオイラより3人速いやつがいる
チーム内のランキングが下がってしまう。
なんて思っていたら、オイラが限界のブレーキングをしているのに
エボが、さらに上を行く
「いくらなんでも無理だろう」
サイドを引いて、ドリフトしようとしているのか?
違うっ!明らかにオーバースピードだ
アンダーを出した瞬間に抜けた
尻を突っつかれて、プレッシャーでもあったか?
オイラの場合は、お尻大好き人間だからなぁ~(笑)
らっきぃ~♪
これで、ポディウム決定だっ!
よっしゃっ! タダメシまであと2台
くそっ! 嵌められたっ!
駐車場からの出発は、結局ビリ…
謀ったなっ!リーダー!(byガルマ)
上等じゃないかっ! 全部抜くぜっ!
ありえないような速度で、一般道を走る
とりあえず、ホームまでは数台抜く
ナビ席をみると、Aちゃんがフリーズしている(笑)
何か言われると集中力がなくなるからフリーズしてもらったほうが良い。
ホームのヒルクライムに突入する…
前に走っているのは…
32とインプとエボⅤの3台のはず…
全部幹部の連中…
と、言うかこのレベルでは、着いてこれる若いやつらはいないだろう
コーナーの出口と、次のコーナーの間で見えたっ!
トップは32のリーダー
次が、オイラが2連敗した新型インプ
3~5秒遅れて、エボⅤ
さらに、5秒ほど遅れてオイラ…
トップまで10秒前後か…
先頭の2台はバトル中だしタイムは落ちるはず
追いつけないタイムではないな
絶対、ただ飯を食うぞっ!
え゛ー ここから使うのかよっ!
リーダー曰く…
「少し時間早いから、頂上(うえ)まで一回行ってみる?」
「おーっ!」(オイラ以外)
まぁ、付き合いは大事だししょうがないか…
なんて思いながら車に乗る
Aちゃんも、もちろんオイラの車で来たのだからナビ席に座る。
「ネタは落ちていないからね」と言いながら助手席を見ると…
隣に停まっている合コン参加メンバーが4点ベルトを締めている
ここから使うのかよっ!
見てはいけないものを見た感じで、自分の眼を疑いながら右側を見てみる
やはり、4点ベルトをしている
4点ベルトをするということは、いきなりマジ?
確かにホームの頂上まで行くとは言ったけど…
行くまでがバトル系?
そんな時に携帯がメールの着信をする
「トップが無料、一番ビリは、支払いが倍ね」
え?行きたくない合コンに行かされ、ビリになると支払いが倍?
嘘だろっ!
「Aちゃん4点してっ!」と言う
「はぁ?」とAちゃん
「いいから、早くっ!」
トップの人たちは駐車場から出て行く
完全に出遅れたっ!
ヤバイっ! 倍払いは絶対に嫌だっ!