ヒロと、取り憑かれたように、

重なり、ひとつになる、日々は、続く


ミーと別れて、2カ月が過ぎた時

ミーから、電話が来る。

 嫌な予感。綺麗に別れたはず。

そう思っていたのは、自分だけ?

あの日、ミーは、賭けにでていた。

これを狙い、会う日も指定していた。

わたしは、当時から、純粋に子供が、

好きだった。

 生理が、来ないと。

   頭の中が、 真っ白になる。

そして、後悔あの日の行動に対して

そして、憎悪が、沸き起こる。

仕組まれた、ウソを、つかれていた事に



取り急ぎ、会うことにした。

 待ち合わせ、車内で話し合う。

双方の結論は、既に出ている。

交じりあう事の無い答。

口調が、荒げてミーを、攻め立てる。

剃毛願いの話を、盾に 攻め立てる。

介される、言葉、無意味な行為のはず

そんな事しても、離れていったはず。

図星、きっと、剃毛されても、ヒロを

選んだ。それを利用し ヒロの元へ

行ける、それが、わたし。

見抜かれていた。 だから、ミーは、

賭けにでて、優位にたつ。

 その駆け引きに負けた、わたしは、

怒号を、ミーからも、これまで聞いた

事のない、言葉を、発してきた。

突然、ミーが、前のめりに、問い掛け

返事なし、気絶している。

あわて、声をかけるが、返事なし。

どうやって、行ったか記憶にないが、

ヒロの自宅から、1km圏内の病院へ

ミーの母親に連絡を入れ、3ヶ月振りの

再会、わたしと別れている事は、把握

していた。2カ月の間の生活の様子を

聞かされていたが、頭の中には、入って

来ない。意識が、戻り、わたしは、

病院を、去り ヒロの元へ。

今日の事は、話せない、話す必要がない、

と判断したが、流石にヒロとつながる

事はできず、ヒロに疑念を与えた。

翌日、見舞いに行く。

話す内容が、見つからないまま

時間だけが過ぎ、病院を、後にする。

それから、連絡もせず、連絡も来ないまま
1カ月が、過ぎたころ、ミーから、電話が


2週間程前の深夜に、腹痛が、起こり

下腹部から、おびただしい量の出血が、

あり、流産したと言う。有り得ない話

だが、ホッとしてしまう。 

 供養を、してあげたいから、同行

してほしいと、ゲスなわたしは、

これで、本当に最後なんだと安堵し

それを受け入れ、供養を、した。

 診断書を、観たわけでも、母子手帳も

見せられていないが、信じる事にした。

それは、完全にミーと終われる、証

もう、攻められる事は無いと確信した。