色々なことがあって
色々な現実が見えてきて
なんか嫌になってきた…
別にすぐ仕事辞めようとは思ってないけどさ
オイラは店長に連れられて
遠い店から今の店に異動してきた
いわゆる「引き抜き」である
普通、引き抜きで異動する人は
ベテランで優秀＝店長の片腕となって
働く人…と相場が決まっている
周りの誰もが
そりゃ店長が連れてくる訳だわ〜！
と認める人材である
それに対して…
オイラは異動のオファーを受けた時点で
業界未経験→入社1年未満
担務は学生バイトとほぼ同じ
という状態である
↑
普通、こんな奴を連れて行こうと考える
アホな店長はいない
オイラでさえ
「んなアホな…」と思うほどである
要は「異例すぎる」異動だった
そんな「オイラ＝ヒヨコ🐣」なもんだから
そりゃ街中店の社員たちから
注目されてしまう
おまけに見た目も
なんかフワフワした
年齢不詳の「学生みたいな奴🐣」だしね
複数店舗を巡回する美容部員社員からも
「えっ？ ここ来たの！…w」と驚かれた
実際「店長に口説かれたんか？」と
ズバリ聞かれたくらいである
（男女のアレの意味ではない）
↑
その人には
「んー、なんか人手が足りないって…」
（と言われました）と
困惑した表情で答えておいた
まぁこれは事実だからね
こういう状態だから
街中店の他の社員たちから見て
オイラは「謎すぎる奴🐣」である
しかもオイラは押しの強い
「やり手」オーラのある
エネルギッシュな人間ではない
むしろ地味で
ふにゃ〜っと笑っている
平凡な「真逆のキャラ」である
そこもまた
街中店の社員たちから見て
「掴みどころのない謎の奴🐣」なのだ
ただ、社員の中で一人だけ
オイラが「かなり細やかな接客をする」
ことに気付いてくれている方がいるけどね
（彼女は美容部員正社員で
非常に真面目で前向きな性格
きめ細やかな接客をする人である）
まぁでも
普通の他の社員は気付かないよね…
オイラが（自分で言うのもなんだけど）
「客ウケがいい」ってこと。
いつも明るく朗らかに
真面目に心を込めて
かなり丁寧に物を扱いつつ
猛スピードでレジ＆接客しているのを
常連さんたちは知っている
お客様は「目の前で」
オイラの手の動きを見ている
オイラの言葉掛けを聞いているからね
あと、オイラは「袋詰め」も
「丁寧」で「上手い」ほうなの
決して適当に詰めていない
重い物、固い物、柔らかい物、
冷蔵や冷凍の物、傾けてはいけない物、
それらを極力
「ベストな状態」に保てるよう
よく考えながらテトリスのように
素早く丁寧に詰めていく
他のレジ担当なら2袋いく量でも
オイラだと1袋で
なんとか収まることが多い
しかも中身が潰れていない
お客様に「上手いね〜！」と
驚かれることもよくあるんだわ
冷凍や冷蔵のものは
なるべく分散させずに寄せて入れている
だから、お客様が家に帰って
冷蔵庫に食品を移す時に
アイスや冷食が溶けていない
冷蔵のドリンク類も冷たさを保っている
これはお客様にしか
本当に分からないことだからねぇ…
あと、お釣りを渡すときも
ちょっと工夫をしている
この店はカルトンを使わない
直接手渡しするスタイル
オイラ、お客様の手から
硬貨がこぼれないように
渡すのが上手いんだわ
さりげなく工夫してるの
お客様の手の大きさや
財布の形（長財布、二つ折り、小銭入れ等）
によって
お釣りとレシートの渡し方を
一人一人に合わせて微妙に変えている
コンマ1秒未満で判断し変更しながら
細やかな接客をしているんだよ
で、お客様から見ても
硬貨の枚数が見やすく
お財布にサッと入れやすい形で渡している
だからお釣りを渡してから
お客様がレジを離れるまでの時間が
他のレジ担当に比べて圧倒的に短い
お客様はレジで
後ろに次の客が並んでいる状態だと
「モタモタしたら悪いなぁ…」と
サッとお釣りとレシートを財布にしまって
早く立ち去りたいと思うでしょ
その小さなストレスを軽減させるように
工夫してるんだよ
そういう
「お客様だけが気付いてくれている」
小さな技術がオイラにはある
レジ打ち仕事の経験のあるお客様の口から
「細かすぎる…」という言葉が
ポロッと漏れる程にね
そんな常連さんたちは
（オイラのレジの時だけ）
レジ打ちの間に「これも！」と言って
大急ぎで近くの品物を取って
カゴに追加してくださる
オイラがレジに入ると
レジ周辺の商品の売れ行きが良い
（品物の減りが早い）
おかげで厄介な客からの風当たりも
（オイラには）比較的弱い
ベテラン社員から
「あのお客さんって、本当いつも嫌味！
猫河さんにも当たりが強くない？」
と言われても
オイラには…そうでもないんだな（真顔）
店員に文句をつけたい客に
文句をつけさせる隙を極力与えない
細やかで完成度の高い仕事をしているから
結果そうなってる
そのことに
他の社員たちは気付いていない
でも…おそらく…
美容部員正社員のBさんだけは
それに薄っすら気付いてくれているのよね
（Bさんは周りを非常によく観察する人）
そういう
「オイラのことが好きなお客様」が
前任の田舎店でも今の街中店でも多いのだ
これがオイラの
「地味で目立たぬスキル」でござる
まぁ店長がどこまで
それに気付いているかは知らんけどね
（客ウケの良さに気付いている程度だろな）
だからオイラは
他の社員たちから「誤解」されている
「にゃんこは店長のお気に入りだから」
「レジくらいしか出来ない🐣の癖に」
できる仕事（業務の範囲）が少ないのに
店長に気に入られているのは
「🐣が取り入っているからじゃないか？」
と勘繰られてしまうんだよ…
ってか、周りから「そう思われているんだ」
と決定的に分かってしまった瞬間が
つい最近あった
あの二人は裏で通じ合っている
「すっごい親しい仲」なのだ、と…
馬鹿野郎…
んな訳あるか！💢
実際は全然そんなこと無い
だって店長も私も
地味に黙々と仕事するのが好きで
「水を向けられれば話しますけど…」
という不器用タイプなんだから
仕事以外の話なんて殆どしない
稀にごく短時間だけ雑談するにしても
相手の個人情報を
サクサク聞き出すようなタイプではない
どっちも滅多に
相手の領域に踏み込んでいかない
＝ややコミュ障気味な方だ
相手にこんな立ち入ったことを
聞いちゃっていいのかな？って
躊躇してしまうタイプ
二人とも…良くも悪くも
「話が拡がらない」奴なんだなぁ（苦笑）
だから余計に周りから怪しまれる
「あの二人、どこで通じ合ってるんだ？」
ってね…（絶句）
店長と通じ合ってる？
いや、通じ合ってないです！ 全く。
仕事以外の接点…無いです…マジでゼロ。
オイラ、店長の個人情報をほぼ知りません
ただお互いに
「静かに相手を観察する」タイプってだけ
お互いの良さに気付いていて
信頼しているだけだよ
これ以上無いってくらい
薄〜い塩味の非常にクリーンな関係
なのに、どうして…（哀しみ）
まぁオイラは「あんな🐣のくせに」って
思われても仕方が無いよ
実際、年季も足りない、仕事の幅も少ない
他の社員からは決して
口八丁手八丁のやり手には見られない
むしろ、トロくて抜けている
見た目年齢不詳の冴えない奴だもの
おまけに全く美人でもない
だってメガネかけた信楽焼の狸だもんね
そりゃ周りは「何で🐣が？」って思うさ
「アイツ🐣が裏で店長に取り入って
ここに連れてきてもらったんじゃね？」と
思われても仕方ないポンコツだよ
でもさ、店長のことは
そういう目で見ないで欲しいんだわ…
周りの社員が
二人をそういう目で見ているってことは
店長にもそういう「好奇の目」が
向けられているってこと
それが私には耐え難い
店長に申し訳なく思う
貴女方はこの店長を何だと思ってるんだ？
この人は本当に
いつも「どの社員にも平らか」で
きちんとリスペクトを持って接してくれる
「実に細やか」な人だろうが
こんなに「どの社員も大切にする」
上司なんて他にいないだろ？
一生のうちに1人出会えるかどうかって位
素晴らしい上司だわ
出会えたらもうそれだけで
「人生の財産」と言えるくらい
貴重な人なんだぞ
貴女方には何故それが分からないんだ？
この人の凄さが
どうして分からないんだ？
この人めちゃくちゃ「人徳のある」人だぞ
（だから46歳の転職でさえ短期間で
パッと掴み取れたんだよ←マジで凄い）
貴女方が思ってるような
底の浅い人間じゃないんだよ！
ただの穏やかな人だと思ってるんか？
みんなには穏やかな顔して
裏で1人だけ🐣依怙贔屓しているような
油断ならない奴だと思っているんか？
マジでふざけんなよ…💢
この人はそんな裏表のある人じゃねぇよ！
こんなに誠実でクリーンな上司が
他にどこにいるんだ！
貴女方には上司へのリスペクトが足りない
オイラがポンコツで呆れられていても
店長の人となりを見ていれば
この人の素晴らしさが分かるだろうが
上司に一定以上のリスペクトがあれば
そういう下衆の勘繰りはしないだろ？
貴女方はオイラを軽く見てるだけじゃなく
同時に店長のことも軽く見てるんだよ
この人を見縊ってんじゃねぇよ！
それがマジで許せなくて…
ふざんけんな馬鹿野郎
もうさ、本当に溜息が出る
泣けてくる…
こういう「俗」な人間の方が
世の中圧倒的に多いのは分かってるよ
だから哀しくなってしまうんだ…
悔しいんだよね
でもオイラは
こういう人たちの中で
これからも働いていかなければならない
さりげなく
でもしっかり一線を引きつつ
この職場の皆さんとま〜るく穏やかに
当分の間は働いていきたいと思っている