昨日はクリスマスでしたね!ということで、
現在猛烈にはまっている海外ドラマを紹介したいと思います!(唐突w)
タイトルから見てわかるように医療ドラマ・・・ではありませんのであしからず
端的に言ってしまうと「ドクター」と名乗る地球人そっくりで長命の異星人がコンパニオンと呼ばれる
仲間を連れて(基本地球人の女の子)ターディスと呼ばれるボックス型タイムマシンに乗り
過去は紀元前から未来は地球最後の日、宇宙の果てから地底にまで旅をするというSFドラマ。
英国営放送BBCで1963年から放送開始というから驚きギネスにも載る世界最長SFドラマです。
なぜ『ドクター・フー』かというと、彼の本名が地球語では発音できないから便宜上ドクターと
名乗っているわけですが、「Who are you?(あなたは誰?)」「I'm DOCTOR(僕はドクター)」
「Doctor Who?(ドクター誰?)」という会話が毎度繰り返されるからwちなみに彼が賢く偉大で
地球に数多く影響を与えたため、お偉様(医者や博士)がドクターと名乗るようになったと裏設定付。
勿論こんだけ長いわけですから俳優も制作陣もその都度変更しています(特に2005年からは
リニューアルして新シリーズという位置づけ)日本でいうところの仮面ライダーや水戸黄門的番組。
新シリーズで説明するとシーズン1・2~4・5~7・8~10・11~(放送中)と主演が変更されており、
基本情報(宇宙人がタイムトラベルする)さえわかってれば頭からなら話に入れるようになっています。
ただ、他の長寿番組と異なるのがシリーズ始まる事に心機一転リブートされるわけではなく、
シーズン1から(もっと言うなら旧作から)一連の流れとして話が続いているという事。
可能にしているのがドクターの性質なのですが、彼はタイムロードという人種であり
瀕死の重傷を負うと別容姿&別人格に生まれ変わる(中の人でいうなら俳優が変わる)
だから主役が変わっても永遠に話が続けられることが出来るといわけで、上手いこと考えているなぁと。
新シリーズのドクター達。真ん中が現在のドクターで、初の女性ドクターです。
左から9代目、11代目、13代目、10代目、12代目。一番人気はイケメンドクターな10代目。
一見ポリスボックス(イギリスの交番)に見える箱がタイムマシンの“ターディス”
中は自分が思い描いている一番大きな旅客船の数十倍は広いとされ、
見かけ(外見)に比べ中の広さにビックリするのもお馴染みのネタです。
このターディス(タイムマシン)は意志を持っており、思い通り動いてくれないことも暫し。
危険を察知して勝手に飛んで行っていったりも。ドクター達を置いて(笑)
姿を変え、性格も変わりながらも1000年以上生きているドクター。
変わらないのは、彼が人間を愛しており(時折こき下ろすけれど)地球を愛していること。
故郷の星を戦争で失い、同胞も自分を除いて全員死んでしまった。そんなドクターですから
暴力を嫌い頭脳で物事を解決し、どんな相手に対しても基本的に慈愛を示す。基本は。
この基本というのが肝で、普段は何事にもいつまでたっても子供みたいに興味津々で
お茶目な態度をとるドクターが、たまにゾッとするくらいの冷酷さを示す。
さらに、こんなにも年を重なているのに(むしろ重ねているからこそ)独りで過ごすが怖く、
誰かしら旅に誘っては別れの繰り返し。そして孤独感を深めていくのがドクターの魅力でもあります。
その旅のお供がコンパニオンと呼ばれるパートナーたちなのですが、彼らがまた魅力的で。
得体のしれない異星人とタイムトラベルに出ようというわけですから基本勇気と機知に富んでおり、
危険な時はドクターに助けられますが逆に命を懸けて助けたりもしています。
9代目~12代目のコンパニオンたち。一人だったり複数人だったり。淡い恋愛感情抱いたり、
兄弟や親子、師弟や悪友的関係だったり。中には何代にもわたって関わる人も。
現在は3人。うち血縁関係だったり幼馴染だったりするので今回は家族的要素が強い。
とはいえコンパニオンは基本日常を生きる人間。ドクターとの旅は刺激も強く魅力的ですが、
ドクターが永遠とも思える時間を生き続ける以上、いつかは日常に帰らなければなりません。
非日常、つまりドクターとの別れを告げて旅を終えるシーンはいつも切ない気持ちになるのですが、
もう一つ忘れてはならないのがタイムトラベルには危険が付き物だということ。
実は平穏にターディスを降りられたのはわずか。パラレルワールドや過去に飛ばされたきりだったり
人でない存在になってしまったりと、バッドエンドとまで行かずともビターエンドになってしまうことも。
中には本当にバッドエンド(つまり死)を迎えてしまったコンパニオンもいたり。
ファミリー向けなのでどの別れも穏やかなものですが、そんなほろ苦さもこの番組の魅力の一つです。
続いて番組の内容に対する紹介です