月組バウ『Sainte♡d’Amour』感想① | ★F**kin' Perfect★

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徒然なるままに、つらつらと。。。

先日ちゃぴちゃんバウ『愛聖女』観てきました!

 

ちょうど行った日は月組DC組が休演日という事で、すーさんとなつこさん、その他下級生。

そして、花組のみりお君、ゆきちゃん、たそ、柚カレー君、その他ちらほらと。

すーさんもですが、特にみりお君はちゃぴちゃんと縁深かったのもあり、

終演後は目にうっすら涙を浮かべておられてて。そういえばちゃぴちゃんが

最後にバウに出演したのが『アリスの恋人』。二人の絆を感じましたしょぼん

 

そんなこんなのバウもあっという間に今日千秋楽。

まぁMSの日程を思えばずいぶん余裕のある日程ではありますが、

この公演が終わってしまうともうカウントダウンなのかと思うと切ないしょぼん

大雨の影響で出演者は勿論スタッフさん、そして観に行かれるファンの方

皆大変とは思いますが、どうか無事幕が降りますように、、、

 

 

といことで感想。ネタバレもありますので今日の楽観に行かれる方はご注意をば注意

 

正直なところ、ちゃぴちゃんが踊りまくるダンスコンサートが観たかったってのはあります。

それこそ桐生そのかさんがやられてたやつとか、もっと遡れば風花さんとかの

バウコンみたいなかんじ。当代でもきってのダンサーですし、次回作では

『エリザ』ということで、踊るシーンと言えばフィナーレのデュエダンぐらいしかない。

もうあの踊りを見ることはないのかと思うと、切ない思いに駆られます。

 

一方、ダンスシーンはこれまでにも何度も観てきたので、今までにない彼女を

見てみたかったという気持ちもあり。特に後半期は“39歳と39か月の女優”だったり

“男装”だったりと幅広い役をこなしてきました。こちらも同じく次作は大作の

役どころとは言え(光栄なことですけど)「どんな役かはわかっている」というのもあり。

そんな彼女が“新たな役”としては最後にどんな挑み方をするのか興味もありました。

 

、、、まぁ一番の解決策はマイティバウとかのように1幕がお芝居、2幕がダンスと

分かれてたら良かったかもですがあせる内容的にもそこまで深く掘り下げるような物では

なかったというのもあり。ちょっぴり残念な気持ちもなきにしもあらずです。

 

 

そんなこんなで脚本について。(『エリザ』が残っているけれど)これまでの

集大成的作品、或いはここまで月組を支えてきたえてきたご褒美的な位置づけ、、、

なのかと思いきや、ただの“サイトーの犯行”だったこの作品汗

 

最近のサイトー作品は「ちょww」って思うことは少なかったのですが

(まぁ『MyHERO』観てないからかもですけど)斎藤先生の趣味全開、

そしてところどころ悪いところも垣間見えたりですダウン

 

内容は何とも若手バウ作品かのようで(特に1幕)ちゃぴちゃんのプレサヨナラであり、

何十年かの娘役主演のバウがこの作品で果たして良かったのかどうかが疑問。

昭和臭い笑いのとり方に(ハイミスや〇ゲ等)ダーイシ作品かと見間違う下品なネタ、

それ著作権大丈夫?なパロディと(カ〇コンはともかく任〇堂はヤバイ)

あまりにコメディに走りすぎなのは一歩置いていかれると寒くなってしまうガーン

 

あと個人的にですが、ナレーションを入れるのがあまり好きではない。

説明くさくなってしまいますし、舞台の間も悪くなってしまう。観ている側の

思考の行間が埋まってしまうのありますからね。最近だと『桜華』もそうでしたが、

そういえばこちらのほうもサイトー先生だったわとも。

 

2幕ではあまりにご都合主義的展開はあるものの、(一体何度太陽爆発

起こってるねんとも汗)ウルっとしてしまうところもあり。

もう少し2幕のテンションで1幕を作ってほしかったなぁというのはあります。

 

脚本上で勿体ないなぁと思ったのは、敵役ポジとしてヘンリーという人物がいますが、

折角ジャンヌの宿敵の名前なのだし「憎きヘンリーめ!」というセリフもあったので、

中世の時代にもヘンリー王を出せばよかったのに(というか、もうちょい

“本物のジャンヌ”と中世時代を回想でも良かったので書いてほしかった)

シャルル国王と現代のシャルルは出てくるので(同一人物が演じて)

もしかしたらカットされたのかなというのはありますが。

 

 

コンセプトは決して悪くないんですよね。娘役が主人公というも当然ですが、

その主人公が全く色恋ごとに絡まない。淡い恋心すらない(周りは恋ボケがいますが)

物語を動かしつつ傍観者でもある。こんな公演でなければなりたたなかったでしょう。

 

また題材もいい。観た目のトンデモアイドル風に騙されそうですが(笑)

ジャンヌは芯がしっかりとしたぶれない人物であり、大変魅力的でした。

そして脇を固める人物も魅力あふれているし、何より演じている組子の

技量には感嘆する。(まだ品をとどめているのは一重に組子の努力だろうなと汗

 

特に今回3組に分かれていますが、研1生まで本当に芝居が上手くて舌を巻く。

次作が大作ですが、今から合流してどんな作品に仕上げてくれるのか楽しみにしてますアップ

 

そんなジェンヌの頑張りと最後はウルっとくる展開、ちゃぴちゃんのプレサヨナラ公演、

そしてフィナーレの演出で観劇後は観て本当に良かったと思いつつ。

もし全く同じような内容でも違う先生(小柳先生とか)だったら、、、なんてショック

 

 

続く右矢印