★F**kin' Perfect★

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徒然なるままに、つらつらと。。。

お越しいただきありがとうございます!!

当ブログは主に宝塚星組紅5(たまに海外ドラマ)の愛を叫んでおります。


アメンバー申請は受け付けておりますが、今まで絡みがないかたはご面倒ではありますが

申請の旨と「○組の誰がすきです~」「▲▲みて嵌りました~」でも「宝塚に興味あります」でもいいので

何か一言頂ければと思います。

ブログコメントやメッセージで宝塚愛を叫んでいただければ、承認させていただきますm(_ _ )m

業者と分かる方は、お断りする場合もございます。ご了承ください。

地上波で雪組生の美しさが全国にお披露目されましたラブ

まぁ深夜の時間帯なのが残念でしたが、今の時代リアルタイムで

テレビを見る人も稀ですし、Tverで何日間か見返しできますしね。


ゲストが山里さんに近藤春菜さんとガチ宝塚ファンなお二人。

二人のトークに「わかる!」といちいち頷き。


惜しむらくは、もう少しジェンヌさんのお話を聞きたかったかな。

どうしても番組的には山ちゃんやハルナさんが回す方が良いのでしょうが、

地上波に出るとステレオタイプなジェンヌ像が求められるところ、

オンオフのギャップもジェンヌの魅力と思いますので、

いろんな機会でお見えする機会があれば良いのにと。


とはいえ、変に茶化す内容じゃなくて本当に良かった。

山ちゃんとハルナさんの宝塚愛も溢れてましたし

なりよりジェンヌさんが緊張しまくってましたからね。あれで良かったかも。


そんななか、あーさのトップに必要な条件と聞かれた時に「根性」と答えたのが

なんともあーさらしい。色んな言葉がよぎったでしょうに、

間髪入れずにこの言葉が出てきたところも地頭が良いのだろうなと思いますし、

真面目に直向きに芸事に向き合ってきて、それでも最後は根性なんだろうなと。

多分他のトップさんに聞いてもこの言葉なうなずかれるんじゃないでしょうか。


5組のトップスターの映像もあり、久々の帝王の姿も拝むことができ(笑)

2回目の放送も楽しみにしています!

いよいよ公演も残り1週間切りましたね!

長丁場と思っていましたが、すぎてしまうのはあっという間。

 

そんなこんなの続き右矢印続いてショーのお話。 の前に、少しお芝居の感想を追記。

 

お芝居の感想で『桜嵐記』がよぎるという話をしましたが、2回目見ると不思議と

よぎらなくなるんですよね。ちゃんと『蒼月抄』として見ることができる。

お話も勿論思うこともあるのですが、ちゃんと自分の中で一旦消化してるからか、

頭の中で色々補完しながら平家物語の世界観に浸ることができました。

まぁそれでもオギヨチャはどうしてもよぎっちゃうのですが(笑)

 

平家入水について。今まで不思議に思っていたんですよね。

武士の死因として入水が珍しいのと、なぜ討ち死にじゃなかったんだろう?

平家の人たちが最後は逃げにいってしまった、そんなイメージを持ってました。

 

でも違うんですよね。最後まで闘い抜いて、もうこれまでとなった時に

敵に亡骸を渡さないために海に身を投じた。

ボロボロになって、もはや死に体なのに闘い続けた教経と知盛の姿に、

初見時以上にもう楽になっていいんだよという気持ちになりえーん胸を打ちました。

 

さて、あの時にいた武将たち。全員が入水で亡くなった方いうとそうじゃないらしく。

その筆頭が、はなこちゃん演じる宗盛ガーン一説によると、泳ぎが得意で

入水したものの泳げてしまった為に捕えられてしまったとか。

勿論総大将のため、その後は息子共々首を刎ねられてしまったそう…

 

紅羽君演じる盛国も捕らえられましたが、処刑は免れてます。

が、平家に殉じ食断ちをして餓死による自害をしたそう。壇ノ浦に沈まなくても壮絶。

和君演じる時忠も捕らえられるも処刑は免れて配流。

こうしてみると、全ての武将が壇ノ浦に散ったわけじゃないんですね。

 

と思いきや、龍季君演じる忠度は一ノ谷で討たれてたし(壇ノ浦にいたのは亡霊!?)

南音君演じる頼盛は都落ちせず京に残り、鎌倉側についたとか。

こうやって追っていくと、平家武者の運命もそれぞれですね。

 

今回観て改めて思ったこと。

・やっぱりまる君演じる知章の最期は涙なしに観れない叫び

・歩くのもしゃべるのもやっとな瀕死の重傷を負った教経。

一晩寝たら大丈夫と言っていたけれど、本当にぴんぴんしてるw

・教経?の亡霊が操っていた船に乗ってた四条局と後高倉上皇。

亡霊が消えたあと、二人で船を漕いだんだろうか叫び

 

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ショーの『EL DESEO』

タイトルのセットがないのは『VIOLETOPIA』と同じくですね。

指田珠子先生のラテンショー。ラテンショーといっても勢いでおす暑苦しいw感はなく、

どちらか言ったら薄っすら暗く、湿度感が高いショーとなっています。


今回でショーは2作目となりますが、指田先生の独特な世界観と言いますか。

それぞれのシーンがなんとも余韻を引きます。

また『VIOLETOPIA』より変化球ではなく、ショーとしても見やすい作りに。

中詰の色彩豊かさな衣装は指田ショーあるあるになってくるんですかね(笑)


また元々お芝居の演出をされているからか、セットがお芝居ちっくといいますか。

凝った造りで見応えありです。(何もない人は本当に何もないから…)


『竜の宮物語』を生で見た時にその世界観にガッツリやられたのですが、

その後の作品を見るに個人的にはお芝居よりショーの作品の方が好きかも。

少しオギー味も感じられたりします。



場面ごとの感想は続きで右矢印


先週、久々の花組、そして宙若手バウ『 Beautiful SKY!!』の梯子をしました!

花組公演の感想途中ですが、いったん宙バウの感想をば。

 

若手バウといえば直近では月バウがありました。あの時は樫畑先生でしたか。

ポスターこそ月バウと同じく、若手バウでよくある歌やダンスで役者一人一人に

スポットを当てた公演かと思いましたが、蓋を開けたら1幕はがっつりお芝居で

2幕はそのお芝居に関連したショー仕立てという構成。

同じような感覚で観に行くと少し面食らうかもしれません。

 

ただお芝居力というのは歌ダンス以上に「人前で演じる」ことが大事と思いますので、

どうしても経験値が薄い若手のバウでお芝居を持ってくるのありかもとも。

事実、歌やダンスとなるとこんな上手い子が若手でいたのか!となるけれど、

なかなかお芝居となると経験を積んでいる組子と他の若手との差が顕著に感じました。

 

そんなこんな。3組のアーティストたちがそれぞれの葛藤を抱えながら

パリ万博を目指す。2幕は、その万博中の出し物という作りに。

奇しくも今上映中の『パリに咲くエトワール』にも通じるものがありますね。

 

ひばりちゃん演じるイサドラ・ダンカンと嵐之君演じる富豪のシンガー。

梨恋ちゃんが演じるロイ・フラーと真白君演じるパトロンのルイ。

成君演じる宝塚お馴染み川上音二郎と花恋ちゃん演じる貞奴。


3つの独立したオムニバス形式で話が進んでいくのもスター制ある宝塚では珍しい。

若手バウだからこそできる挑戦かもしれませんね。

どの話も三者三様で女性の躍進を描いているのも面白い。

(そして、その相手の男性陣にうーんとなるえー


ただ、どうしてもオムニバス形式かつ少人数で話が進んでいくので、

通常の若手バウより各々出番が少ないのが、せっかくの経験つめる場なのに残念かも。


2幕のショーの部分は各国のショースタイルで見応えあり、あっという間に時間が過ぎ。

と思ってたら、30分だけのショーなので物理的に本当にあっという間だった汗

どちらかいうと1幕がずっとトーンを落とした場面ばかりでしたし、

各場面が少し冗長に思えるので、もう少し短く収めた上で

2幕の若手バウらしく溌剌とした場面を長めに見たかったかもです。


若手バウらしさといったら1幕ラストがHipHopでしたが、場面としては良かったものの

少し全体の雰囲気としては合わなかったかな。もう少し巴里万博の世界観に合わせるか、

それか冒頭がジャズの起源ということでアフリカンダンスだったので、

締めとしてフィナーレの前に持ってきたら収まり良かったかも。


それにしても、宝塚アフリカンダンス好きですねぶー

今回長のるるちゃん。どちらかいうと月組の方が馴染みあるので

ほたるちゃんの方がよく見ますが、ほたるちゃに負けず劣らずの

身体能力なんですね!アフリカンダンスも見応えあり。そんでもってかわいいラブ

前回の月バウほどよりは長の期の出番が少なかったのですが、

それでもたくさん拝めて嬉しい限りニヤリ


似ているといえば、ちなつ君にでお馴染みの波輝君。

ちなつ君に似てるからという理由で追いかけ始めましたが、

身体能力の高さたるや!今回もいろんなシーンでその身体能力を発揮し。

お芝居も良く、今後の活躍が楽しみなジェンヌさんです。


ダンサー繋がりで結沙ちゃん。元気溌剌としたダンスに元気をもらいました。

バレエのシーンでは足先まで美しくぶれないピルエットも流石!

バレエのことあまり知らなくても観ていて本当に気持ちの良い踊りっぷりです。


あまり存じ上げなかった梨恋ちゃん。

今回ヒロインの1人に大抜擢!ダンスも芝居もできる子なんですね。

何より2幕のサーペンタインダンス一人踊りは圧巻の一言でした。

サーペンタインダンス、今回宝塚で行われたのは初でしょうか?(あまり記憶なし)

またどこかの組のショーとかで観てみたいです。


そんでもって。やっぱり成君は上手いなぁと改めて実感した宙バウでした。

成長した若手組が博多座組と合流し、大劇ではどんな姿を見せてくれるか。

今後の宙組も目が離せません。

の続き右矢印

演出、セットについて。

冒頭の極美君の船頭。なぜに極美君?ファンサかしら?とも思ってましたが、

平家滅亡の語りをしていた船頭の正体が教経の亡霊だったという

能の『碇潜』という演目をオマージュしていたとか!細かいこだわり!!

 

他にもわかってもらえたらいいな程度の平家にまつわるネタを散りばめてるそうで、

熊倉先生の造詣の深さに感服です。タカニュ内で説明してくれてありがたや。

 

と、極美君船頭の理由はわかったのですが、ラスト平家総揃いのシーンで

清盛がいなかったのはなんでだろう?あれは知盛の今際の際に見た夢で、

その中に自分の父親はいないという、暗に父からの脱却を示しているのか。

最後ぐらい居させてあげても…と思わないでもない。

 

月が今回大きなモチーフとなっています。月は清盛そのもの。

一方、知盛は月そのものではなく、水面にうつる月の影(熊倉先生談)

月そのものであれば、たとえ一時は欠けるときもあってもいつかは望月に

戻ることはあれど、水面に映る月は自身で望月に戻ることはできない。

清盛を失ってどんどん欠けていく月に、水面である知盛が

どうあがいたところでどうしようもなかったのかなとも思ったりです。

 

清盛といえば、禿たちをコロスに仕立てたのが上手い事やるなと。

場合によってはコロス達の存在意義というかこのシーンいるかしら・・・と思うことも

あるのですが、禿であれば舞台上にいても問題なく、

赤い衣装におかっぱ姿だけでも少し不気味な演出になっています。

 

話がそれますが。前回も挙げていた月組の『桜嵐記』はモチーフは桜。

今回花組の『蒼月抄』のモチーフが月。花月逆ではと(笑)

 

今回、戦の場面がかなり多いです。どのシーンも見ごたえありますが、

なかでも一之谷の合戦の鵯越のシーン。影絵のような騎馬武者に、大階段。

スケール大きな戦場シーンに見ごたえたっぷりです。

どんどん駆け下りてくる源氏の兵士たち、あれ人数足りてないですよね?

一度袖にはけた人たちが、再度上まで上がって降りてきてるんだろうか叫び

 

一つ思ったのが、奇襲をかける前に義経が名乗りを上げています。

名乗りをあげてしまうと奇襲じゃなくなるのではとあせる「あれは?」と見上げたすぐに

騎馬武者たちによる奇襲シーン。兵士たちが平場に降りてから義経による

名乗りの方が、より一の谷っぽいかなと。義経らしさが出ている気がします。

まぁそうなるとさらにめっちゃ卑怯ですけどねw(実際そうでしたし)

個人的には、ラストの壇ノ浦よりこちらの戦の方が好きかも。

 

壇ノ浦の海戦のシーン。波がサーっと走っていって一気に観客を

一気に壇ノ浦に誘っての巨大な船がドーンと登場!の演出がカッコいい。

まぁその船をみた瞬間、ずっと頭の中で「オギヨチャオギヨチャ」と流れましたがw

 

その船のセットは良かったのですが、壇ノ浦の表現的にはちょっと自分の中では

イメージが違うかも。どちらか小さな小舟がいっぱい並んでいるイメージでしたので。

まぁいっぱいの船を舞台上で表現できないですからねあせる

その辺は熊倉先生も苦慮した挙句にコチラのセットにされた感がありました。

 

ここでの教経の立ち回りがねえーんカッコよくて。私が観たときは・・・ですが、

最近和物の立ち回りがすくなかったためか、花組生の殺陣にもう少しレバンガ!な

気持ちがあったのですが、その中でもひとこ君は流石に決まっていたのですが。

極美君も邪空で散々立ち回ったからか、よくよく決まっていました。

今回手が200以上あるとか叫び最期の飛び降りふくめ(さすがに小脇に抱えて

飛び降りるのは危険か)本当に頼もしくなった。。。と謎目線目

 

 

ナンバー、衣装について。テーマソングも心打つナンバーでしたが、

なにより一番頭に残っているのが、朝葉ことのちゃんの琵琶をベンベンかき鳴らしながら

熱唱するとこ。静かに語るものかと思ってたら、めっちゃ熱く語るもんだから(笑)

「平家にあらずんば~」もそこナンバーできたかと。

だからこそ、「祇園精舎の鐘の声」も歌でするもんだと思ってたから・・・ぐすん

 

衣装も熊倉先生のこだわりが沢山詰まってますね。最初はわだつみとして

存在している蒼い衣装。ラストは平家の色である赤のお衣装の知盛。

重衡は公家を彷彿とした色合い、一方教経は武辺者として熱い暖色。

源氏はどちらか言うと白っぽい感じがするのも源氏の色を意識されているのか。

 

結構鎧とかが好きなので、今回戦場のシーンでも鎧なしなのが少し残念。

まぁ鎧よりお着物の方が色合い的に綺麗なのと、鎧をつけるとその分

負担も大きいでしょうから、これだけ戦のシーンが多いとね汗

でも、教経様の鎧姿を拝みたかった・・・またの機会に。

 

まぁ今度の月組『呂布』で沢山鎧姿拝めそうですしねw鎧姿のちな様ラブ

月組といえば。昨日少し情報が出てましたが。

中詰めが恐竜って(爆)

中詰めこれかな?

しかも、幕開きもデビルフリーザおだがクリスタルを盗んでパリンと割ってと。

おだちんかな?www

サイトーワールド全開すぎて大丈夫かとも思いますが(笑)

最終的に『ジャガビー』中毒になったので色んな意味で期待してます。

 

 

そんなこんな。脚本とかいろいろ思うことはありますが、熊倉先生が

丁寧に作られたのがよく伝わってきて。それに、花組生の熱演も相まって、

結果的良き作品だったと思います。なにより教経様と義経がカッコいいラブ

 

ということで。本日久々に平家盛衰の世界観を味わってきます!

そして、今日は友人のご厚意で宙バウとはしごドキドキ宝塚三昧デーアップ

 

 

続いてはショーのお話右矢印

今日は花組新人公演ですね!

なかなか難しいお芝居だと思いますが、今回初主演のお二人含め新公メンバーが

どう演じてくるか。楽しみにしています!



私が見た回が特別だったのかもしれませんが、客席に男性が多い!

前回『悪魔城ドラキュラ』で興味を持たれた方が見に来られたのか、

平家滅亡と言う題材に興味を持ってこられていたのか。

こうやってどんどん輪が広がっていくのは嬉しいものです。

 

 

そんなこんなでお芝居の『蒼月抄』演出は熊倉飛鳥先生。

初の大劇、和物、そして芸術家以外の人物。(サルマナザールは詐欺師寄りですが)

初めてづくしですが、どの場面も儚くて美しく、戦シーンにはワクワクし、

次々に散っていく強者どもに涙し。総じて及第点なデビューだったと思います。

 

特に水の表現が圧巻で、そういえば『ベアタ・ベアトリクス』のオフィーリアの絵の表現も

圧巻だったなと思い出し。舞台演出も凝っていて、鵯越もそう演出してきたかと。

 

一方、少し奥歯に物が挟まった言い方をしたのは、色々惜しい部分も😓

一番は、よく『桜嵐記』似ているといわれていますが、あまりにも共通点が多すぎて。

 

ざっと挙げていっても

・ヒロインが年を取って語り部の立場(+もう一人)

 過去を思い起こすところから始まるのも同じですね

・主要キャラが3人(3兄弟、2兄弟+一人)

・偉大な父

・亡霊に悩まされる

 亡霊相手に啖呵を切るところまで似なくても

・戦闘がスローモーション

 日本物あるあるですが。逆に洋物の立ち回りでスローモーションってあまりない気が

 

 

 熊倉先生は『桜嵐記』の新公担当されてたそうですが、

せっかくの大劇デビューなわけですから、もう少し色を出していったら良いのにと。

これほど似ているとどうしても比較されますし、例えどんなに良作であっても

言い方アレですが二番煎じになってしまいます。

 

『桜嵐記』は、天才上田久美子先生のラスト、そしてたまさく退団公演と

色々な要素も重なり合ってでもありますが、宝塚史に残る名作。

ついつい私も比較しながら観てしまい、純粋に『蒼月抄』を楽しめなかったのが残念。

いい作品なので、次回は雑念を捨てて(笑)話を楽しみたいと思います。

 


脚本について。平家物語って宝塚にピッタリと思ってましたが案外難しいものだと。

まず、単純に物語の尺が長い😓エピソードが盛りだくさんであり、

どのエピソードを取捨選択するかが難しく、どうしてもダイジェスト版平家物語になる。

 

さらに、よく知っている話だからこそ、この話は入れて欲しかった等がでてくる。

幕開きは「祇園精舎の鐘の音♪」と歌うと思うじゃないですか(笑)

こんな完璧なプロローグがすでにあるのに使わないのはもったいないなと。

(熊倉先生のこだわりがすごい詰まってるのは伝わるのであえてなのかもですが)


平家物語=敦盛や那須与一のくだりが有名ですが、この辺りもバッサリカット。

敦盛なんて父親の教盛は出てたので掠るぐらい話があってもとも思いましたが、

ただでさえ駆け足気味なので話を盛り込むのは難しいですね。


那須与一もそもそも源氏側は義経と梶原親子ぐらいですから、出すのは難しいか。

それでも誰でも知っているエピソードだとは思うので、

壇ノ浦の幕開きに扇を落とす演出があっての開戦でも良かった気がしますが

(本当は戦途中でのエピソードでしたけど)

なんせ二位尼や安徳天皇ですらナレ死でしたからねガーン尺が!足りない!!

 

知盛の人物像も難しい。平家きっての知将であり、清盛が一番可愛がっていた息子とも

言われています。現に亡くなった重盛を除き、一番優秀だったと言ってもいい。


でも、結局は清盛ほどのカリスマ性も冷酷さも決断力もないんですよね。

人の良すぎる宗盛や、武家にしては優しすぎる重衡、力こそ全てな教経と違い、

ずっと父の影に悩まされながら父の後追いをするばかりなので、

どうにも知盛自身の人物像が分かりづらい(あえて清盛2世として描いてる?)

父ならどうする?が先に来るので決断力にも決断の方向にもモヤモヤするし、

もっと早くに父の亡霊を断ち切れていたらと思わずにいられない。

もう少し知盛の人物像が深掘りされてたら、もうちょっと感情移入もできそうですが。


明子と清盛の謁見のシーン。重衡が庇い、知盛が清盛の命を受けて切って捨てようとし、

結局切れなかったところが、知盛の今後をよく表しているなと。

まぁ、それとは別に。明子が清盛に楯突いたシーン。あれいりますかね?

あれだけ忌み嫌っていた平家だったのに、次のシーンには平家と共に生きる覚悟を

ガンギマリに決めている。私の理解不足も相まってなんですが、

入れるなら入れるで、知盛と明子の心を通わせていく過程を丁寧に描いてほしかった。


知章にしても惜しいなと。3人のシーンや父子の交流はほとんど描かれておらず、

最後のシーンぐらいでしょうか。しっかり描かれていたのは。

あのシーンだけでも泣かせるマル君の演技力よえーん


題材もよく、舞台演出も素晴らしい。

細かいシーンは本当に名場面が多かったのに、全体として見ると、

書込みが浅いというか、惜しいなぁと思う作品でした。


あと、もう少し敵方を描いてくれたらとも思いますが、

平家でもパンパンなところ源氏まで話を割くのは無理ですね(だから尺が)

ただ、その中で源氏3人組は色濃く印象を残していました。


中でも義経のイッちゃってる具合ガーン梶原父子がどんびくのもわかります。

天才と狂人は紙一重ですもんね。確かに義経は戦の天才でしたが、

世間の常識からかけ離れたことばかりやっていたので、

そりゃ周りには理解されなかったでしょう。

そんな義経だからこそ、ラストは梶原父子じゃなくて義経と戦ってほしかったが、

まぁ史実としてそこは難しいなというのと(八艘飛びをして再び相見えるのもね)

梶原父子こそが義経以上に源氏の本質を表している存在と思うので、

その梶原父子がラスボスなのもなんとなくわかる。


思うに、平家はカリスマ性で、源氏はシステムで武家社会を支配していた。

平家は清盛というカリスマがいたからこそあそこまで栄華を極め、

いなくなるとあっという間に没落していった。

一方、頼朝には清盛ほどのカリスマはなかったものの、

幕府という自分がいなくても回せるシステムを作った。梶原父子なんてはまさに

そのシステムの一部的存在ですが、システムを作り上げる過程(平家を滅ぼす)には

義経みたいなカリスマの塊を必要としてたけれど、一旦システムさえ

作り上げ(天下を取る)れば、義経すら不要になり切り捨てる。


平家に、知盛に足りなかったのは、そこだよなと。

カリスマがいなくても存続できる道を探し続けるべきだった。

カリスマの後追いをするところじゃないんだよと言ってあげたい。


というか、もし落日の平家。棟梁が清盛だったら相手と和睦してでも存続の道を選び、

あるいは恥を忍んで逃げ落ちても平家を存続させ、

力を蓄えてのちに源氏打倒に立ち上がったのではないかなと。

それができず、「平氏たるもの、武士たるものこうあるべき!」と

凝り固まってしまった知盛さんよ。。彼の選択にどんどん辛くなっていく。


と、だんだん何を言っているかわからなくなってきましたが(笑)

次見る時はもっと話が深くわかればと思います。



続く右矢印