こんにちは![]()
でこちゃんせんせいです。
今日は保育の話です。
以前、同僚の先生から
「でこちゃんせんせいはどう思う?」
と聞かれたことについて
私なりの思いを綴ろうと思います。
話をしてくれた方は
年中の学年補佐の先生です。
運動会を終えた次の週に幼児クラスは
それぞれ運動会の絵を描いていました。
そして、それがクラスの前に飾られるのですが
年中クラスの作品を見たある先生が
「Aのクラスは人物が描いてあるけど
Bのクラスは描いてないねえ〜」
と言ったそうです。
学年補佐の先生は主にBに入ることが多く
その活動の日もBのクラスに入っていたようで
複雑な気持ちになったということでした。
皆さんはどう思いますか?
この話を聞いて私が気になったのは
◎子どもたちが活動を楽しんでいたか
◎作品を描き終えた後に満足していたか
ということでした。
確かに、作品だけを見ると
人物が描かれている作品の方が
出来栄えはいいかもしれません。
でも、それを嫌々描いていたら…?
先生に言われて仕方なく描いていたら…?
過程を無視していることになりますよね。
反対に人物を描けてはいないけど
運動会のことを思い出しながら
楽しく描くことができたなら
それはその子どもにとって
充実した時間になったのではないでしょうか。
同僚の先生曰く、
人物以外のものをじっくり描いて
人物を描く前に疲れてしまった
子どももいたそうです。
飾られた絵だけを評価することが
間違いであると言わざるを得ません。
保育は裏面を想像する力が必要です。
子どもを主体とした保育が
主流になってきましたが
一斉保育では難しさもあります。
ですが、
子ども一人ひとりの過程を見て
必要な援助をするべきだと
思っています。
"描きたい絵のイメージがあったけど
その日は時間内に描けなかった…"
それで人物のいない絵になっている場合、
その子は満足できていないわけですから
別日に描く選択を提示してもよいですよね。
結果で評価するのはもうやめませんか。
一斉保育であれ、
子どもひとりひとりを見て
その時にできる限りの援助を
してあげたいものです。
読んでいただきありがとうございました。
でこちゃんせんせいでした![]()