前回のブログで、再び、長男の不登校ひきこもりを尊重しようという心持になったので、長男の戦闘態勢も軟化中。
で、長男が好きなbadhopのラストライブ@東京ドームが来週の月曜日にあるので、チケット買って…と長男が言ってきた。
badhopは、今、最も日本で人気なhiphopグループ。
同じく人気のhiphopグループの舐達磨に対して出したdiss曲を、長男にすすめられて見たら、めっちゃかっこよくて、私好みで、すっかりファンになってしまった。
なので、私も一緒に東京ドーム行きたい！と二つ返事でライブのチケットを予約することとなった。
でも、さすがに次男も連れていくのは大変なので、長男は東京にいる元夫の家に泊まり、東京見学もかねて一人で新幹線に乗って東京まで行くことに…
ずっと、この一年間ひきこもりやってた人が、いきなり東京ドームライブへ。
やっぱり、好きなことがあると原動力になってよい。
そう言えば、私も高校生の時、よく友達とライブに行ったりしてたので、若者はやっぱり都会に住んでいた方が出かける場所がたくさんあってよいのかな…
私は高校生の時からJpopは苦手で、海外アーティストしか聞かないのだけど、
Jpopの音は、軽くて歌詞のメロディ重視というか、あんまりぐっとこない。
歌詞を追ってしまうからか左脳が動いてしまって、音楽をあまり楽しめないからだ。
なので、基本的に歌詞がないテクノ、ハウス、トランスとかのダンスミュージックばっかり聞いていた。
身体で音を感じたい派なのだと思う。これらの音楽好きには発達特性がある人多いなと感じたので、おそらく発達特性あると、リズム重視で原始的な重低音リズムを好む人が多いのかもしれない。
メロディよりもリズム重視なのは、一定のリズムが身体に心地よくて分かりやすいから？
普段、他人の言葉を聞き取るので精一杯なので、音楽聞く時くらいリラックスして身体で感じたいからかも…
そんな私でも、HIPHOPがわりと好きなのは、歌詞がたくさんあるけれどリズム一定で、歌詞にメロディがあまりないから聞きやすいからかな…お経みたいだし、なんか落ち着く
そして、yzerrの歌詞、インテリぽくってめっちゃかっこいい…
ASD傾向ある人は韻をふむのが好きだというけど、それもあるのか、なんか分かりやすくて聞きやすい！
そして、badhopの出身は川崎！
私も川崎駅から各駅で一駅の学校(多摩川を越えるのでぎりぎり東京)で勤務したことがあるので、この子達の雰囲気懐かしい〜と思ったのだ。
badhopの住んでいる川崎・池上エリアは、badhopの子達ばかりみたいな感じで彼らはあまり浮かなかったかもしれないけど、
ぎりぎり東京の勤務校は、戦後闇市だったという下町エリアの子達と、新興住宅地の子達が混ざっているところだった。
なので、badhopみたいな子達もいるし、中高一貫校を目指して勉強がんばってますという子達が混ざっていた。
東京や川崎横浜エリアだと、ヤンキー系の子たちと中学受験組の子たちが同じクラスで共存しているエリアが多い。
最近は、特にヤンキー系の子たちは勢いがなくて元気がないイメージ、中学受験組の子達の方が自信があって発言力がある。(エリアにもよるけど)
都会のヤンキーは肩身が狭い。小学校で自分達の貧困を嫌でも感じるし、勉強できて私立に行くヤツは地元を出て遠くに行けるけど、俺たちは地元を出る手段がほとんどないということに早々と気が付く。
田舎のヤンキー(なめダルマはこっち)にとっての地元は、広くて豊かで仲間がいっぱい楽しいイメージなのに対して、都会のヤンキーの地元は、貧しく狭く流動的。(偏見入っているかもしれないけど)
badhopは都会のヤンキーなので、自分達がマイノリティということを知っている顔をしている。存在感がヒリヒリしているというか、切羽詰まっている存在とhiphopが合っている。
対する舐ダルマは田舎のヤンキーなので、余裕を感じる。地元に根差して仲間もたくさんいるし、ヤクザ文化をリスペクトしているところから日本の地元文化が大好きで自己肯定感高そうに見える。
多分、彼らは地元の学校で大きい顔できただろうし…
都会のヤンキーは、学校で大きい顔できないし、女の子にもそんなにもてない
川崎のbadhopは、マイノリティとしての悲哀がある。
badhopの見た目がアメリカナイズされているところも、日本じゃなくて外に目線が向いていて、ここじゃないどこかへ行きたいという願望を感じられる。
マイノリティの若者がラップという手段を得たことで、自分の存在を表現して遠くに羽ばたけるようになったというストーリーには共感して応援したくなる。
都会のマイノリティ代表badhop、がんばれ！！
私も東京ドームライブ行きたかったな〜