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Dekkoro -The Star Person- (blog)

 デッコロ ザ☆スターパーソン

皿に盛られたライスの上に茹でた餃子を5つ並べ、その上に醤油の餡をかけたもの。

とある飲み屋のメニューのひとつで、餃子を注文すると出てくる。


餃子を注文したのになぜ?と不思議に思い食べていると、店員は必ず

「すいませんでした、お詫びにどうぞ」

といい、皿にもう一皿、餃子あんかけライスを持ってくる。


このやりとりは店の定番のコミニュケーションのようで、拒否は出来ない。

よって普通の餃子を食べることはできない。

店の気分次第で、お詫びのもう一皿に、追加で家庭風玉子焼きが加わることもある。


この妙な店の名前は不明だが、一度出ると二度と見つけられなくなることから、神出鬼没デパートと同じ類の店と思われる。

誤解されがちな名前だが、飲み屋である。

JR関内駅のそばのビルに囲まれた、入り口の無いビルの9階にある。

見上げると赤いネオンで名前が輝いているためすぐにわかるだろう。

しかし入り口が無いビルに構えられた店のため中に入ることはできない。


「保育園の前の前で」

という待ち合わせ文句が地元の酒飲みの間では流行っているが、ビルに囲まれた入り口の無いビルの9階にあるこの店の、前で待ち合わせることは事実上不可能である。

しかしこういう言葉が流行るということは、中に入って飲める人たちが少なからずいるということだろう。

飲み屋に入り、そこにふたりの女性店員がいた場合は注意が必要だ。

ひとりは双といい、もうひとりはMeiである。

暗めの店内を好むふたりは客に気さくに声をかける。

そして店員であるにもかかわらず、客を外に連れ出し他の店へと案内するのだ。


客が黙ってついて行くと、ふたりは案内された店で再び店員として働き始める。

そしてしばらく客が酒を飲むと、また、外に連れ出そうとする。

この繰り返しは外に連れ出された時、ふたりが同時に消えるまで続く。


ふたりに連れ出された時は客の支払いが消滅するのが特徴で、つまりふたりに連れ回される間はただ酒が飲めることになる。

そう考えるとただありがたいだけの存在でもあるのだが、いい気になって飲みすぎる客が多いのだろう、ふたりが現れた界隈では深夜、泥酔した嘔吐者がそこらじゅうに転がっていることが多い。

誘いに乗って店を渡り歩くのなら注意が必要だ。


なお、ふたりの誘いを断り店から連れ出されなかったという話は聞いたことが無い。

断れない何かがあるのかもしれない。

もしくは、断ったら何かがあるのかもしれない。

線路上に電車の絵が描かれていたら、それはまぼろし列車である可能性が高い。
小さいが目立つので、見ればすぐにわかるだろう。
外から見るとただの絵だが、この絵に飛び込むと、とある電車の車内に繋がるという。


繋がる電車は地下環状鉄道だという噂だが、真偽の程は定かではない。

現在第二小田急線、丁定長者駅から数えて3つ目の駅のホームにて、絵の存在のみが確認されている。
はじめ2両だった電車の絵が、いつの間にか4両に増え、その絵はゆっくりと、絵のまま線路の上を移動していたという。

顔のただれた小太りな大男。
趣味は殺人であり、洋館にいたずら半分で入り込んだ人間を殺すことに喜びを見出している。
若い歳の女に限り、殺すだけではなく、食べる。
食べ方にはこだわりがあり、まず死体を蛆が沸くまで放置して、蛆が沸いたら死体を蛆ごと油で丸揚げにするのだ。


よってこの洋館のキッチンには、人間用にまるで風呂釜のような大きなフライヤーが設置されている。
中の油は常に新しく保たれているといい、ここにも殺人鬼の食べ方に対するこだわりが見える。