こんにちは!

AMI公認国際モンテッソーリ教師
親子料理研究家
いしづかかな です☺︎



先日は梅シロップをご紹介しましたが、
梅雨の手仕事第2段!

紫蘇ジュースの作り方をご紹介します。


この紫蘇ジュースは作ったその場で飲める◎
さっぱり癒しのパワードリンクなんです!






■紫蘇ジュースの効果
紫蘇ジュースは赤紫蘇を煮出して甘味をつけたもの。
紫蘇はβカロテンやビタミンミネラルが豊富で栄養満点、免疫力向上に期待ができるほか。
紫蘇のもつ香りの良さ胃腸や精神を整える作用があるとされ、暑くなる時期に重宝される食材なのです。

そんな紫蘇を煮出すことで、大量摂取することができる紫蘇ジュースは、効果的に栄養を吸収することができる優れモノ◎




さらに!
紫蘇の葉に触れ、千切り・洗う作業は香りをたくさん吸収できるリフレッシュ作業!

オンライン交流も増えて交感神経が高まりがちな今、香りを楽しむ作業は自律神経を整えて体を自然な状態に戻す手助けとなります。

手を使い、香りを楽しむことは
子どもの五感・脳への刺激にもぴったりですよね😊



■準備するもの
●赤紫蘇‥1袋
●水‥1リットル程度
●りんご酢‥大さじ3
●甘味料‥お好み量





りんご酢は、なければレモン汁などクエン酸を含むもので代用可能ですが、このレシピではりんご酢を使い紫蘇の風味をフルーティに仕上げるのがポイントです。紫蘇のクセが軽減されお子様にも飲みやすい味になります◎

さらにりんご酢は発酵調味料なので、ビタミン・クエン酸意外にも栄養豊富!血糖値の上昇を抑える効果や血行促進など、紫蘇ジュースの効果を高める成分が多く含まれるのでオススメです。




わたしのおススメはbrown sugar 1st!オーガニックの栄養素はよら効果的で、環境への配慮もされた商品◎



甘味料は梅シロップと同様、米水飴を使用していますが米飴自体のコクが広がるジュースとなります。
また、1リットルあたりの紫蘇ジュースに対して1/3〜1/2本使用するので少しのコストはかかりますが、血糖値の急上昇を控え、自然な味覚を育むことができるので幼児期の台所には備えておきたい甘味料です◎



購入は自然食品店かネット購入から
玄米水飴はより栄養価が高く、甘味がより控えめです。







■作り方
①紫蘇の葉を千切って、洗う

葉の色に注目してよく観察しながら作業をしましょう。深呼吸をするように紫蘇の香りを楽しむことでリラックス効果も大!

葉っぱの枚数を数えながらちぎるのも楽しいです◎







優しく揉み洗うように洗うと、
葉についた砂が出てきます。




②沸騰したお湯で5分湯がく

沸騰したお湯は、一度火を止めると泡立ちが消えるので恐怖心なく葉を投入することが出来ます。

葉がお湯に浸かった瞬間から変色反応が現れます。
お湯の熱さを感じ、変色の変化を見て、煮出すときの香りに注目しながら五感をフル稼働させてみてくださいね!



5分待つのはタイマーを使って。
残り時間が可視化できると、ワクワクしながら時間の概念を体感できます◎

また、歌を歌って待ったりするのも
楽しい記憶が刻まれるのでおすすめです。






③火を止めて、葉を取り出す

本来ならば “濾す” ことで簡単に葉を取り除くことができますが熱い大鍋を子どもが持ち上げることは難しい。でも、こんな風に箸や網じゃくしを使って葉を取り出せば安全・簡単・手指の運動になるのです◎

※仕上げに大人が濾す姿を見せてあげるとなお良しですが、案外これだけでもきれいにすくえますし、最後に瓶に注ぐ際に茶漉しを使用する程度でもOK!





④甘味料・りんご酢を入れ、冷やせば完成!

煮汁が熱いうちに糖類を混ぜ溶かしましょう。
泡立て器などを使えば腕の運動にもなります◎


そして最後のクライマックスに、
りんご酢を投入します!


赤紫蘇に含まれるアントシアニンという紫色の色素が、りんご酢のもつクエン酸により化学変化をおこして鮮やかな赤色に変色します。




色が明るくなったら紫蘇の葉の取り残しに気付けました!笑


幼児期に大切なことは、
感覚的な体験や変化を楽しむこと


濃い紫色→明るい紫色 に変化した色の違い
変化をおこしたのは“赤紫蘇”と“りんご酢”という素材の名称紹介したり、整理付けするといいですね!





⑤紫蘇の葉はふりかけに!

煮出した後の紫蘇の葉、捨ててしまうのはもったいない!みじん切りにして、醤油とみりんで味付ければふりかけに。ちりめんを一緒に入れるのもいいし、すりごまを仕上げにまぶしても◎

香りが軽減してしまっているので、
フレッシュな紫蘇を少し足してもOK!

紫蘇の栄養、余すことなく頂いてくださいね。







■紫蘇ジュースが登場する絵本

ノラネコぐんだんシリーズで人気の工藤ノリコさんが描くピヨピヨシリーズには、この季節のおやつを楽しく描いた作品があるのです。




この本の中では、紫蘇摘んで紫蘇ジュースをつくり。
みんなで白玉団子をまるめて茹で。
スプーンでバナナを切って添える。

ピヨピヨひよこちゃんたちと
一緒におやつ作りはいかがでしょうか♩



お外に出かけられない日が増える梅雨の季節、
おうちの中での楽しい親子時間が増えますように!




AMI公認国際モンテッソーリ教師
親子料理研究家
いしづかかな





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