映画:ボーダレス ぼくの船の国境線
台詞が非常に少なく、淡々と進んでいく。少年の生活(壊れた船)を垣間見る形。
これが面白い。自分には無い、過酷な中を、生きて(活きて)いる姿だからだろう。
子供と呼べる年齢の少年に、何かを示されている様な気がしてくる。
中盤から、他者の登場により何か始まりそうな展開を勘ぐるが、それが非常に卑しい考えだと気が付く。また、そこに少年の姿が映るからである、真摯で朴訥とした少年。
もう段々と「少年」なんて呼んではいけないのではないか。ちょっと、もう、自分には後光が見えてくる位(汗)
「答え」を探すのではなくて、自分で創っていくという逞しさ。彼の姿がしばらく残り続ける。
↓楽しみな作品に出会いたい。イラン映画↓
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