映画:隣の影

かなり抑えた感じで進んでいくのですが、ちょっとキツイ所がありました、ヨーロッパ系の独特なエグさでしょうね…時折フッと笑える所は、好みの分かれるブラックコジョークとシュールさか(全然笑えない人もいると思う)。

日常生活でどんな事が気になるか、気になってしまうのか、という「点」が幾つも積み重なったり、自分の精神的な状況でそれが「線」や「面」になってしまった時にどうするか。正しいかどうかは別として、登場人物の多くの行動は、人間としての生々しい「愛」が基(エネルギー)になっているから、責められないしやっかいな所。あくまで、映画として広がっているが、この人物とこの場面に遭遇したら、などと日常生活に当てはめながら見てしまう(ストレス?)。そしてそこら辺の感情を、言葉を超えて、夫婦役の役者さんが非常に煽ってくるのが、派手さがない分増していく。

個人的に、インテリアや建築物だけでも視覚的に潤うので、結末は後回しでもう少しこの世界に浸っていたい。

 

 

 

↓色んな意味でカラフルな北欧作品↓

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