こんにちは。オスカルです。
夫婦のパートナーシップについてのお悩み相談を受けています。
今日は日曜日なので映画の感想を。
アマゾンプライムにて、ウルフ・オブ・ウォールストリートを見ました。
私はこれを観て、男の愛についてめちゃ感動したんだけど、この映画を観て愛に感動する人はあんましいないかも。
約3時間と長くて全員が全員、観ないと思うけど、
以下、ネタバレなのでこれから観る人がいたら注意してね。
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お話の筋はシンプル。
レオナルドディカプリオ演じるジョーダンが、株の取引によってウォール街でのしあがっていくんだけど、その過程で、ドラッグやセックスなどに猛烈に溺れつつ、犯罪にも手を染めつつ、モラルも全くない中でひたすら金儲けに邁進していくっていう。
ある男の欲望。それだけ。
ジョーダンは結婚もするんだけど、当然のように浮気や、外での性的な大暴れも続けるの。それで夫婦で派手なケンカもする。
そしてジョーダンは捕まらないようにというか、不正で得たお金を没収されないように、足掻いてはみるものの、最後はFBIによって捕まるのね。
もう禁錮刑は免れないだろうってとこまで来た晩。
ジョーダンは妻のナオミに言うの。
「愛してる。ひとめ見た時からずっと愛してる。」
でも、妻のナオミは言うの。
「もうあんたなんか愛してない」って。
みなさん、これですよ。
男の愛は。
妻のナオミからすると、彼の愛なんて信じられないかもしれない。だってずっと外で好き放題、めちゃくちゃやってたんだから。
窮地に立ったときに今さら愛してるなんて言われてもって感じだよね。
でもジョーダンは妻のナオミを、本当に最初からずっと変わらず愛してたと、私は思う。
外でどれだけめちゃくちゃやってようと、即ち妻への愛が変わったという証明にはならないと思う。
外でめちゃくちゃやっても妻には受け入れてほしいっていう臆面のなさは、確かに少々小憎らしいかもしれないけど。
彼は、犯罪をおかしてもふんだんにお金を稼いできて、それで妻のナオミを守り幸せにしていたつもり、それで妻を愛していたつもりだったんじゃないかな。
うん。
ジョーダンはナオミを変わらずずっと愛してたと思う。
しかし、妻ナオミはそうではなかった。
見ようによっては、
「彼が世間的にうまくやれてるとき、または彼が自分の理解の範疇にいるときにおいてのみ、彼との間に愛が発生すると思っている」妻ナオミのほうが、愛について打算的ともいえるし、
「条件なしで妻を愛し、条件なしで妻に愛されてると信じていた」ジョーダンのほうが愛について純粋だったとすら思える。
なんか切ない。
まあ、愛について観客が切なくなることを狙った映画では、ぜったいに無いと思いますが(笑)
男の考える愛って、女の考える愛とは必ずしも一致しないし、見ようによってはすごく純粋で深いよね。
ってオスカルは思いました。
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規模は違くても、現実には、愛情をどのように表現するかの男女の価値観の違いで悲しくなってる人は世の中にたくさんいそうだな、と思います。
自分の考える愛のかたち、そこに当てはまらないものは愛ではない、と考えてしまうと、すでに自分に向かって注がれている愛をとりこぼしてしまうかもしれません。