はじめの一歩

我が家の中３の息子のこと。

中３になり、周りの不登校の子が動き出しても、

頑なに息子だけは動かず、

以前と何も変わらない生活を送っていました。

だけど、義務教育は今年度で終わりとなるので、

このままではやばい！

だって、自力で不安症を克服できるレベルではないのはわかっているから

どうにかしてカウンセリングまで持っていきたかったのですが、

全く行ってくれやしない。

ということで、

父親がいる時に話し合いをして、

進路を自分で決めることと、

とにかく進学するにも不安症が治らなければ、

これから学校へ通うことも、

やりたいことも何もできないので、

カウンセリングを受けなさいという話をしました。

息子も納得して頷いていました。

その時はね。

そして、カウンセリングの前日も。

さぁ、緊張のカウンセリング当日。

さてどうなるかと思ったら、

やっぱり起きてくれなーい

無理矢理起こすと、足で蹴飛ばしてくるー

でたー！行く行く詐欺！！

って、そんなことを言ってる余裕は、

私にはありませんでした。

だって本当に必死だったもんで。

このチャンスから逃げてしまったら、

この先も変わらない気がしたんです。

なもんで、肩を落としていたんだけど、

とりあえず、話をしました。

本人もわかっているだろうけど、

自分の状況と将来のこと。

そして、必ず良くなるということ。

今回行かないと、カウンセリングに行くことに対して

更にハードルが上がってしまうということ。

そしたら、ちょっと息子と離れている間に、

お怒りモードでドンっ！と何かの音がしました。

え？って思ったら、

腹を括ったっのか、急に機嫌も悪くなくなったのです。

ここで、ようやく行くことを受け入れたらしく、

初めて今の心理士さんの所へ行くことができました

で、カウンセリングを受けた時に、

どの程度の不安症であるのかがわかりました。

場面緘黙症だった為、社交不安は重度だろうとは思っていたけど、

まさかの、全般性不安症も重度以上の重度でした

（多分、これ以上の人はいないだろうってぐらいのレベル）

そんな中、カウンセリングに良く行けたな。

頑張ったね、ちぃ坊

心理士さんには、

どうしてそのような症状になるのか、

どうやって、不安を無くしていけるのか、

この状態が続くとどうなるのか等、

色々説明してもらいました。

あと、不安症が重度なもので、

中学校はもう行かなくていい。

無理に行って、余計に不安が強くなってしまうのも良くないから。

勉強は高校入ってから、サポート校などでそこから始めれば大丈夫。

と言ってもらえて、少しほっとしたような様子でした。

帰り道、息子にどう？大丈夫だった？って話をしたら、

大丈夫だったと言っていました。

そうそう。

２０歳まで引きこもりを続けていると、

次、引きこもりを抜け出そうとするのは

４０歳。

という話を聞いて、、

なんか凹みましたが

という具合で、とりあえずカウンセリングに、

ようやく行けたというお話でした。