手術日の夜。 | 嘘だと言ってよ~私が乳がん!

嘘だと言ってよ~私が乳がん!

2010年7月7日に乳がん宣告。
FEC→ドセ→手術→タスオミン
2012年10月16日肝臓転移が解りました。
10ヶ月のアバスチン&パクリタキセルでガンが無くなりました。
ホルモン剤のフェソロディックス
マーカー上昇でゼローダ服用中。
2015年1月ロゼウスに薬剤変更

手術も無事終わり、主治医の説明も終わり、

主人と妹も帰り、後は寝るだけだと思っていたら

とんでもない勘違い!

腰は痛いは、術側の左肘がビリビリ痛いわ、

手術経験者なら皆さんご存知でしょうが、

看護師さんは1時間おきに、体温、血圧、

ドレーンの廃液の量や、指に機械を挟んで酸素濃度を調べ、

尿の量や傷の出血や腫れを見に来ます。

ただでさえ麻酔から完全に覚めちゃって、

目がパッチリなので、全然眠れません。


あまりに目がパッチリの私を見かねて

夜勤の看護師さんが話しかけてきました。

「ラムさんと私の母って同い年なんですよ。」

おおっ~何て偶然!その看護師さんは24才って言ってたから、

「もしかして、去年ご両親は銀婚式?」と聞いたら、

「そうです~両親にホテルでの食事をプレゼントしました」

おおっ~本当に偶然!私も子供がいたら

こんな大きな子がいるんだなとシミジミしてしまいました。


この看護師さん病室に来てくれるたびに

色々話をしてくれて、ジャニーズが大好きとか

普通のOLをしていたけど、看護師になりたくて

勉強したから少し年の新人なんです。とか・・・

何しろ寝られない、腰は痛いはでイライラしていたので、

本当に看護士さんとのオシャベリは気晴らしになりました。

看護師さんがいない1人の時は時計ばかり見て

まだ5分しか過ぎてないと1人で怒っていました(笑)


朝の6時の検温の時に調子が良ければ尿管と胸のサポーターを

外して、歩いても良いと言われてたので、

早く6時にならないかばかり考えてました。


待ちに待った6時が来ました。

先ず胸の状態を見ます。出血も腫れも無いので無事サポーターが外れました。

そしてベッドの角度を起こしてくれます。

もうこの少し起き上がるだけで腰痛が緩和されて天国の様な気分(笑)

そして立ち上がります。ふらつきが無いか確認して大丈夫だったので尿管も外れました。

もう自由の身です。まず冷蔵庫からお水を出して飲みました。

看護師さんが病院着と蒸しタオルを持ってきてくれたので、

体を拭いて新しい病院着に着替えてサッパリしました。


その時に初めて胸の傷を見たのですが、

縫った所にテープが貼ってあるだけで、他は何もしてないのに驚きました。

自分が思ったより簡単な傷跡でショックは無かったです。


次に口の中が気持ち悪いので歯磨きです。3回位磨いたかな?

そして洗顔・・そのまま頭が気持ち悪かったのでシャンプーしちゃいました。

シャンプーって言っても禿げチョビンだったから顔洗うついでに頭を洗うだけです(笑)


そんな事をしていたら8時半頃になり主治医が来て傷口のチェックをします。

「出血もないし、腫れもないし順調だね。昨晩眠れなかったんだってね~

看護士さんに眠れるように注射してもらえば良かったのに。」

「そんな事が出来るなら早く言ってよ!」と思わず言っちゃいました。

この時点で最後の点滴が付いていたような覚えがあります。

この点滴もお昼ご飯前には外れました。

胸帯の事を聞いたら、今の所は要らない、必要になったら言うとの事、

結局私は買わないで済みました。

胸帯って結局何の為に使うかも聞かずじまいでした。


もう歩ける喜びから主治医の診察が終わって直ぐに

1回の売店まで点滴を付けながら、ジュースを買いに行ったり

用も無いのに病棟をフラフラしてました(笑)

この時点では腰の痛みは殆どありませんでした。

でも肘のジンジンした痛みは4日位続きました。