頸動脈狭窄症のステント留置術を経験したので記録に残して置きたいと思います。



 カテーテルを内太ももから挿入する予定が右手首にすると前日に担当医から告げられた時は

「助かった!」

と思いました。なぜなら施術後の安静期間が手首の方が2時間と短いのです。


 脳への血流は頸動脈から前面からと後ろ側の両方から供給されているそうです。でも人によって片方だけの人もいると説明を受けていた。


 私の場合は、片方のようで風船で脳への血流を完全に止めることは出来なかったようです。風船を膨らませた時だと思うのですが左手がおかしくなるような感覚を覚えました。


 それに施術中に頸動脈の内側から首が何回も突かれるような感じで「大丈夫なんだろうか?」と不安になりました。


 施術は1時間半ほどで終わり、ストレッチャーに乗せられて個室の病室へ。ストレッチャーに乗るのも初めてで滑らすように施術台からストレッチャーへ移動させる道具とテクニックに感心しておりました。重篤な方ならこんな気持ちを抱く余裕なんかないでしょうが。


 夜になってから血圧が下がり100を下回って90になったので血圧を上げる為の点滴をした。夜中に頻繁に看護師さんが来て血圧を測らないといけなかったのであまり寝れませんでした。でも夜中に頑張ってくれる看護師さんがいるから治療が安心して受けられるのだから感謝するしかないですね。


 事前に血圧が下がる患者がいますと説明されていましたが、私もその1人だったようです。