本日のテーマはこれダウン

日経新聞コラム安藤美姫

先日のDOIの演技を見ていても、安藤選手の心身共に充実ぶりはもの凄く伝わってくるよねえ。
今までで一番輝いている時なのではないかなあ。
 安藤選手って感受性が豊かで喜怒哀楽が激しくて、おそらくもの凄く傷つき安い人に見えるんだけど、その感受性がプラスに作用すると、人生において、ほんの少しのきっかけから、もの凄く大事なことを吸収しやすい人でもあるんだと思うんだよね。

そして心の揺れを自らコントロールする術を学んだ。
全ての選手が短い競技人生の中で出来ることじゃないわ。本当に良いものを掴んだと思う。

このインタビュー記事のなかで、自分が少々気になったのはこの部分ダウン

技術的に安定してきたし、ジャンプ以外でも評価されるようになったからです。もう曲の力に頼らないで、自分が滑っているから曲が流れているんだって思えるようにもなりました。

 例外が昨年のバンクーバー五輪。SPで3回転―3回転の連続ジャンプを失敗し、出遅れてしまいました。最終滑走だったし、3回転―2回転でも良かったと思いましたが、五輪の大舞台。(かつて跳んでいた4回転ジャンプを回避するようになり)「なんだ跳ばないんだ」という声が耳に入っていたこともあり、それが(逃げといわれているようで)トラウマになっていました。

 周りの人の3回転―3回転ジャンプを期待する声はありがたいですけれど、実際、演技するのは自分。周囲の期待によって、自分の選択が惑わされることはありません。

 日本では、ジャンプに注目されがちですけれど、フィギュアはジャンプ以外の要素もありますからね。

 もちろん3回転―3回転の連続ジャンプは頑張って練習します。2つ目の3回転はトーループでなく、ループ(右足1本で跳ぶ)です。ループは基礎点は高いですけれど、回転不足をとられやすい。でも、これからも挑戦していきたいです。



んー。言いたい事は分かった。逃げてると思われるようで伝ゞ・・のつらかった気持ちも解った。
でもこれは永遠のテーマだわ。スケーターにとっても、スケートオタクにとっても。

これについての自分なり答えは飛べるんだから、飛べだ。
飛べない人にまで飛べとは言わない。

男子でも4回転ジャンプに挑戦しない選手が、「スケートはジャンプだけじゃない。」「自分はそれだけじゃないものを習得してきた。」「PCSに磨きをかけた。」ていうセリフは何度も聞いた。

だけど一言言わせて貰えば、高難度ジャンプに挑戦している人も同じことを努力してるんだよ。
高難度ジャンプに挑戦しているから他をおろそかにしているトップ選手なんていない。
結果的に高難度ジャンプを飛ぶには助走がいる。だからつなぎが入れづらい。そこだけの違いでしかない。そして、体力の消耗により後半グデグデになりやすい。でも、同じようにいろいろ工夫している。
同じエレメンツを入れ、ステップだって渾身の力で踏んでる。

表現力とPCSの男、高橋選手でさえも言ってたの本でみたけど、PCSって水ものなのよねえ。いつ何処で下げられるかわからない。半分はジャッジの順位調整点だもん。


「自分には表現力がある。PCSも出るように頑張ってきた。」

ジャッジの評価を100%間に受けるのも危険な気がすんだよ。特に先シーズンは浅田選手が不調で、安藤選手のPCSはわりと安定していた。前からウワサになってたけど、浅田選手と同じ試合で、浅田選手が良い演技すると安藤選手のPCSは下げられる傾向にある。(かと言って浅田選手のPCSが上がるわけでもないのが摩訶不思議なところだけど)

なんといってもジャッジは同じ国の選手を2人台に乗せるのは好まない傾向にあるみたいだし。

まあいろいろ、苦労したのも分かるし、それにケチつけるのも良い趣味じゃあないけど、飛べるんだから飛んでくれ。安藤選手のあのBIGな3-3が見たいのよ。

心のそこからいつもワクワクして見てる分、がっかりする気持ちも大きい。「逃げたと思われる。」
というよりも、安藤選手の3-3をTVの前で正座して、毎回毎回ドキドキして期待しているファンの
気持ちの裏返しでもあるのよ。そこんとこ解って欲しいぞひらめき電球

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