ずーと前から読みたいって思っていた本が、図書館で見つかった。

オーバーカム―フィギュアスケートオリンピックチャンピオンストーリー/アレクセイ ヤグディン


他にも3冊借りた。

氷上の光と影 知られざるフィギュアスケート/田村 明子書
be soul/高橋 大輔
キスアンドクライ/ニコライ・モロゾフ

各々感想はあるけど、
中でもヤグディンの本は内容が濃く興味深かった。しかも自分は、ヤグVSプル対決に乗り遅れたオタクなんだ。

この「オーバー・カム」は今だに掲示板で話題になることが多くて、それを読む度いつも悔しい思いでいっぱいになるんだ。

当時自分は、スケートをTVで目にしたときだけ見る程度でしかなく、まあまあじっくり見るのはオリンピックのみ。ヤグディンのことは知ってはいたけど、どういう戦い方をしてきて、どんな事情があったかまでは知らなかった。
(ソルトレイクオリンピックのSP「ウィンター」にはやたらと感動して見てたけど・・)

元はプルシェンコと同じ「チームミーシン」で、ミーシンとの確執があり、タラソワの元に移ったっていうスケートオタクなら誰でも知っているようなことまで知らなかったんだ。

後から掲示板で事情を知り、同時にヤグVSプル対決がどんなにエキサイティングなことだったかを知った。

今どんなに動画を見ても、その時代には追いつけない。タイムリーな感動が味わえないのが非常に悔しいのだ。

しかしあれだねえ。ジョニー本も、田村明子さんの本もそうだけど、各国のスケート連盟と、ジャッジの黒っぽい話は必ず出てくるねえ。

この「オーバーカム」にも、ロシアスケ連に愛されず国内の試合では、いつもプルシェンコに負けていた。とか、国外試合で1票差でプルシェンコに負ける時は必ず1票差でロシアが低い点を着けたとかか書いてあるけど・・。

それでも、自国ジャッジ以外はわりと公平で、失敗した方が負けてたらしいので、
昨今の、浅田VSキムよりは随分マシに思えたけどね。

自分は、ヤグ派かプル派かで言ったら、今動画を見る限りでは、プル派。
たまに音楽の編集が???なとこあるけど、まるで観客を手玉にとるようなところがプルシェンコに惹かれる理由かも。

当時、もっと詳しく事情を知っていて、当時のルール目線で見ていたら、もしかしたらヤグ派だったのかもしれないけど。

まあ二人の実力差は肉薄していて、プル派、ヤグ派なんて今更言葉にすること自体ナンセンス話なのかもしれないけどねええ。





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