女子の途中で変に疲れきってしまった。もの凄く消化不良な感じ。
女子の大会で、心に残ったことといえばスルツカヤがあの当時のままで超可愛いかったことくらいだ。

順位や採点に文句をいう元気さえも残っていない。
ただ、録画をもう一度再生するならば、見たいのはカロリーナ・コストナーだけ。それだけ。

もし安藤選手が3-3を飛ぶか、2A-3Tをどちらかでも決めていたなら、心からの祝福と自分自身の心も躍ったのだろう。

安藤選手の点数に文句はないし、今シーズン安定して成績をあげてきた成果もあの点数には含んでいると思う。優勝したのが、安藤選手(日本人)で本当に良かったとも思う。やはりなんだかんだ言っても、シーズン通して成績が安定していなければ、ご褒美点数はもらえないのだということを実感した。
多分、それが採点競技ってやつなんだ。

ただ、男子との整合性という観点で見るなら、カロリーナの点数はもっと高くても良いと思う。
SSもTRも、1位2位の選手よりも、ダントツに凄い。

まあいいや。そんなことは。

文句よりも、ただ、ただ寂しさの残る大会だった。男子も女子も。

男子は、確かに凄い大会だった。素晴らしかった。
ハイレベルな大会だった。ただ、自分が寂しさを感じる理由は新採点以降、高橋選手やステファンが築きあげてきた魅せる演技、引き込まれていく演技ってこの先何の意味があるのか?ってこと。

そんなことは、結局競技には何の必要も無かったんじゃないのか。と・・現実を突き付けられた見たいで寂しい気持ちにさせられた。とにかくSSが素晴らしくて、技術に穴がなく、4回転も飛べ、成績を安定させれば、PCSなんて自動的に上がっていくもんなんだなあと。
だから芸術性とか表現力なんてものは、試合においては無意味なものだったんだ。そう思うとさあ。
凄く寂しいんだよ。

だからと言って今大会で、パトリックや小塚選手より
素晴らしい滑りをした選手がいるか?っていったら誰もいないんだけどさ。

女子は女子で、安全第一が一番よ。っていう現実。
これもまた寂しいよねえ。
2007年の世界選手権を思い出すと。

2007年当時、安藤、浅田の演技を見返すと、アナウンサーが「決まったああ」さあ次は・・「決まったああ」の連呼だったのに、今大会は日本選手に限らず、そのエキサイティングがないどころか、
当時と比べて、ジャンプ難易度がかなり落ちてるのに、誰もノーミス出来ないんだもの。
かといって、つなぎが増えてるかといえば、女子の場合はそうでもない。

自分にとっては寂しい大会だった。

人気ブログランキングへ