やっときたあ。また一気に読み干した。
浅田真央 さらなる高みへ を読んでみた。

浅田真央 さらなる高みへ



もの凄く評判が良かったので、期待しすぎの部分があったから何ともいえないけど、
全体的に、生まれたときから、今までの軌跡の本。

シニアに上がってから、ほぼ全試合の状況を書いている。どのジャンプを失敗して、どんな課題があって、どんな演技内容だったか、自分はタイムリーに追っかけているので、この部分はそんなに詳細な説明はいらなかった。(自分はね)でも、各試合での浅田選手の気持ちやエピソードがあったり、あの時怪我してたんだあ。とか靴がおろし立てで大変だったとか、いろいろ舞台裏が書いてあって面白いといえば面白いし、時折うるうるきてしまう内容ではあったけど、「目からうろこ」って言う意味では、前出の、高橋本とかジョニー本のが面白いかなあ。

まあ今まで情報のカケラを集めてきて、自分の中での浅田真央像そのままでしたね。
逆に、はまりすぎのスケート好きや浅田真央熱烈ファンよりは、今回はライトなファンにお勧めかなあ。

いろいろと感想はあるのだけど、
思えば浅田選手、微妙にコーチ運が無い。(回りに助けてくれる人が沢山いるのは人徳だけど)

これまで
山田マチコ氏→ラファエル・アルトニアン→タラソワ→佐藤信夫氏

どのコーチもなぜか、浅田選手を見たくても見てあげられない状況になっている。
コーチ体調の問題であったり、アルトニアンはいまだに不明だけど、本読んだ限りではやむにやまれぬ事情があった感じだねえ。

コーチをコロコロ変える選手はこの世界では珍しくないみたいだけど、
だいたい、シーズンとおして成績が振るわず、新たな新境地を求めて・・てパターンが多いよねえ。

キムみたいに、2回連続飛ぶ鳥跡を思い切り濁して、去っていく選手もいるが・・

ニコライ・モロゾフなんかは、選手の知らない間に切り捨てたりするから、ちょっと選手がかわいそうになる。ブライアン・ジュベールや織田選手。
んー、振付師としては物足りない選手だったのかもしれない・・。どうなんだろ。
織田選手のチャップリンなんか結構良かったけどなあ。
でも、緊張しいの織田選手。力試しのグランプリシリーズなんかは凄く良かったけど、後半になり試合が重要になるにつれ、顔をひきつらせながらのチャップリンは、いたたまれなかった。
 高橋選手との別れは、愛しあいながら、相手の浮気を許せなかった高橋選手と、浮気したけど結構ひきずってんじゃないかい?ニコライって感じの別れだった。自分の妄想かもしれないけど、今だにそう感じることがある。ぜーーたい自分の手元に置いておきたかったに違いないと。
正直 特に今年はモロゾフプロはお腹いっぱいだ。脂っこい料理をたらふく食わされた気分になる。
なんで、どの男子選手にもコミカル振付けなんだろ・・。動きのしなやかさや色気とかなんかないのか?

まあそれはともかくとして、

浅田選手の場合、もっと学びたいし上手くいってるのにも関わらず、どういう運命のいたずらか、
コーチ変更せざるを得ない状況になってしまう。しかも、だいたいの選手って代わりのコーチをすぐ見つけられるんだけど、浅田選手の場合しばらく一人で練習とかってパターンも多かった。

今度の佐藤コーチとは引退まで、共に戦って欲しいと切に願うよ。
小塚選手との練習も励みになりそうだしね。浅田選手は勿論のこと、ファンも安心するもんね。

がんばれMAO・ASADA and  佐藤コーチ

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