家の隣で98歳になるお婆さんが一人で自炊をして生活しています。
自分で畑を作って野菜を植えて、庭の土手には豆まで植えているので土手で滑ったりしてないか時々見に行きます。
朝に明るくなったら起きて野菜の世話をして、夕方暗くなったら寝ると言う生活を毎日続けているので、私がたまにお茶菓子に団子や大福やカステラなどを持って遊びに行って、お婆さんの様子を見に行くと、毎日が退屈な様でとても喜んでくれます。
そんなお婆さんも時々、「長生きしても面白い事は無いから、早く楽になりたいよ」と、寂しい物騒な事を言ったりします。
そんな時は私は、「お婆さんが元気で頑張っているのを皆が見ているから、お婆さんを目標に頑張っている人もいるんだから寂しい事を言わないでよ」と言う事を言ったりして。
そして、「私が時々お茶菓子位は持って遊びに来るから、たいした事は出来なくても楽しみにしていてね」と言う話をして、毎日つまらない中で少しの楽しみかもしれないけど同じ事が繰り返される毎日に、少しでも楽しみが出来たらいいと思ってちょっとだけ元気付けています。
私の住んでいる所はわりと場所は首都圏の方なのに、田舎の過疎化は進んでいって、人は無関心になっていくけど今まで頑張って来たお年寄りが、何か少しでも楽しい毎日が送れればいいと思います。