にこにこと
笑っていればいいんだ
もくもくと
働いていればいいんだ
ぺらぺらと
喋るひまがあるなら手を動かせ

黙ることが上手になると
言葉がぼくの中からいなくなっていく

このやろう、と反論したくても
ぼくの中に言葉が不在

文学なんていらないと
言葉を運動不足にしたら
なおさら彼らは怠惰になった

言葉がないと
伝わらない
言葉なくして
考えられない
だから
あえて
言葉を追い出すのかな
だからこそ
言葉を堕落させるのかな

一方通行の果て
袋小路で
ぼくは生きていくのかな

(写真は honanaさんによる。写真ACより。)