衣食足りて礼節を知るという言葉。今から2000年以上も昔の中国で言われたもの。日々なお広く使われているということは、人としての一つの真理があるからのように思えます。今日の我が国については、「衣食足りて礼節を知る」どころか「衣食足りて礼節ますます乱る」と言わざるをえないことが多い。これはまさに異常な姿である。私たちは今、この世の中を正常な姿に戻して社会の繁栄、人々のしあわせを生みだしていく必要がある。そのためには、自己中心のものの考え方、行動をみずから反省し、戒めあっていくことが大切だと思います。