1872年(明治5年)のこの日、東京・湯島の昌平黌(昌平坂学問所)講堂跡に日本初の官立公共図書館で帝国図書館の前身である東京府書籍館しょじゃくかんが開設された。

ロンドン図書館などを参考にした初めてのヨーロッパ式図書館であった。のちに上野に移り、上野図書館として親しまれた。帝国図書館は国会図書館の前身で、帝国図書館の開館は1897年(明治30年)4月27日。なお当初は大宝律令の時代からの呼び方で「ずしょかん」と読んでいた。「としょかん」と統一されるようになったのは大正以後のこと。

 

    

 

東京都港区台場に本店を置き、国内・海外のワイン事業を手掛けるサントリーワインインターナショナル株式会社が制定。

サントリーの酒造りの原点である「赤玉ポートワイン」が2017年(平成29年)に発売110周年となることから、その魅力をさらに多くの人に知ってもらうことが目的。

日付は「赤玉ポートワイン」が発売された1907年(明治40年)4月1日にちなんで。記念日は2017年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

赤玉スイートワイン

サントリー赤玉について

明治時代の末、サントリーの創業者・鳥井信治郎は日本国内に葡萄酒を広めたいと考え、葡萄酒づくりに熱中していた。当時、スペイン産の葡萄酒を輸入し販売していたが、売れ行きは芳しくなかった。酸味が強く日本人の味覚には合わなかったのだ。

信治郎はポルトガルでつくられる酒精強化ワイン「ポートワイン」に出会い、その美味しさに感動した。そして、スペイン産ワインをベースに苦心と工夫を加え、ついに日本人に合う葡萄酒を完成させた。

その葡萄酒が、美しい赤と甘み、適度な酒精分を持った「赤玉ポートワイン」である。何よりもこだわったのは、その美しい赤い色で、それまでの葡萄酒は茶色か褐色に近い色だった。「赤玉ポートワイン」の赤い玉は日の丸、太陽。「これぞ日本人のための葡萄酒だ」と強い思いを込めて名付けられた。

赤玉ポートワイン

「赤玉」が発売されるまでは葡萄酒は薬酒として漢方薬のように飲まれていた。葡萄酒ではなく「赤玉ポートワイン」と名付け、西洋の酒として売り出したのが功を奏し、以来ロングセラーとなった。その後、1973年(昭和48年)に「赤玉ポートワイン」から「赤玉スイートワイン」に名称が変更された。

 

    

 

悪意のない嘘をついてもよいとされる日。イギリスでは嘘をつける期限を正午までとする風習があるが、それ以外の地域では一日中行われる。

エイプリルフール

日本語では直訳の「四月馬鹿」や漢語的表現の「万愚節(ばんぐせつ)」ともいう。英語では「April Fools' Day」であり、「April fool」はその日にだまされた人を指す。「エイプリルフール」の起源は諸説あってはっきりしていない。

かつてヨーロッパでは3月25日を新年とし、4月1日まで春の祭りを開催していたが、1564年にフランスのシャルル9世が1月1日を新年とする暦を採用した。これに反対した人々が、4月1日を「嘘の新年」として馬鹿騒ぎするようになったのが由来とする説がある。

他にも、キリストが生前にユダヤ人に馬鹿にされたことを忘れないための行事という説もある。元々はヨーロッパの風習とされるが、インドが発祥という説もある。

インドにおいて悟りの修行は、3月20日頃の「春分」から3月末まで行われていたが、すぐに迷いが生じることから、4月1日を「揶揄節(やゆせつ)」と呼んでからかったことに由来する説である。

この説によると、インドの「揶揄節」が西洋に伝わったものが「エイプリルフール」、中国に伝わったものが「万愚節」になったとされる。

日本には江戸時代に中国から「万愚節」が伝わったという説や、大正時代に欧米の「エイプリルフール」が伝わったという説がある。現在の日本では一般的に「エイプリルフール」として市民生活の中に定着している。