先週の記事で、Core i7+SSDは外せないなぁ、との思いを強くしたところで、

SSDの種類を整理してみる。

ざっと見ていて思うのは、SSDは技術革新の途上にあり、時期により意見が割れる


SSDは2008年から普及拡大による価格急落で、HDD代替の選択肢として浮上し、SLCとMLCと大きく2種のタイプのSSDがあるが、MLCは2007年くらいの記事読むと、信頼性の観点からお話にならなかったようだが、現在は技術革新により、MLCタイプが主流になってきた。


今後5年くらいの自分の利用形態を考えると、

SSDの容量は最低80GBは必要かなぁ。(64GBでぎりぎり。32GBでは不便)

 Windows7 Home64bit 15GB

  +システム復元    15GB

 各種アプリケーション  5GB

 音楽用ストック領域   15GB

 写真用ストック領域   10GB

 映像用ワーク領域   10GB

 ワークエリア(汎用)  10GB


価格.com見ると、

クチコミ数をメーカ別に

Intel、OCZが2強。続いて、トランセンドSumsungBuffalloが中心のよう

http://kakaku.com/pc/ssd/


売れ筋だと、圧倒的にIntel

1. Intel X25-M Mainstream SATA SSD SSDSA2MH080G2R5 ¥24,980

 デフラグやりすぎの書込速度低下は、SSDオプティマイザー(Toolbox)導入時点でないと思いました。

 このSSDを使う場合は「書き込みキャッシュ」は有効のままがいいようです。

2. IODATA SSDN-ST64B ¥21,480

3. Intel X25-M Mainstream SATA SSD SSDSA2MH080G2C1 ¥23,940

 リードは申し分なし。ライトは他社製よりはスペック的に劣るけど。ランダムに優れている部分はピカイチ。

4. CFD CSSD-SM64NJ2 ¥15,800

5. Intel X25-M Mainstream SATA SSD SSDSA2MH160G2R5 ¥45,979

 読み込みは爆速です。びっくりです。電源ボタンを押して13秒でデスクトップ(パスワード設定なしの状態)
 書き込みには少し弱いかな。まれにプチフリを起こしたり


SSDの特徴を見ていると

書き込み頻度が高くなるエンコードには

SSDは向いてないのかなぁ、とも思い始めた。


デスクトップPCのようにノートPCのストレージも

簡単に取替えできる機構になっていたらいいのになぁ

なら容量小さなPC買っても、がんがん書き込みしても

必要に応じて取替えられるのに。


と言っているうちに、USB3.0の環境も整ってきたみたい。

ノートパソコンの標準インターフェースになるのは、まだ先だろうけど
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20091114/etc_buffalo.html



とりあえず、年末は今のデスクトップPCで乗り切りかな。

どれも帯に短したすきに長し、なんだもん


===Flash SSD 提供: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

http://ja.wikipedia.org/wiki/Flash_SSD

 2009年春現在、SSDは同サイズ・同容量のHDDと比較して数倍の価格で販売されているが、これらの差は徐々に縮まりつつある。書き換え回数の制限も、特定の記憶素子に書き換えが集中しないように分散化させるウェアレベリングや、短時間での頻繁な書き換えを避けるためのキャッシュメモリの併用、既に不良回避のために存在する冗長記憶領域とは別に書き換え回数制限の回避を目的とした広い冗長記憶領域の確保によって改善できる。

 SLC型は1つの記録素子に1ビットのデータを保持する。

蓄積電荷量の検出を "Hi/Low" の2値で判断するため、記録素子の劣化やノイズといった多少の蓄積電荷量のバラツキは問題とならない。SLC型はその書き込み速度と書き換え可能な上限回数が大きいことにより、サーバ向けや産業用の組み込み装置など、信頼性や低保守性が求められてコスト高を許容する用途に普及している。

 MLC型は1つの記録素子に2ビット以上のデータを保持する。多値 NAND という。

蓄積電荷量の検出を"Hi/Low"だけでなく2つの間にいくつかの中間値を設定して、4値や8値、16値といった多値で判断する。記録素子の劣化やノイズによって少しでも蓄積電荷量に変動が生じると、保持していたデータは誤りとなる。その場合、フラッシュメモリ回路内の誤り検出回路によって「メモリーブロック不良」が検出され、代替メモリーブロックに切り替えられる。MLC型はSLC型と比べて書き換え可能な回数とデータ保持期間で劣るが、大容量製品を安価に製造可能である。長期間の使用や高信頼性を求めず、主に低価格であることを重視する製品に用いられる。そのため、出荷数や採用数ではSLC型を上回っており、個人用PCなどの民生用途では今後もMLC型が普及していくものと見込まれている。


===SSDへの期待と課題(2007年5月の記事)

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0521/hot487.htm

 (SSDの)データ転送帯域自体は、HDDのように内周と外周の差がなく安定しているものの、HDDに対し大きく上回っているわけではない。むしろ、消費電力が低いこと、原理上、振動や衝撃に強いこと、騒音がないこと、といったトータルでのメリットが高いとされている。

 逆にSSDのデメリットは、まずコストが高いこと。HDDに比べるとかなり割高になる。また、容量も現在は32GBが主流であり、ビジネス向けには十分なものの、コンシューマ向けにはちょっと辛い。HDDと組み合わせると、容量の問題は克服できるが、上で述べたメリットの多くを失ってしまう。
 MLCとSLCの違い。書き換え可能回数が1桁低い上、性能が2分の1~3分の1になるがバイト単価が低いのが魅力。もう1つの大きな問題は、NANDフラッシュの書き換え可能回数の問題だ。NANDフラッシュには1つのセルで1bitの記録を行なうSLC NANDフラッシュ(SLCはSingle Level Cellの略)と、1つのセルに2bitの記録が可能なMLC NANDフラッシュ(MLCはMulti Level Cellの略)の2種類がある。当然、MLCの方がバイト単価を抑えることができるが、信頼性や性能でSLCに劣る。特に書き換え可能回数は、10万回程度が可能なSLCに対し、MLCは1万回程度とされる。

 また、この数字は製造プロセスの微細化により減少する傾向にある(書き換え可能回数が減る)とも言われており、PCのプライマリストレージとして利用する場合は注意が必要になる。HDDと同じ感覚でデフラグなどのプログラムを定期的に実行すると、あっという間に書き換え可能回数の上限に達してしまう可能性がある。


===SSDのSLC、MLCの違い

http://eeepc.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/ssdslcmlc_7a23.html

 EeePC 901はオンボードに4GBのSSD、サブボードに8GBのSSDが装備されている。4GBは高速アクセスが可能で使っていて心地よいが8GBはそうでもない。どうやら8GBのSSDは仕様的にアクセス速度が遅くて起動には向いていないようだ。(プチフリなんて言葉もあるくらい)

ネットで調べたところフラッシュメモリーにはSLCとMLCってのがあるそうな。
 SLC(single level cell)
  10万回の書き込みに対応し高速、比較的小容量、起動向き

 MLC(multi level cell)
  1万回の書き込みまでで、低速だが安価で大容量化出来る、保存向き

で、EeePCは
 4GB側チップ K9K8G(SLC)
 8GB側チップ K9LAG(MLC)涙
こりゃデュアルブートは止した方が良いのかも。。。あやうく8GBドライブを壊しちゃうところでした。データ保存用途にした方が良さそう。

追記(2008年12月1日)
その後発売されたEeePC S101やEeePC 901-16Gに採用されたSSDはMLCチップながらコントローラーの改良で上記のSLCのものより高速で動作するそうです。耐久性にも配慮がされており、将来はより安価で高性能なMLCによるSSDが主流になると思われます。下記は901-16G専用とありますがコネクタ付きのEeePCならBIOSを最新にすることで利用可能です。


===低価格SSDのプチフリを解消できるか ~FlashPointを試す

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hirasawa/20090511_168055.html
 SSDは、JMicron製のコントローラとMLCタイプNANDフラッシュを採用する低価格製品の登場で、一気に身近な存在となった。ただ、普及が進むにつれて、ある問題が指摘されるようになった。その問題とは、ランダムライト頻発時にSSDへのアクセス速度が極端に低下し、数秒から数十秒、場合によっては数分間、操作を一切受け付けなくなり、マシンが固まったようになる、いわゆる“プチフリーズ”と呼ばれる現象だ。 現在では、キャッシュメモリを搭載することで極端な速度低下を解消した製品が続々登場してきているが、低価格SSDでは、現在でもキャッシュメモリを搭載しない製品が主流だ。そういった製品では、やはりプチフリーズが発生する可能性が非常に高い。

 NANDフラッシュメモリでは、データの書き込みや読み出しは、容量が最大8KB程度の「ページ」と呼ばれる単位で行なわれ、消去は32または64ページをまとめた「ブロック」と呼ばれる単位で行なわれる。 そして、ページへの書き込みは、そのページが消去されている必要があり、直接データを上書きすることはできない。そのため、データの更新時には、一度データが書き込まれているページを消去しなければならないが、消去はブロックサイズでしか行なえないため、消去したいページが含まれるブロックのデータを別の空きブロックに一度待避させた上で、目的のブロックを消去し、そこに変更分のデータを含めて全ブロックデータを書き戻すという作業が発生してしまう。そして、その一連の作業には100~200msほどの時間がかかってしまうため、特に小サイズのランダムライトが頻発すると、極端な速度低下が発生してしまう。 そこでFlashPointの登場だ。FlashPointは、メインメモリ上に32MBのライトキャッシュ領域を確保することによって、ランダムライト頻発時の速度低下を隠蔽するフィルタドライバとして動作する。現在、フリーソフトとしてこちらで配布されている。
 キャッシュメモリを搭載するSSDのように、ほぼ完璧にプチフリーズの発生を抑え込むことは難しいかもしれない。また、今回のテストでは特にトラブルは発生しなかったが、環境によってはトラブルが発生する場合もあるようなので、利用時のリスクを覚悟し、自己責任で利用する必要もある。しかし、FlashPointの利用によって、通常利用の範囲内でプチフリーズの発生が激減することはまず間違いなく、試してみる価値は十分にあるだろう。


===INTEL製の廉価版SSDとなるKINGSTONE SNV125-S2/40GBが発売開始

http://nueda.main.jp/blog/archives/004735.html

「40GBのX25-M G2」相当のINTEL製の廉価版SSDが発売されました。

 先日発表された40GBの34nm X25-M G2といわれるKINGSTON SSDNow Vシリーズ SNV125-S2/40GBが発売になりました。価格は9,980円とINTEL製SSDとしては魅力的な価格になっています。

本体内部の分解写真によると、内部基板にINTELロゴがあり、INTELの最新ファームウェアである02HAの搭載を思わせるラベルがあることから、INTEL製SSDのOEM品であることは間違いなさそうです。

AnandTechのベンチマーク では、4KBランダムリードは60.2MB/s・4KBランダムライトは34.5MB/sとINDILINXやSAMSUNGを大きく上回っていましたが、、AKIBA PC Hotline!で紹介されているCrystalDiskMark 1000MBのベンチマークでも、4Kランダムリードで22MB/s4Kランダムライトで42MB/sが出ており、シーケンシャルの遅さ(R 170MB/s・W 40MB/s)を十分カバーできるかもしれませんね。

◎SNV125-S2/40GB: 34nm、MLC、40GB、R 170MB/s・W 40MB/s
 - X25-M G2 : 34nm、MLC、80GB/160GB、R 250MB/s・W 70MB/s
 - X25-M G1 : 50nm、MLC、80GB/160GB、R 250MB/s・W 70MB/s
 - X25-E :    50nm、SLC、32GB/64GB、R 250MB/s・W 170MB/s

40GBと容量が少ないのがネックですが、ノートPCなどには十分使えそうです。


===東芝の2.5インチ SSD SSDN-STBシリーズが発売開始
http://nueda.main.jp/blog/archives/004709.html

東芝の2.5インチ SSD SSDN-STBシリーズの単体販売が開始されました。

 東芝の2.5インチ SSDは10月からアイ・オー・データ機器が独占販売という話になっていましたが、アイ・オー・データによるパッケージ品として秋葉原で発売開始になりました。特長説明によると、ランダムリードは約195MB/sランダムライトは約157MB/sで、Windows7でサポートされたTrimコマンドに対応済みです。

今回発売されたのは64GB、128GB、256GBの3種類で搭載チップはMLCです。以下は直販サイトの価格です。
 - 64GB :SSDN-ST64B :24,800円、43nm MLC
 - 128GB :SSDN-ST128B :47,800円、43nm MLC
 - 256GB :SSDN-ST256B :85,800円、43nm MLC

SSDのコントローラはINTEL、SAMSUNG、 JMicron、INDILINX製などが発売されていますが、今回からは東芝製も選択できることになります。


===INTELのバリューSSD X25-Xの仕様

http://nueda.main.jp/blog/archives/004697.html

http://nueda.main.jp/blog/archives/004625.html

INTELはQ4に廉価版のSSDをラインアップするようです。

 INTELはX25-V(現在は、INTELのバリューSSD X25-X)という40GBの安価なSSDを09年Q4に予定しているとのこと。Vは"Value"を意味するそうです。INTELはこれをAtomやCULVを搭載したノートブックメーカーに売り込むのではないかということですが、INTELの場合はCPUやチップセットとともにセット販売もできますからね。

●X25 SSDシリーズラインアップ
◎ X25-V : 34nm、MLC、40GB、09年Q4予定
 - X25-M G2 : 34nm、MLC、80GB、160GB、発売済(R 250MB/s・W 70MB/s)
 - X25-M G1 : 50nm、MLC、80GB、160GB、発売済(R 250MB/s・W 70MB/s)
 - X25-E : 50nm、SLC、32GB、64GB、発売済(R 250MB/s・W 170MB/s)

容量以外の詳細はわからないということですが、X25-M G2の40GBタイプだと人気がでるような気がします。なお、SLCタイプの128/256GB 大容量版は10年Q2の予定なので、こちらはまだ現状のラインアップのままかもしれません


===インテル製2.5インチSSDのリテール版が8月29日から一斉発売
http://ascii.jp/elem/000/000/455/455319/

34nm版インテル製Serial ATA対応2.5インチSSD「X25-M Mainstream SATA SSD」シリーズのリテールパッケージ版の販売が、8月29日からスタートする。

 発売されるのは80GBモデルの「SSDSA2MH080G2R5」と160GBモデルの「SSDSA2MH160G2R5」2モデルで、いずれも中身のSSDは先行して販売されている茶箱版と同じものだ。パッケージはCPUのものをさらに小型化したようなもので、内部には3.5インチベイ用マウンタも同梱。価格もほとんどのショップで茶箱版とほぼ変わらないので、明日以降、売れ筋となるのはリテールパッケージ版へと移っていきそうだ。入荷予定ショップはアークやBLESS秋葉原本店、クレバリー1号店、クレバリーインターネット館、TSUKUMO eX.、ツクモパソコン本店II、TWOTOP秋葉原本店、T-ZONE.PC DIY SHOP、ドスパラ秋葉原本店、フェイス本店など。価格は80GBモデルで約2万5980円~、160GBモデルで4万7980円~となっている。

===SSDリスト

かつてのHDDメーカー群雄割拠を連想させる混沌とした状態。部材となるNAND型フラッシュメモリSamsung、東芝(SanDiskと提携)が2強で、そのあとをHynix、Intel&Micron連合(合弁会社 IM Flash Technologies)が追随している(参照 )。もう1つの重要な部材であるコントローラー東芝、Samsung、Intelの他、MtronやJMicronなどが設計している。 SSDの性能はコントローラー次第で大きく変わり、並列処理を進めることでHDDよりも速いペースでシーケンシャル性能を上げていっている。今後の課題は非シーケンシャルでの性能?

http://kettya.com/notebook3/ssd/