昨日から地域の青少年アカデミーで世界文化の授業の日本担当をしています。



初日かなり緊張して臨みました。

前の日から他のことは力が入らない状態でした。




母から送ってもらった母が着ていた着物を着るために(担当者は自国の民族衣装を着ます)

ユーチューブで着付けを習い

簡単に着けれる作り帯をして・・・。



着物なんて専門学校の卒業式と友達の結婚式以来。

22歳ぐらいから全く縁がなかったのに

異国の地で着ることになろうとは不思議なものです。

母も喜んでいました。



子供たちが初めて目にする日本の着物の姿なので

それなりにしないとという思いでできる限りは集めました。



ここでは日本という看板を背負っているのだと思って・・・。



職員の方達や子供たちの反応はとても良くて

やっぱりスーツなどで臨むよりも雰囲気が出て良かったと

褒めていただきました。






授業も最初は緊張しましたが娘と作ったPPTを使って

50分ずつの授業を2回もたせることができました。苦笑



しかし何といっても男の子が多くて元気が良すぎて

特に5年生のクラスでは途中で声が枯れてしまうくらいで・・・。



集中力を保って楽しくするために

これからまた工夫を重ねていかないとと思いました。






6年生の一人に娘と何度も同じクラスを経験した男の子がいて

5年生の頃にオンマが日本人ということで厳しい質問をされたりして

娘がよく話題に出していた子が(娘は上手く対処してました・・・強くなりました!)

昨日一番前に座っていました。



私もその子がいるのは知っていたので一番気にもしていたのですが

オリエンテーションから私も子供たちもそれぞれ自己紹介して交流して

すぐ打ち解けることができました。



昨日は授業に日本の地形や自然についても学びました。

日本が自然から受けているもの

それは雄大な自然美であったり温泉だとか色々あるのですが

また逆に自然災害の多い日本がそれとどう向かい合っているのかなど。



その話の最中に東日本大震災の話をしてきたのは子供たちからです。

そして




「 先生の故郷は被害はなかったのですか?」



とその男の子が質問してきてきました。

大丈夫だったと答えると





「 それは 良かったですね・・・ 」



深刻そうに言ってくれました。



情が通い合って知り合いになるとすぐ

私の実家のことまで心配してくれるその子や子供たちは

本当に韓国の子供たちだなあとしみじみ感じ嬉しく思いました。






また子供たちは時間がたつにつれとても積極的で同時に質問するので

答えるの大変なくらいでしたし

私の想像以上に短編的な日本語を口にするので

可笑しく聞いてみると



「スーパーマンが帰ってきた」というテレビ番組に登場する

格闘家の韓日家庭(奥さんが日本人でモデルさん)の

娘のサランちゃんを中心とした家庭のほのぼのとしたやりとりが

日本語なのでそれを見て知ったと多くの子が答えていました。



格闘家の厳ついアッパがサランちゃんにメロメロの様子が大人気な番組で

今やサランちゃんは国民的アイドルでCMなどにも出てるそうです。

私はテレビを殆ど見ないので聞いた話ですが。






そんなことから韓日を結ぶ友好の橋は

私たちのような韓日家庭が大きな役割をもっていると

改めて思いました。



実際にここに住んでいる私たちだから感じること

言えることがあるなあと。



家族になってしまえば

あなたの国は私の国で

私の国はあなたの国になれるのだから。











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