友人の購入3年目のベンツGLCクーペ(写真)に乗せてもらってドライブを楽しんできました.花見客でどこも一杯の人出でした.

 

ところで,ベンツのリアカメラは,ギアをバックに入れると液晶モニターに後方映像が映るようになっていますが,これが走行中にパカパカと勝手に開閉したり,時速20km未満に減速すると,前へ進んでいるのに勝手に開くというのです.もう1か月前からだといいます.

 

ネットで調べると同じような現象は多々報告されているようで,一番困るのは故障して開かなくなることですが,通常走行中にパカパカと開閉するのも,その都度,結構な音とわずかな振動が響いて決して気持ちが良いものではありません.

 

↓開いたままになって元に戻らないということもあるようです↓

 

今回の状況は,時速20km未満になるとカメラが勝手に開いて,20km以上になると閉じるということの繰り返しでした.友人も困ってはいるものの,修理に出すと多額の工賃が心配とのことで様子をみているとのことでした.

 

そこで,上記のホームページを参考にしてみました.総走行距離が1.5万キロ,3万キロあたりになると,このような異常な開閉が起こりやすいというバグがディーラーのメカニックにも知られているようです(国産ではありえない!).

 

時速20kmの前後をそーっと減速すると,どうやら検知できないこともあるようで.時々は開かないようです.とくにブレーキを踏んで20km/hを横切るとカメラは開きますが,エンジンブレーキのみでそーっと減速すると時々開かなくなります.

 

上記のホームページでは,時速20km未満で5分間まっすぐに走行するとリセットされて(学習して?頭悪い?)なおるかもしれないとのことでした.

そこで,暇にまかせてこれを何度もやってみたところ,なんと「治りました!」

 

スピードを感知して作動する装置としては,エンジン(アイドリング)ストップ機能があります.友人はこれも設定が外れて頻回におかしくなるとのことでしたので,もしかしたら連動しているかもしれません.そこで,20km/h前後の減速に加えて,アイドリングストップのボタンを何度もon/offを繰り返しました.こうしてエンジンブレーキのみで20km/hをそーっと横切る減速を30回くらい繰り返したところ,1時間くらいでなおりました(リセットされたということでしょうか?).なお,この際には走行レーンを外れそうになるとハンドルに振動を起こす装置と,カーブを曲がるときのハンドル操作のアシストの2つのボタンのうち,前者はoffにしました.360度ライブビューのボタンもoffにしました.

 

はたして何が有効だったのかはよくわかりませんが,友人は感激して,そのあと途中のレストランで一番高いステーキ定食をおごってくれました(ラッキー!).

 

上記のホームページによると,次は走行6万キロでカメラの動作がおかしくなるとのことです.これってベンツのリコールにもなりかねないバグだと思いますが,わたしのよーなリアカメラもついてない国産車に乗るものにとっては羨ましい悩みですね.

 

<追伸>

 1年後にまた同じ現象がおこったとのことですが,エンジンブレーキのみでそーっと時速20km/h以下に減速すると開かなくなることがありとのことですので,そのまま時速20km未満で5分間走行したところ正常にリセットされたとのことです.ヨーするに,リアカメラが開かない状態で20km未満で5分ほど走行すると,”それが正常なんだ”と車も感じて”学習”してくれるということなのですね.ベンツは電気系統が弱点のようです.

 ちなみに,ベンツのカーナビは日本車より10年以上機能が遅れていて,地点登録したアイコンの変更も事実上も不可能に近く,タッチスクリーンもできなかったです. つまりは,日本車がベンツ並のデザイン・機能(とくにライト関係)・頑丈さ・ディーゼルエンジン・四輪駆動をもっと採用できれば,十分付け入るスキはありますね.ちなみに,スズキのベンツにとても似た顔の車種のデザインは,ジョルジェット・ジウジアーロ氏が率いるイタルデザインによるものでカッコいいですね.でも,1年位で”ひっそりと”販売停止(絶版)になりました(残念).

 

 

(スズキ SX4 S-CROSS)