ちょっとお洒落にしようと努力している居酒屋? | がめんちょろ

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Music is life, and life is not a business

お気に入りの[a:13025873,ラ・ヴィネリア]が入っているビルの地下にあるこのお店、目白通りを通るたびに何となく「炭火焼・地どり」の看板だけは目には入っていたのだが訪問する機会が今まで無かった。実は面白い店名だった事は入店してから発見。
同じく目白駅前の[a:13030711,すみれ]の様な家族経営の気の利いた居酒屋を勝手に想像していたのだが全然違った、いつもながら自分の勘の悪さに呆れてしまう。
カウンターだけみると普通のバーみたいである、店内は天井が高く地下の店という閉塞感は感じない。ちなみにBGMはBackstreet Boys等が流れている。日曜の夜と言う事もあり店内には近所のおじさんの会合風の一組のみ。

店の真ん中に位置するカウンターに若い女性アルバイトらしき店員が2名、奥に厨房がありおでん以外の料理はそこから出てくるようだ。ただ、厨房で調理をしている感じはあまり無く、焼いたり盛ったりという単純作業を行っているだけみたいである。システム的には和民等の大手チェーン店と同じかな?
はじめのうちは厨房でおじさんとお兄ちゃんのコンビで仕事していたが、おじさんが引き揚げた後はカウンター担当の女性店員が厨房側に行ってしまってオーダーを頼むたびに声を出して呼ばなくてはいけない。

でじまけんのブログ-お通し

お通しは豆腐にちょっと酸味がきいたあんをかけたものでこれはなかなか気が利いている一品であった。
先ずは生ビールをお願いしてポテトサラダ、おでん、地鳥モモ焼、厚切りベーコン焼をいただく。

でじまけんのブログ-厚切りベーコン焼 でじまけんのブログ-おでん でじまけんのブログ-ポテトサラダ

ポテトサラダは「男爵と卵で彩り ごま風味」とお洒落な名前になっている。卵が多めで美味しかったが胡麻ドレッシングは余計に感じた。
おでんは京風なのかものすごく薄味の出汁である、九州出身の私にはちょっと薄すぎるし出汁の風味もいまいち薄い気がした。大根が大きくてちょっとびっくりしたが、真ん中は味が染みていなくちょっと硬かった。美味しいと思ったのは「いかたこ揚げ団子」。
地鳥モモ焼と厚切りベーコン焼は普通に美味しい、モモ焼の皮がパリパリで香ばしいし柚子胡椒が添えられているのもナイス。九州人としては柚子胡椒が東京でも段々市民権を得てきているようで嬉しい。
「鳥モツの黒煮込み」は皮やモツをデミグラスソースと八丁味噌で煮込んだもので、味はかなり濃い目、ちびちびつまむのにはいいかも。ガーリックトーストとの相性もなかなか。
卵黄とともに提供される「つくね」はタレがしょっぱ過ぎ、黄身を和えるにしてもしょっぱ過ぎ。「つくね」自体の出来はそんなに悪くないのにこれは残念。

でじまけんのブログ-鳥モツの黒煮込み でじまけんのブログ-地鳥モモ焼
$でじまけんの喧々囂々-つくね

全体的にいまいち感があり、なんだか創意工夫が空回りしている感があるのは残念。焼酎は標準的なものを比較的安めの値段で提供しているのでチョイ飲み目的には悪くないかも。

でじまけんのブログ-焼酎

ゆるりと時わすれ居酒屋 / 目白駅雑司が谷駅(東京メトロ)鬼子母神前駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0