雷神が今、こんな話をしてくれました。


昔の日本は、地域全体で子育てをしているようなところがあった。


国や街という概念ができるもっと前は、「ムラ」があって、さほど大きな団体ではなかった。


昭和になると、回覧板というものを隣近所で回しあって、良く交流をした。


だから、隣んちの子の名前も、5軒先にあるお宅の子の名前もよく知っていた。


夕飯時、醤油が足りなければ、畑のほうれん草を手に持って隣の家に行った。


奥さん、ちょっとこの器にしょうゆをくれない?と言って、その日使う分だけをもらった。


先にほうれん草を渡すんだ。


すると、「あら、有難う。しょうゆくらい遠慮しないでいつでも言って!」と気持ちよくしょうゆをくれるんだ。それと、頂き物のスイカがあるからと切ったやつもくれるんだよ。


いいかい?


遠慮しすぎず。かと言って、遠慮がなさすぎても駄目だ。


プライベートゾーンに入りすぎても、けん制し合っても駄目だ。


なぁに。人の心を良く学び、推測してバランスを取ればそう難しいことじゃない。


結果をよく考えることだ。


迷惑がられて、嫌われたら、結果が良くないってことを。分かっていればなんも問題ない。


問題ないどころか、お互いに気持ちが良いもんだ。


人付き合いというのは。