「じゃあ、もう一人大事な大事な友達を呼んであるんだ。愛があれば歳の差なんて。。
ギターがあれば歳の差なんて。。。ロックンロールがあれば歳の差なんて。。。ブルースがあれば。。
麗蘭!土屋公平!!」
ギターを弾きながら土屋公平登場。
曲は「ハッスル」
ファンキーなギターにチャボバンドが絡む。
まあ、ベースは早川さんだし、キョンさんはファーストアルバムに参加してるからこれはこれで麗蘭
の一形態っつってもいいかも。格好良い。

蘭「楽屋でだと恥ずかしくていえないけど、チャボさん45周年おめでとうございます。みなさんチャボ
さんに祝福の拍手をお願いします」蘭丸の言葉に満場割れんばかりの拍手と歓声。

麗蘭からはもう一曲「ミュージック」
音楽は救いの神様。これはチャボの一貫したテーマだと思う。
この曲がこのライブで歌われることもとても意義深い。

終わると、バンドメンバー、土屋公平はステージを捌ける。

ステージ上ではチャボ一人。

土屋公平との出会いについて語る。

スライダースっていいバンドがあるっていうんで、この渋公でやったライブをみにきた。
遠くからこっそり見たらギターの奴かっこいいなって思った。でも、近くでみたら格好悪い
ってことがあるからステージ袖まで来て確認して帰った事がある。

その後、雑誌の対談かなんかであったんだけど、そのときはろくろく喋れなくて、でも、こいつとは
もうちょっと、喋りたいって思ったから、終わった後、電話番号渡した。
その後、居酒屋で飲む事になったんだけど、どうやって何を喋るかものすごく迷って。。
でも、年上だらからなんとか話題を探そうと、好きなギタリストとか、好きな色とか話題を振ったら
「チャボ、おれ、そんなことより自分のことを喋りたいよ」って言われて度肝を抜いた話とか。

そんな話を終えて歌われたのは、チャボのあるときの現在と過去を、友への手紙という形で切り取って作られた歌詞の「大切な手紙」
過去と現在の接続。
ジェフベックが言っていたという年月の収穫。いいことも悪い事も。
それを獲得していくことの意味みたいなものがチャボにはあって、それをどう形にするかっていうのをテーマにした作品の内の一つじゃないかとおもう。


この後、バンドメンバーがステージへ。梅津さんもクラリネットで参加してチャボの代表曲といって
いい「BLUE MOON 」生憎の雨でお月様は出なかったけど、でも、この曲は光ってたよ。

そして、ここからは今月出るニューアルバムから「オーイっ!」 「ま、いずれにせよ」 「やせっぽちのブルース 」「マイホームタウンの夜に」

現在のチャボ、チャボバンドの魅力をおもいっきりみせてくれた演奏だった。
過去を振り返るだけじゃなくて、現在、そして、これからもまだまだやるぜっていう。
こころいきって奴ね。

今現在の「ホームタウン」を歌った「マイホームタウンの夜に」
から、「みんなはロックンロールなにで出会ったの?」
との問いかけから「MY R&R」
特にバンドでの「MY R&R」は格別だった。

本編ラストは「ガルシアの風」をポエトリーで。
これは歌詞の中にもある自由さを感じた。
歌詞カード片手に歌詞を朗読する姿に詩人チャボの振る舞いも感じられた。

仲井戸麗市というアーティストの表現としてはこれもありだった思う。