林道「赤石線」と「百合沢線」の現況報告

2026年03月18日(水)
場所:新城市大野地区
移動:自動車、徒歩
駐車場所:県道439号路肩駐車余地
ドリンク:ファミリーマート新城山吉田店(国道257号経由の場合)
トイレ:ファミリーマート新城山吉田店(同上)
 

キー・ワード(順不同) 林道「赤石線」、林道「百合沢線」、鳳地峠、

林道「鳳地線」、林業専用道「落ノ沢鳳地線」

バイクは各々ショートピストン
登山の外堀を埋めるシリーズ(鳳地峠)
マニアックなウォーキングコース(鳳地峠)

 今回の目論見
 以前、林道「百合沢線」を様子見した時に、地形図実線よりは
 延伸されていた。
 今は西隣の林道「赤石線」末端と接続しているのではないか?
 確認ついでに、VR尾根を歩いてみましょう。
 

●林道「赤石線」
起点:赤石地区の新城市道分岐接続
終点:地形図通り
延長:約1450m
備考:規制形跡(現状開放)、全線ダート

●林道「百合沢線」
起点:県道林道439号分岐接続
終点:地形図+延伸
延長:約290m+延伸約150m
備考:規制無し、起点部分線形違い、ダート(起点部分要部舗装)

●VR尾根(下り)
開始:林業専用道「落ノ沢鳳地線」から
終了:林道「百合沢線」出合まで
延長:約565m
備考:シダ藪はマダニ多数、最下部不明瞭

●山道・斜面・地形図破線等
本日利用分:260m

本日の徒歩距離:約4130m
所要時間:約2時間45分(様子見等全て含む、昼食無し)


注: マップの沢の水色は、実際の水の有無とは無関係です。

 久しぶりに林道「赤石線」から入山する。
 龍山瀬尻の「鳴瀬の滝」近くへ行ける林道「赤石線」じゃないよ。
 以前は簡易規制があり、車両の供用無いからヤブ林道の印象だった。
 新城市の今後の五ヶ年計画で改修予定だが、年齢的に待てない。

 まず、県道439号の路肩余地に駐車する。
 
 県道439号の路肩へ駐車(A地点)


◆手前から国道257号経由で浜松から来た。三遠南信道利用より近い。
◆奥へ250m(赤丸)で単館の「赤引温泉」がある。
◆画像手前140mに林業専用道「落ノ沢鳳地線」の入口がある。

 ここから歩く。県道に歩道が無いのでメチャ怖い。
 奥へ250m進む。「赤引温泉」の駐車場の向かいの橋を渡る。

 県道439号から橋を渡って市道に入る(A2分岐)


◆県道から「豊川用水大野導水路」に架かる橋を渡って市道へ入る。
◆左方に「赤引温泉」の駐車場、奥に看板と温泉本館が見える。
 
 市道はすぐに右へ曲がって数軒の民家の横を通る。
 橋から約130mで林道の起点に出る。

 林道「赤石線」起点分岐(B分岐)


◆左へ入るのが林道「赤石線」。右は福祉法人だったかなぁ。
◆以前は起点銘板があったような記憶があるが…。

 林道へ入るとすぐに枯れススキからマダニが付いた。
 ススキは50m程で無くなる。
 約135mを緩く登ると林道の規制点に出る。

 林道「赤石線」の規制点(C地点)


〈上段〉
◆手前から来た。青丸2つの位置に規制の鋼製ポールがある。
◆錆びたチェーンは右側に寄せてある。規制看板は地面に寝ている。
〈下段〉
◆同所の振り返りショット。白丸は岩壁の祠で梯子付き。
◆この場所は沢の管渠堤で、沢水は「宇連川」へ注ぐ。

 規制が緩いのはなぜか?…現状、開放状態である。
 ダニ避けの足カバーを着けて出発。

 沢をC地点で渡ったので、林道は左岸を遡上する。
 すぐに最初の谷止工が沢にある。
 約150mで右岸に移る。

 林道「赤石線」が右岸へ戻る(D地点)


◆沢を手前から奥へ管渠堤で横切る。右側が上流方向。
◆堤の路盤の断裂と流失があり、ガードレールが浮いている。

 令和4年の台風の影響だろうか。
 徒歩、二輪は問題ない。
 2つ目の谷止工を右手にスルーする。
 約135mで法面崩落と細い倒木が続く。

 林道「赤石線」の法面崩落や倒木の一例(E~E2地点)

 
〈上段・下段〉
◆上段は見た目よりも歩きにくい。細い倒木もジャマな高さ。
◆細い倒木群。この山は岩質で土被りがとても薄い。
 
 E2地点には広場がある。
 沢が分かれ、支沢側に谷止工が2つ見える。
 広場から約150m、直角カーブに長い倒木がある。

 林道「赤石線」のとおせんぼ倒木(F地点)


◆手前から来て長い倒木。地形図で右へ直角に曲がる場所。
◆幅員広いが、スギ倒木も長く完全にとおせんぼしている。

 太さは目通り40㎝くらい。二輪はガンバ。

 直角に曲がっているのは支沢を巻くため。
 支沢の左岸を巻きに行くと、路盤の流失がある。
 
 林道「赤石線」の路盤流失(G地点)


◆支沢は左側。右側に大きな水掘があり、路盤が無くなっている。
◆自分が立っているのは沢側の法面天端。

 もう25mほどで沢を巻くカーブの頭に出る。

 林道「赤石線」の沢巻きカーブの一例(G2地点)


◆本線の4つのカーブ頭の内の一つ。
◆丸印の辺りにG地点の路盤流失がある。

 周囲がヒノキになり、路面がきれいになる。
 進んで約235mで切通しのカーブに出る。

 林道「赤石線」の切通しカーブ(H地点)


◆4つあるカーブ頭、2つある切通しの一つ。
◆法面はガン(岩)で、いかにも奥三河な雰囲気。

 この切通し尾根は、地形図上では起点のBやC地点に戻れる。

 この切通しを抜けると路盤からスギの若木が生えてくる。
 まだ1m~2m程度で圧は無いが、スギ葉が顔に当たると痛い。
 約115m進んで2つ目の切通しに出る。

 林道「赤石線」の切通しカーブ2(J地点)


◆本線2つ目の切通し。自分は貝殻の化石を捜している。

 この切土尾根は独標209mへ続いている(左方向)。
 このあと沢を巻くために少しづつ標高を下げていく。
 また路盤からの若スギの生長がある。
 
 林道「赤石線」の路盤の若スギの一例(K地点)


◆スギ自体は二輪でも問題ない。隠れた細い倒木があるから注意。

 若スギを抜けると沢筋をカーブで巻く。

 林道「赤石線」の4つ目のカーブ(L地点、
重要

◆ここには地形図破線の涸れ沢を遡上(画像手前)する歩道がある。

 この先、沢に沿って下って行く。
 L地点のカーブで沢を横切ったが、すぐに巻き直して
 もう一度、下流側で沢を横切る。
 そんな線形ではお約束の水掘ができ、やがて路盤が流失する。

 林道「赤石線」の路盤流失2(M地点)


◆ガードレールの下が沢筋なのだが、排水土管が閉塞。

 沢の左岸をさらに下る。
 約65mでガードレールも落ちてしまった場所に出る。

 林道「赤石線」の路盤流失3(N地点)


◆うふふ、オフの血が騒ぐよね。バイクは浮石注意。

 もう終わりだ。
 右手に谷止工をスルーする。
 沢筋エンドにありがちな雑然とした道を約105mで本線終点。

 林道「赤石線」の終点部分(O地点) 


〈上段・下段〉
◆上段は本線終点部分。下り直線なので開削面は無い。
◆下段は振り返りショット。湿潤でイノシシのヌタ場がある。

 独標209mが西側にある。
 残念ながら林道「百合沢線」との接続は無かった。
 
 このまま下りたいような沢筋ではない(遭難の第一歩だ)。
 と言うことは、東隣のVR尾根を下る事になる。
  
 地形図破線のあるL地点のカーブの頭まで戻る。
  
 破線の取付きは不明瞭。
 山中に破線歩道が残っている事を期待する。
 意を決して涸れ沢を登る。左岸に杣道が薄くある。

 地形図破線の涸れ沢の杣道(L2地点前後)


◆何となく杣道が判る。沢自体は小さいから迷いが無い。
◆画像は標高200mの、杣道が比較的判り易い部分。

 間伐時の杣道が残ってて良かった。
 それでも最上部(沢源頭部)はあいまいとなる。
 林業専用道「落ノ沢鳳地線」の安全設備が見えてくる。
 そして想定位置で出合いとなる。
 約190m、比高約70mの行程だった。

 林業専用道「落ノ沢鳳地線」との出合(P地点)


〈上段・下段〉
◆上段は林専道「落ノ沢鳳地線」のガードレールを見上げている。
◆下段は同道出合から終点方向(鳳地峠方向)を見ている。

 無事に林業専用道「落ノ沢鳳地線」と出合えた。
 この道はすでに完抜けしている極上林道だ。地形図は途中まで。
 起点県道側も終点「鳳地峠」側も単管パイプの規制がある。

 ドリンク休憩ののち、終点方向(西側)へ出発する。
 約90mで独標288mからの北尾根の一つを巻くカーブに出る。 
 
 林業専用道「落ノ沢鳳地線」のVR尾根のカーブ頭(Q地点)


◆右奥から出てきた。カーブの頭が切土広場になっている。
◆本日は切土広場からVR尾根を下って行く。

 では、VR尾根を下りましょう。
 奥三河では「鍵掛山」しかやった事無いけど。

 縮尺2万5千分の1のウェブ地形図では尾根の詳細は明確ではない。
 つまり、尾根の中心線が判別できない。

 ここもぼんやりと下ると、常に東側の張出しへ誘導される。
 東側の林道「鳳地線」に降りてしまうと、県道歩きが長くなる。
 「阿寺川」へ降りてしまったら泣くしかない。

 注意してアセビとツバキの尾根を降りて行く。
 最初の尾根コブを紹介しておく。

 VR尾根の最初の尾根コブと標石(R地点)


◆手前から来て、最初の尾根コブ。詳細地図で標高222.2m。
◆何の標石かと思ったら、町有林らしい。ここは旧・鳳来町なのかな。

 この標石はこのあとも出てくる。歴史を感じる山だよ。  
 画像の奥へ降りる。
 
 地形図の曲がり通りに沿う。
 標石コブから約145mで標高200m地点に出る。

 VR尾根の標高200m地点と標石(S地点)


◆このVR尾根は標石以外にランドマークが無い。
◆ここの町有林標石は地面に寝ていた。

 奥へ降りる。
 約60mで尾根が前方左右へ分かれる。

 VR尾根の左右への分かれと標石(T地点)


◆手前から来た。標石から前方左右へ尾根が分かれている。
◆時々見かける地形。ここは真北(左)へ降りる。

 左へ降りる。等高線が細くてしばらく快適。
 約130mほど下ると、ヤブ漕ぎになる(悲

 VR尾根のシダヤブ漕ぎ開始(T2地点付近)
 

◆やはりこうなるのか。尾根が狭いので左右に巻けない。
◆ヤブの薄い所で見ると、ズボンにマダニが100匹ほど付いている。

 イヌと一緒で無くて良かった。
 イヌはマダニが耳に入るとすごく面倒な事になる。

 もう20mほど降りるが、マダニに降参。
 左手の沢へ斜面を降りる事にする。

 尾根上と違って、沢への斜面は超絶面倒で危ない。
 間伐時の留置木は全て腐っていて信用できない。

 対岸まで直線距離で70m程だが、実際にはその倍はある。
 途中で対岸を見ると人工物が見える。

 VR尾根の斜面から見た林道「百合沢線」の石組み(U地点付近)

  
◆VR尾根の山腹から対岸を見ている。丸印に小さな石組みがある。
◆石組みの上に平場も見えるので勇気百倍。

 沢でズボンのマダニを落とす。靴下には10匹程度だった。
 石組み目指して斜面を登り返すと林道に出た。

 林道「百合沢線」出合(V地点)


◆左下から登ってきた。林道「百合沢線」の延伸部分だ。
◆もともと狭い幅員が路肩の崩落で更に狭くなっている。

 バイクで行けるだろうが、面白くないからお勧めしない。

 では、林道「百合沢線」の終点を見に行きましょう。
 画像の奥へ進む。
 沢の左岸を遡上して行く。
 約150m、沢の曲がりに沿って曲がった所で行止りとなる。

 林道「百合沢線」の終点(W地点)


◆この先、沢の左岸は岩壁となる。開削には発破が必要か?

 当然、林道「赤石線」とは接続していない。
 彼我の距離は約110mだが、比高は30mある。
 直結ではなく、山腹の斜降で分岐接続の方が楽そうだ。
 
 林道「百合沢線」の末端を見て気が済んだ。
 同線を起点方向へ戻る。
 約245m戻ると、沢から離れる曲がりがある。

 林道「百合沢線」のカーブ地点の崩落(X地点)


◆法面の小崩落と、路盤の沈下で縦方向に段差がある。
◆丸太は腐っているので、人力で動かせるよ。
◆地形図実線は起点からここまで。

 カーブによって沢から離れ、「阿寺川」に沿う。
 眼下に見える「阿寺川」の河川敷は結構広い。
 カーブから約210mで起点側の規制点に出る。

 林道「百合沢線」と無関係の規制点(Y地点)
 

〈上段・下段〉
◆上段は手前から出てきた。丸印の位置に規制用の杭がある。
◆下段は振り返りショット。規制杭が林道と無関係なのが判る。

 この場所は地形図でも線形が間違っている。
 地形図では、県道から直角にこの場所へ入るようになっている。
 実際は道路のように見える沢(または排水路)らしい。
 
 と言うことで、本線は県道に沿って約80m逃げてから出合となる。

 林道「百合沢線」と県道439号出合(Z分岐)


◆勾配があるので、Y地点までは枝条被覆だけど舗装です。 

 本日はこんなところ。
 県道を西へ歩く。これも歩道無いから怖い。
 約450mで「赤引温泉」の前を通り、A2地点の橋を左手にスルー。
 橋からもう250mで自動車に戻り着いた。

 県道439号の駐車場所へ戻り着く(A地点)


◆画像の奥約140mに林業専用道「落ノ沢鳳地線」入口がある。

 山中を一回りしたので、距離は短いが精神的に疲れた。
 特にVR尾根からの斜面(山腹)下りはシンドかった。
 
 本日は以上。
 
 おまけ 
 霧山登山:川名農村公園直近の福満寺薬師堂裏手
 2025年03月07日 
 おしまい。