この前書きましたが、この曲が俺が1番好きなビートルズの曲です。

理由は単純で、この曲を聴いていると気分がウキウキして来るからです。それはthe bandの項でも書きましたが、作り手が楽しんでいるのが聴き手に伝わるからかもしれません。
緊張感のある後期もイイですが、俺は初期から中期に掛けての和気藹々とした彼等が好きです。

さて、このプロモーション・フィルムでは『ヘイ・ブルドッグ』を演奏している映像が用いられています。
実際弾いていないジョン・レノンがピアノを弾いているのはその為です。

クレジットはレノン/マッカートニーですが実質的にはポールが作った楽曲で、リードヴォーカルもポールです。

ポールが敬愛して止まないエルヴィス・プレスリーばりのバリトン風の声で歌っています。
サックスソロの合間のサックスの音を真似た茶目っ気溢れるジョン、ポール、ジョージのコーラスといい、メンバーが楽しんで制作している感じが聴き手に伝わってきます

これって音楽だけに関わらず、大切な事ですよね。


イントロの印象深いピアノは、1956年の英国産ジャズの曲「Bad Penny Blues」(ハンフリー・リッテルトン作曲・演奏 プロデュースはジョージ・マーティン)の引用ですが、ビートルズも先人からの影響を取り入れている好例だと思います。



セッションにはイギリスの一流ジャズ・ミュージシャンも参加しており、サックスはロニー・スコットによるものです。

2番目に好きなのが『drive my car』なので、俺はポール派なのかな、、、(笑)