瓶詰される前の11年の評価が思いの外見直されている。ある意味当然のことだ。どうして未だに収穫時の単純糖度で判断するのだろう。11も12もあれだけ寒暖の差を感じ枝成りが長くなれば、アミノ酸系の旨味が増えるに決まっているのに。生産者ですらわかっていない。もっとも広義的に熟れると言う事を植物の生理学的に学んでほしい。土壌の水捌けとか、陽ざしや、積算温度も大事だけど、ワインには様々な個性と味や香りがある。それらが作り出す様々な官能は実に多様だ。実際、イルギレーショもソーラーマネージメントもヒート・クライマトリーも50年前の定説とはかなり違っている。ワインは実に楽しい謎解きがおまけに付いている飲み物だ。この謎がある程度溶けるようになると自分の飲むワインを外さなくなる。
それが目利きというものだ。
