これ以上の参考書はもう書けない | 出口汪ブログ「一日生きることは、一日進歩することでありたい。」by Ameba

これ以上の参考書はもう書けない

 なぜ「好きになる現代文」を刊行したのか?
 すでに「現代文入門講義の実況中継」「システム現代文」「現代文レベル別問題集」などがあるのに、今さら新しい現代文の受験参考書など出す必要がないのではないかと、お考えになる方は多いと思います。
 これらのシリーズは古いもので二十年以上前、新しいものでも十年ほどの年月がたっていて、しかも未だにロングセラーを続けています。出版社も様々で、今、売れているものを絶版にすることができないのは当然のことなのです。
 でも、僕の頭脳は日々進化しています。最先端の考え方に基づく参考書を皆さんに届けたい、ずっとそう思い続けていました。
 今、受験生を直接指導することをしていません。衛星放送での講義は、数年前の僕が全国で講義をしているわけで、今の僕の講義を受けることは誰もできません。
 もちろん、かっての講義、参考書等が古くてダメだというのではありません。また僕自身の考え方はずっと一貫していて、今でもまったく変更はありません。
 ただ受験生を指導していた時代と比べて、今は中学生以上を対象とした言語プログラム「論理エンジン」を完成させ、小学生対象の学年別「日本語論理トレーニング」を刊行し、さらには社会人対象の様々な論理の本を執筆して、僕自身の視野が広がり、ものの捉え方が深くなったのです。そうした今の頭で、もう一度大学受験用の参考書を執筆したい、そして、これを「出口の決定本」としてこれからの高校生、受験生に送りたいと思いました。 結果として、今までにない凄い本ができあがったと思います。
 できたら、これは社会人の方に読んでいただきたい、それほど普遍性を持った、頭脳を鍛えるための本に仕上がったと自負しています。
 「好きになる現代文・論理入門編」の下巻が、一斉に発売です。
 これ以上の現代文の参考書を書くことはもうできないと思います。

http://www.deguchi-hiroshi.com/books/sukininarugendaibun_ge.html


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三省堂神保町の本店では、店員さんが手作りのポップを作ってくださいました。