マツモトクラブ×ランジャタイ
『マツクランジャタイ~あぁ再演だぞう~』
2024/06/23 大阪公演レポ②
レポ中に出てくるセリフは正確なものではありません。
みなさんの大切なレポを参考にさせていただいたり
本やnoteから引用している部分もあります。
第一部
脚本:マツモトクラブ
伊藤と国崎のエッセイに、マツモトクラブがアレンジをくわえて舞台化したもの。
伊藤幸司著『激ヤバ』より
・甘くて苦いバレンタイン
・19回目の夏の君へ
・M-1グランプリ2021 ″アナザーストーリー″
国崎no+e『ふっとう茶☆そそぐ子ちゃん』より
(国崎☆和也著『へんなの』)
・セーラームーンが町に来る note
・まことくん note×マツクラネタ
・幕間①
・幕間②
・幕間③
幕間①
12月のマツクランジャタイで流れたやつかな?
会話の順番は間違っていると思うので雰囲気でお願いします。
マツクラが撮っているランジャタイの映像
マツクラ「今回のマツクランジャタイはどうする?」
国崎「せっかくなんで全員ネタするのをやめて、来たお客さんだけしか観られない特別なことをやりませんか」
マツクラさんには一旦Rー1のことは忘れてもらって、これに集中してもらおうと。
伊藤「人生を棒に振っていただいて…」
国「何かやりたいことありますか」
マ「伊藤が書いた本を舞台化してみたい」
伊「ありがとうございます!(テロップ「まんす♡」)」
マ「あれ朝ドラとかに出来そうだもんね、映画とか」
伊「やりたいです(テロップ「ヤリたいです♡」)」
国「僕は、3年ぐらい前からマツクラさんにしかできないと思って考えていたコント(演劇)があるので、それを絶対にやりたい」
マツクラさんのYouTubeを観たことがある方はわかると思うけど、この方は基本、人のテロップで遊びがち。
伊藤ちゃんの発言テロップはほぼふざけていた。
幕間②
マツクラが撮っているランジャタイの映像
再演決定後
国「グッズがあるので是非買って」
マ「その売上でランジャタイに借金を返す」
国「全財産7万しかない中、5万貸しました」
ランジャタイの2人にLINEをしていたマツクラだが、国崎から借りられたので、伊藤に送ったLINEはその場で送信取消をした。
が、結局また伊藤にも送っていて、そこには「国崎は金を持っていない!」と怒りの文面があったそう。
国「いやいやw7の5貸してるのよwマツクラさんの方が金持ちなのよw」
ここで国崎が突然笑い出す。
国「wwwwwwwコルセットwwwコルwwwセットwwwwwww」
カメラをマツクラに向けると、そこには、腰にコルセットを巻いた姿が映し出される。
国「フハッハッハッハッ!めちゃくちゃ満身創痍wwwww」
伊「なるべく腰を動かさないようにしてる」
国「アハハハハハwwwフハハハハハハwww」
国「めちゃくちゃなコルセットwwwww」
確かにコルセットの巻き方ぐちゃぐちゃだったwwしぬwww
ここのコルセットのくだりはおもしろすぎたwwww
ケラケラ笑われているのに、いい子にそこに立ってカメラに撮られているマツクラさんがかわいそうでかわいかったwwww
演劇だからバカ笑うのはあれかなと思ったから、だいぶ必死に声をころして笑ったけど、しんどかった。笑いすぎて涙が止まらなかった。
屁も出そうだった。もう少し続いてたら放ってしまうところだった。危なかった。
【有料部分の情報を載せてしまっていたので削除修正しました】
第一部 1話
『甘くて苦いバレンタイン』
小4の伊藤役:国崎
先生役:マツモトクラブ
伊藤の母親役:マツモトクラブ
女子役:伊藤
ナレーション:伊藤
学校のチャイムの音が鳴り、舞台が明転すると、箱を机に見立ててじっと座っている伊藤がいた。
(画像:「マツモトクラブの絵日記」より)
あ、伊藤ちゃんのカツラだ。つむじを見たらすぐわかる。
でも被っているのは国ちゃんだ。
なるほど、伊藤役を国ちゃんが演じるんだね、了解。
始まって秒で状況は理解出来た。
伊藤ちゃんのナレーションが流れる。
伊藤ナレ
「2月14日 小学4年生
生まれて10回目のバレンタインデーがやって来た――」
激ヤバだ!激ヤバの文章だ!と心の中で大興奮。
舞台上でひとり下を向いたままの伊藤役の国ちゃんと、後ろに流れる音楽と、伊藤ちゃんのナレーションの声で、すでに胸がいっぱいの私。
下手から先生が入ってくる。
バレンタインデーなのにチョコがもらえていない伊藤が先生に聞く。
「チョコって…もらったら嬉しいんですかね…」
小さな声でボソボソと言う話し方、猫背、猫背のせいで腕が前に来ている感じ、手の指が不揃いな感じも、どこからどう見ても、国ちゃんが演じる伊藤ちゃんは、伊藤ちゃんそのものだった。
チョコのもらい方や、もらったあとにどんな顔をしたらいいのかわからない伊藤のために、先生が練習してみようと提案する。
先生「伊藤幸司くん、ずっとあなたが好きでした!よかったらこのチョコ、受け取ってください!」
伊藤「ありがと…」
上から手を出してチョコをもらおうとする。
先生「気持ち悪い…!」
確かに気持ち悪かった。不揃いな指で変な開き方をした手が上から出てきてだいぶ気持ち悪かった。本当に伊藤ちゃんがやりそうな気持ち悪さでお腹痛かった。
この後も「やり直し」と言われ、何度か練習を繰り返す。
食い気味で受け取ろうとしたり、また上からもらおうとしたり、そんな感じだった記憶がある。
始まってそんなに経っていないけど、すでに何度もおもしろい場面があって、声出して思いっきり笑わせてくれと願ったり願わなかったりした。
上手から女子が無言のままスタスタと登場。
伊藤の机の前で立ち止まり、右手を高く上げ、一気に振り下ろし「パチン!」
伊藤ナレ
「僕の机に、まるで将棋の一手のように、
将棋のコマのような小さなチョコが叩きつけられていた
僕にチョコをくれる女の子なんているはずがない
何せ女の子としゃべったことがないのだから」
伊藤の机にチョコを叩きつけたあと、そのまま続けて、他のモテない男子たちの机にも次々にチョコを叩きつけ、そのまま去っていく女子。
机に置かれたチョコをしばらく見つめ、小さな小さなチョコの包み紙をあけると、そこには「ホワイトデーのお返し楽しみにしている」と書かれていた。
チョコを口に放り込み、教室をあとにする。
グッと来るシーンだったのに「食べるときのお口がちったい国ちゃんには、それぐらいの大きさのチョコがちょうどいいもんね♡」などと、その場面に似つかわしくないくだらないことを思ってしまってすみませんでした。
母「おかえり」
帰宅して出迎えてくれた母親の手にはバレンタインチョコ(リアルうんこチョコ)が。
母「あんたどうせチョコもらえんかったでしょ」
伊藤「・・・・」
母「チョコほしい?」
伊藤「いらないよ」
母「ほしい?」
伊藤「いらない!」
母「ほしいでしょ?」
伊藤「いらないって!」
母「伊藤幸司くん」
ここでピアノSEが流れてきて両腕がゾワゾワした。
母「ずっとあなたが好きでした」
母「よかったらこのチョコ、受け取ってください」
伊藤「、、、ありがとっ」
母親が伊藤を優しく抱きしめる。
これはだめだった。本はそんな終わり方じゃなかったから余計にだめだった。
もうこの世にはいない伊藤ちゃんのお母さん。
本の中にも時々お母さんの話が出てくるけど、それを読んだ上で、この終わり方を描いたマツクラさんのその思考に、胸がギューッとした。
【追記】
伊藤ちゃんのところと時期的には近いような気がするんだけど、マツクラさんもお母様を亡くしているそう。
それであの終わり方を描いんたんだったら、胸がギューッとするだけじゃ足りなかっただろうよ。
あらやだ、どうしよう、書いてたら思い出して涙出てきた。やだやだ。
公演を観終わった方たちが口々に「号泣した」と言っていて、ランジャタイで泣くことある?と不思議だったけど、こういうことだったんだね。
女子役のときの伊藤ちゃん
(画像:しゃばぞうXより)
今1話だけ書いてじんわり思ってるんだけど、演劇のレポ、むっっっずい!
音楽のライブレポとはわけが違うわ。びっくりした。
私の拙い記憶力だけで書いたこのレポじゃ、どこがおもしろかったのか、どこが切なかったのか、そんなのが何にも伝えられなくて笑けてくる。
幕間③
知らないおじさんに手相を見てもらう国崎の映像が流れる。
2019年8月18日 栄
(画像:マツモトクラブInstagramより)
伊藤の映像も流れる。
伊藤のこの映像は、この後の幕間で度々オチで使われることになる。
この画像もどこかで流れた気がする。 2019年8月18日 鳥貴族
(画像:マツモトクラブInstagramより)
思い出したんだけど、頑張れ地上波でマツクラさんがやった「あの日の夜風」がこの日のことだったんだね。なる。