10月3日3時49分、天秤座新月です。

 

<メッセージ>

 

自分以外の人は、自分と違う世界を生きており、

そんな、違う人たちと関わり、共存していくタイミングです。

 

 

とりわけ、自分を高めるための人間関係が喜びとなる時期ですから、

自分を高めたい人は、

同じレベルの人と慣れあうことをやめ、

自身よりレベルの高い人で、

かつて、怖いと思っていたような人であっても、

この人の生き方を目標としたい、という人のところへ行き、

その人との接点を作りにいき、

その人から徹底的に学んで、吸収して、成長していくことを、喜びとしなさい。

 

 

逆に、既にある程度レベルが高い、成熟した人は、

そんな、高めたい、という意欲溢れる人が来ることを受け入れて、

相手からの尊敬、慕いをありがたく受け取りつつ、

相手の「学びたい」「成長したい」という望みに応え、

自ら培ったものを惜しみなく与え、支えて助けることを、喜びとしなさい。

できるだけ、相手目線に立って、わかりやすく伝えるよう努めなさい。

 

 

自分を高めるための人間関係は、特にそうですが、

人間関係というものは、

違った世界の人たちと関わるものです。

 

自分の身近な世界(身内、自分自身)とは異なる世界に触れて、

自分を客観視しつつ、

経験、知識、精神性のレベルが異なる人に合わせて、

相手を慮り、心優しく細かな配慮をすることが大切です。

相手と自分は異なるのだ、という前提のもとに、

違う相手の存在を受け入れて、

相手に伝わるような伝え方をすることに、努めなさい。

それが、他の人と共存し、調和して生きる、ということです。

 

コミュニケーションに、休日はありません。

いつでも、愛をもって、相手を思いやり、

違いを認めて、調和する努力を続けなさい。

 

 

・少し補足解説

太陽と月に、蟹座の火星がゆるくスクエアし、

そんな蟹座の火星が、蠍座の金星、魚座の土星と、グランドトラインを形成しています。

 

また、トランスサタニアンの小三角も健在。

カルミネート天体は双子座木星で、休日も計画的に知性を発揮していく世界になっています。

 

 

「相手との違いを意識する」「違う人と関わる」(太陽、月、火星、金星)

「相手に合わせ、導く」(太陽、月、土星)

という世界のサビアンシンボルが複数みられ、

おまけに、カルミネート天体が知的コミュニケーションの双子座、ということで、

 

違いを認め、違う人と関わっていき、

その先に、水のエレメントの大三角らしく、

天秤座の「調和と共存」から始まって、

ゆくゆくは深い信頼関係で結ばれる縁となっていく、

という予感もします。

 

 

そんな、これからの深い絆に繋がるかもしれない、

互いの成長のための、高め合えそうな縁が来たら、

その人間関係を育てることを始めなさい、

これが、天秤座新月のテーマなのでしょう。

 

 

・今まで、厳しい現実が現れたからこそ、「高め合う人間関係」へ向かう

昨日の振り返り記録の最後で紹介した、メッセージのとおり、

先週まで、パワフルなカイトの配置があり、

未熟な要素がまだ残っていた人にとっては、

厳しい現実をつきつけられた時期となったでしょう。

 

 

そこで、

 

現実を見て、

自身を改めて、成長する道を選ぶか、

 

厳しい現実に耐えるだけか、逃げるかして、

成長しないで、今のままで甘えるか、

 

と、「道が分かれていく」のでしょう。

 

 

ところが、未熟なうちは、

自分で考えて、自力だけで、自らを改めて成長していくことは、

かなり難しいです。

私も、かつて、そうでした。

 

誰しも、自分の思うようにやって、

そのときの自分でもって、

ベストを尽くして生きているからです。

 

そんな、自分のベストを尽くしてもなお、

厳しい現実が返ってきたのだから、

自力だけで改めようとするのには、限界を感じた、

そういう人が、多かったのではないでしょうか。

 

「自分で改めることができるなら、とっくにやってるよ!」みたいな。

 

 

ここで、諦めて、今のまま、に甘えるか、

 

あるいは、改め成長すると決意して、

その実現のために、まずは、素直に、外に教えを求めるか、

 

と、分かれていくのだろうと思います。

 

 

「外に教えを求める」には、

自分よりレベルが高い、経験値が上っぽい人と接点を持ち、

その人の世界に触れて学ぶことしか、ありません。

 

 

・そんな人のところに直接行き、助け・教えを求める。相談する。

 

・そんな人の発信に触れる(本を読むのがベスト)

 

あたりのやり方が、あるでしょうか。

 

 

(そういえば、私も、

先月、因果応報と向き合ったときに、

ブッダの思想の本を読んで、自省しましたね。

この後に、老子思想とかにも触れる予定です。

「自分よりレベルが高い、経験値が上っぽい人」の世界に触れるいい例。)

 

 

・・・と、こんなふうに、

秋分あたりに、大いなる宇宙は、カイトを通じて、

それぞれに見合った現実をつきつける、という、

厳しいメッセージを投げてきましたが、

今回の天秤座新月で、

「自分を高めるよう、改めるチャンス」を促している

と、私は感じました。

 

当然ですが、

相手の話を認めて、

それを、自分ごととして素直に取り入れ、

自らを改める意志を持っていないと、

”高め合う人間関係”は、成立しません。

 

違いを認めることは、

相手の話のうち、今までの自分にまだなかった、

”伸びしろ””改める余地”を認めることなのです。

 

「あなたの話はわかりましたが、

それを取り入れるのは嫌です、

今のままでいいです」

というだけでは、

全く、改めることはできませんし、

高め合うこともできません。

 

 

・「高め合う人間関係」を、「高めるために学ぶ」と逆の

「学ばれる」立場からみると

 

上に書いたように、

自分より一段上の人と積極的に接点を持ち、

その人から学んで成長する、

そんな人間関係が促される時期です。

 

・・・と、いうことは。

逆に、ある程度、何かを培った経験値がある人が、

「学ばれる」側になる、ということです。

 

ホロスコープのメッセージからして、

「高める」というのは、主に、精神レベルのことなのでしょうが、

それに限らず、

例えば、仕事とかのスキルでも、

とにかく、「高めたい」なら何でもいいのです。

 

こういう人たちは、

そりゃ、自身もまだまだ成長途上で、

上の人から学んで、自身を高めることも大事ですが、

 

あなたから学びたい、

あなたの力を貸してほしい、助けてほしい、

という相談があったら、

断らず、快く受けなさい、

助けてサポートするのを喜びとしなさい、

ということも、大事なのですね。

 

 

そして、そんな接点は、

学びたい、助けてほしい、という側から来るものです。

勝手に、「あなたには私の教えや助けが必要」と、

自分から動いて、助けに行ってはいけないのです。

 

それは、余計なおせっかいであり、

真の良心から来る愛ではありません。

 

 

自分から勝手に、人を助けたり、導いたりしてしまう、

求められていないのに、勝手にアドバイスや提案をしてしまうのは、

「自分の力を認めてほしい」という、弱さから来るものでしかありません。

相手が、自身の人生と向き合うことを邪魔してしまう、

とても愚かな行為です。

 

 

周りを見て、助けが必要そうな人を探すのではなく、

そんな、周りを見る暇があったら、

自らの弱さや闇と向き合い、

そんな弱さや闇を抱えてきた自分を愛し、

己の未熟さを認めて愛することを、

徹底的にやることです。

 

 

自分の弱さや闇を認め、自身を愛することで、

それが、引力(魅力)となって、

周りの、「成長したい」という人が、

「この人なら、未熟な自分を受け入れて、

力になってくれそうだ」と、

あなたのもとにやってくるのです。

 

(人は、自分に対して接するように、

周りにも接するものです。

そして、その接し方は、

本人からオーラみたいなものとして、にじみ出るのです。

自己否定が強いと、

周りからは、

「この人は、自分の未熟さを認めてくれないだろう、

否定するだけだろう」

と察されてしまい、

誰も来ないか、

否定したくなる、改める気のない人との接点しか、生まれないのです。)

 

 

また、自身の弱さや闇を認め、自身を愛することで、

接点ができた当時は、自分とは世界がかなり違う「成長したい」人に、

その人を認め、愛し、寄り添うことで、

伝わりやすい言葉を選んで伝える、ということが、できるようになります。

 

 

おそらく、かつての未熟だった自分に提案をする、という意識でもって、

相手の今を観察し、質問して相手のことを知りつつ、

言葉を伝えていく、ということになるのでしょう。

(私は天秤座欠損なので、対人コミュニケーションが苦手でして、

「おそらく」としか言えないのですが、、)

 

 

これが、学ばれる側の、

違い、つまり、

相手が、まだ、今の自分よりも未熟なもの、弱さがあることを認め、

その人に合わせて伝える、ということなのです。

 

 

もちろん、

一方が教え、もう一方が学ぶ、

それがコミュニケーションなのだから、

実は、「学ばれる」側も、

未熟な「学ぶ」側から、何か学ぶことがあるでしょう。

 

学ぶことがある、というのは、

違うもの、自分にないものを、相手がもっている、ということです。

 

高め合う人間関係は、

お互いから学ぶことで生まれる、

そう、違いから生まれるのです。

だからこそ、違いを大事に、

相手に気配りをして、伝わりやすい伝え方を、

という、太陽と土星のメッセージが、大切になってくるのですね。

 

 

・まとめ

以上をまとめると、

 

現実に行き詰まり、自分を変えたい(改めたい)と思う側は、

自身よりもレベルが高そうな人で、尊敬する人を見つけ、

その人に教えや助けを求めに行く勇気をもって、行動しましょう。

慣れ親しんだ仲間たちと、現状を愚痴り合うだけの関係からは、

卒業していきましょう。

今こそ、そんな、コンフォートゾーンを脱出し、

上の人と関わって、成長していくときだ、

行動のときだ、

と。

 

 

逆に、

ある程度レベルが高く、ある程度「改める」ができる人は、

自分の弱さや闇を認め、まだ未熟な自身を愛する、というのが、

この時期のテーマになっていることが多い。

だからこそ、自身の未熟さや弱さを愛することに重きを置き、

今まで強く持っていた「改める」意志と、調和させる。

こうやって、自分の内側に集中して、高めていけば、

「あなたの教え、助けがほしい」という縁が来るかもしれない。

 

助けて支える、という縁は、

自ら動いて得るのではなく、

自分に集中して待つことでやってくるもの。

 

 

という話になります。

 

 

もちろん、ある程度レベルが高い人が、

さらに上を目指して、自身よりもレベルが高そうな人で、尊敬する人を見つけ、

そういう人のところに向かっても、いいのですが。

 

ある程度以上、成熟してしまうと、

「自身よりもレベルが高そう」な人って、

現実に直接会える範囲では、かなり、見つかりにくいんですよ。

 

 

そういう人との、現実の接点がなかなかできないなら、

「助けて支える」側になるかもしれないですね。