前回からの続きです。

 

その1

 

 

その2

 

 

 

・月の幻想を引っぺがし、幻から、自分を守り続ける

月の幻想は、

いつでも、私たちの無意識にスキマがあろうものなら、

そこに入り込み、アプローチして、

幻想へといざなってきます。

 

それは、いくつになっても同じ。

サターンリターンを超えようとも(つまり、いったん幻想を捨てようとも)、

中年の危機を乗り越えようとも、

どれだけ自己統合が進もうとも、

私たち人が、集合無意識といつでも繋がれる存在である、それが人のサガである限り、です。

 

だからこそ、

中年の危機の段階、

いや、それ以降の段階でも、まだ、「月意識」の幻が残っていたなら、

(あるいは、いっときに誘われてしまい、また、幻を持ってしまったなら)

徹底的に、幻を引っぺがす必要があるのだ、と思います。

 

幻を引っぺがしつつ、

「可能な限り、幻想に誘われないように」という「自分を守る意識」も、

人生のどこかで、開発し、獲得し、

「自分との約束」のような形で、

いつでも、使えるようにしておくことです。

 

今、私は、まさにこの、

引っぺがしと、「自分を守る意識」の開発をやっているところです。

振り返ってみると、

「魂のライフパートナーシップ」とかいうふれこみで、

春頃から、ときどきメッセージっぽいものをもらっていまして、

そちらに意識を向けて、ブログにアウトプットしていました。

この時点で、月天秤座「パートナーシップ」の幻に誘われていたのでしょう。

そして、よりによって、

その幻が現実化したものを、「月の教科書」に出会うタイミング、

月と向き合う、を本格的にスタートさせた、

蟹座新月直前に見せつけれた

という、えげつない経験をしました。

(その日食事に行った、”そのときの相手のキャラクター”の存在が、

私にとっては、「幻の現実化」だった、と。)

※幻が現実化したもの、なので、

それをさらに求めてしまうと、

月の幻想を追いかけ、囚われることになり、

破滅の道でしかありません。

 

「パートナーシップをやらないと」という、幻からの脱出と、

「月意識の人と関わり続けてきた自身の無意識の全捨て」の両方が促される、

強烈な経験でした。

 

・・・と、現時点では、私はそう認識しています。

天秤座7歳にもわかるような、

「察する」がいらない、解釈の余地がないほどの、

明らかな現実的な動きがないからです。

私の7歳レベルの対人力なら、

「本質が自分にかなり近い」と、魂の相手と勘違いしやすい人であって、

月意識バリバリで(7歳の幻想に囚われてはいないけど、受け身・引きこもり・省エネ)、生きる精神レベルが合わない人を、よこしてきた、と。

私の中で「太陽・全惑星意識へ向かう人以外お断り」という、

断固とした基準がなかったら、

また、私から、次の食事に誘う、とかをやらかして、

破滅していたことでしょう。

ここは、自身の「断固とした基準を守る」という、

蠍座的態度と、魚座の信念を守る力に、大いに助けられましたね。

月の幻想に呑まれないよう、守ってくれるのは、

全惑星意識で開発し、培ってきた、

月サイン以外の11サインの資質なのですね。

(今まで11サインを頑張ってきた自分に、

とても感動した・・・!)

 

 

今まで、このブログを書いていたときに、

時々、パートナーシップのお題で話を書いていたのは、

今にして思えば、

すべて、

心が、無意識が、暇になったところに、

月サイン天秤座からの、幻への誘いが入ってきてしまっていた、

今なら、そう捉えています。

 

そして、私は、

「パートナーシップ」とのメッセージは、

メッセージだけで、現実の実態がないうちは、

全て幻である、と思うくらいでちょうどいい

と、決めました。

 

これ、他の月サインの人でも、

「月サインの話で、自分がまだ十分にやっておらず、

時々、気になること」のメッセージは、

同じように扱うのがいいかもしれませんね・・・?

 

現実の実態がないうちに、

自身から行動を起こすと、

必ず、破滅が待っている、

なぜなら、全て幻、偽りなのだから。

それくらいの認識が、ちょうどいいのかもしれません。

 

月山羊座の「ライフワークをやらなきゃ」

月牡牛座の「家、車持たなきゃ、お金大量にためなきゃ」

月双子座や射手座の「勉強しなきゃ(射手座は、「勉強して賢く立派な人にならなきゃ」)

あたりも、似たようなものがありそうです。

(例えば、「学んで終わり」の、セミナージプシーの月星座、

双子座や射手座が多かったら・・・納得感あるな、、

もちろん、他の月サインであっても、

「月サインのことをやろうとして」学ぶと、

幻、学んで終わり、になってしまうことでしょう。)

 

 

これは、あくまで、私の仮説ですが、

現実の実態が、

向こうから「月サインの資質が7歳以下でも、誰でもわかる形」で来たときが、

「月サイン以外の11サイン以外を使って、

それをやりにいく」ときなのだろう、

と思います。

 

私の天秤座のパートナーシップなら、

相手から、あからさまに、

「付き合ってください」

「もっと仲良くなりたいので、会いたいです」あたりの、

関係を近づけたいことが誰でもわかる誘いが来ないと、動かない。

これくらい、

ほぼ、「客観的基準」に近しいレベル、

7歳以下にもわかるレベルで、

現実の何かの動きがあるくらいが、ちょうどいいのでしょう。

特に、天秤座に関しては、

対人コミュニケーションが(7歳)なので、

「子供のように、素直に、言葉通りとらえるレベルでもわかるくらい、

はっきりと言われる、行動で見せられる。

解釈の余地がない」ことが大事。

 

ここまできたら、

さすがに、「月の幻」ではなく、

他の惑星の資質か何かが、

これがあなたの自己実現に必要です、と言わんばかりに

引き寄せてきた「現実の実態」

でしょうから、ね。

 

そして、

そのような、わかりやすい「現実の実態」が来ない限りは、

月サインの話、「まだやっていない、

まだやっていないけど、時々、意識が向いてしまう」

そんなことに関しては、

日頃は、

そのことをすっかり忘れるくらい、

他のことに夢中になりなさい、

「忙しく」なりなさい(月の幻が入れないくらい)。

 

もし、うっかり入ってきたら、

「幻ですね」と、すぐ流して、スルーしなさい。

ということでもある、と思います。

 

正直、中年の危機くらいまでいく、ということは、

太陽を十分開発して使ってきたので、

自身は本来、愛の存在であり、

豊かに生きるのが自然である、

だから、

時々は、月の幻に誘われるとかで、

ちょっと気になることだったとしても、

人生に真に必要なものなら、

そのときに、わかりやすく入ってくるし、

入ってこないなら、

「必要ない、他のことをやれば十分」ということだ。

と、腑に落ちるくらいの境地になっているでしょう。

 

なので、安心して、

大いなる宇宙に委ねれば

自分にとってベストな人生になり、

それに必要なことだけやっているのだ

と、大らかに構えていきましょう。

 

 

・月の幻から来るメッセージを、幻と認めて流し、

愛のメッセージに修正して放つ

上に書いたやり方ですと、

「月の幻」と認めて、それを流して捨てるだけです。

時には「あっちいけ」のように、攻撃的に追い払ってしまうことにもなるでしょうか。

 

それだけでは、あまり健全ではありませんし、

やはり、攻撃的に追い払うような「否定」のエネルギーを出してしまっては、

愛という本質から離れてしまいます。

離れたストレスで、疲れてしまうでしょう。

疲れた時点で、

月にエネルギー、生命力を吸われてしまっています。

これは危険です。

なので、

ネガティブを修正するように、

月の幻のメッセージが来た、と認めたら、

愛のメッセージに修正して、放つ、

これが、一番、

自分にも、月にも優しいやり方です。

 

例えば、

月牡牛座の人が、

「お金!!」とか

「あれ(家とかの大きな買い物)を買わなきゃ!!」とかの、

脳内言葉が出てきたときは、

つい、自分がお金稼ぐ、増やす、をやらなきゃ、とか、

主語を「自分(私)」にしてしまいますが、

そんなときは、立ち止まり、

皆が、必要なだけのお金を手に入れて、

豊かな生活を送れますように。」

「(家)が欲しい人すべてが、

理想の(家)を持てますように。」

と、修正します。

 

月サインの本来の使い方である、

「集合無意識に祈る」を使い、

「私が~しよう」を、

「皆が~しますように」

という、愛のメッセージに修正します。

 

そして、

主語が「自分(私)」に関しては、

上の例ですと、

 

私は本来、愛であり、豊かな存在です。

だから、もし、私の本来の豊かさに必要ならば、

お金(、家などの大きな買い物)が、欲しいだけやってくるはずだ。

もしやってこないなら、

それがないのが、私にとってのベストな豊かさであり、幸せなのだ。

 

という、

私は私で、

自分にベストな豊かさを受け取ります。

必要ならば受け取る、

来ないなら、必要ないということです。

という、愛のメッセージに修正します。

 

上の「お金(、家などの大きな買い物)」の部分に、

自分の月サイン関連のもので、

よく、メッセージが来るものを、入れてください。

月天秤座の私の場合は「パートナーシップ」ですね。

 

 

「愛」というと、

いささか抽象的ではありますが、

私は、

愛とは、

愛を向ける対象の

本来の、ありのままの姿に見合った、接し方をすることだ

と、捉えています。

 

人とのコミュニケーションならば、

その人のありのままを認めて、

その人が、ありのままをリラックスして出せるように接する。

ありのままからずれたと感じたら、

ずれに気づかせる、修正を促すために、

時には、厳しいこともいう(いっとき、傷つけることを、恐れない)。

など。

 

なので、

月の幻想と、

そんな幻想に脅かされかけた自分に対して、

愛をもって接して、

愛あるメッセージを投げるならば、

月サインの本来の使い方である、

「集合無意識」を主語にした祈りのメッセージと、

「月の幻想ではない私(自分)」のメッセージとを用意する、

これがベストなのです。