太陽意識・全惑星意識とは、

自身の太陽を始めとした、ネイタルチャートの月以外の天体の資質を使い、

それらの天体を輝かせて生きる意識のことです。

この意識で生きると、自ずと、生命力が輝いた生き方となり、

魅力的な人となるだけでなく、

同じような人と集まることで、

皆でそれぞれの自己実現をし、応援し合う集まりとなります。

 

太陽意識・全惑星意識で生きる人は、

自身は、自己実現し、自分の人生を生きる幸せを味わい、

そこから、心の余裕や、”おかげさま”精神が生まれることで、

高い視点(視座の高さ)、思いやり、愛のある生き方となり、

似たような人たちと引き合うのはもちろん、

その愛のオーラは、人を引き付けます。

 

なので、人の集まりの中では、

太陽意識・全惑星意識で生きる人がいるだけで、

その人が集まりを明るく照らし、

皆、楽になります。

「月の教科書」には、

家庭なら、家の中心人物である母親が太陽の存在になることで、

家族が皆明るく、気持ちよく家で過ごせる、

のような話があります。

 

では、

太陽意識・全惑星意識で生きる人がいない集まりではどうなるか。

「太陽意識・全惑星意識で生きる人がいない」ということは、

中心人物、

その集まりで力のある人物(組織のトップとか)が「月意識」であることを意味します。

これは私の解釈ですが、

「月意識」の人には、いくつかタイプがあります。

 

 

・「月意識」のタイプ1

今までこのブログに書いてきた、「月欠損」「月のサインの資質は(7歳)」という話からすると、

「月意識」とは、月のサインの資質が自身の資質だという幻想に囚われて生きることだ、

と思うかもしれません。

 

もちろん、それも一つのタイプです。

が、あくまで「一つ」にすぎません。

 

この、

月のサインの資質が自身の資質だという幻想に囚われて生きる、

つまり、

自身は、月のサインの資質が得意であるという、

「幻影の自分像」にこだわり続けるタイプ

これを、「月意識」のタイプ1とします。

 

タイプ1の大きな特徴としては、

幻影の自分像という、

(7歳)レベルの能力が特技、強みであり、

それを持つ自分を「すごい」と思い込み、

そんな「すごい自分」である「幻影の自分像」のイメージに執着があるため、

「幻影の自分像」を見せ、認めてほしい、と、PRします。

つまり、承認欲求が強く

「幻影の自分像」を認めてもらいさえすればいいので、

自分勝手でもあります。

自分が認めてもらうことがすべてなので、

自分以外の人への思いやりは全くありません。

もし「思いやり」のようなものが見られたら、

その場合は、「思いやり力が(7歳)の自分を認めてください」というPRをしているにすぎず、

真の思いやりがあるとはいえません。

 

そして、自分以外の人のことを

「自分のために、どう利用しようか

(どう、この人のエネルギーを吸い取ろうか)」

という、”都合のいい人”的な目でしか、見ていません。

「自分のために」が第一ですので、

その人の、都合のいい面だけを見て評価しますから、

人の真の本質なんて、把握できません。

さらに、自分にとって都合が悪くなれば、

簡単に、人を裏切ったり、捨てたりします。

ここら辺は、特に、「ビリーブ」が(7歳)であり、

現実主義である月魚座に、一番強く表れる要素でしょう。

 

 

また、「幻影の自分像」である、自分の(虚構の)素晴らしさ

というイメージを守ることにも執着します。

「幻影の自分像」を否定しかねない現実を見ても、

見ぬふりをするか、誤魔化すか、逃げるかでしょう。

この執着は、

サインの後半に行くほど厄介であり、

周りの人を巻き込んで、滅ぼしかねません。

月射手座なら、「自分が正しい、賢い」に執着し、

自分の考えを否定されると激怒し、自分の正しさに固着してしまいます。

(例えば、職場にいる、月射手座の幻影を見るタイプの人は、

グループで議論し、自分の結論とは反対の結論になったときに、

「自分の考えではなく、納得していないので、

(自分が書類を作る担当なのに)そのような考えを文章にできません、書けません」

とゴネて、問題になったのだとか、、、)

 

月山羊座や月水瓶座なら、

「私は仕事ができる」「私は世界を知っている」

という(7歳)に執着しますが、

実際は、できない・知らない人が組織の中で暴れているだけなので、

組織が一つ潰れかねない破壊力を持ちます。

 

 

このように、

「幻影の自分像(7歳)」に執着し、

それをPRし、認めてもらうことにエネルギーを捧げてしまう、

そして、人を利用することしか考えない、

「月意識」のタイプ1ですが、

所詮、月から来る自分像、幻影ですので、

一度、認めてもらえたとしても、

今度は、「認められなくなる」「幻影の皮が剥がれる」ことを恐れてしまいます。

いわゆる「手に入れたら、次は、失うのが怖くなる」に近しいものです。

ですので、そんな恐れを解消するために、

ことあらば、PRし、認めてもらおうと必死になるのです。

 

また、「幻影の自分像(7歳)」が認めてもらえたとしても、

それが自身のエネルギー、活力になることはありません。

所詮、自力では輝けない月なのですから。

「月意識」の人は、

「幻影の自分像(7歳)」を認めてもらうことに加え、

それを輝かせ、エネルギーとするために、「太陽の光」を欲しています。

月が太陽の光を欲するのと同じことです。

 

「太陽の光」をどこに求める、欲するかというと、

現実社会の「地位・肩書」「名誉」です。

他、

幸運にも、太陽意識・全惑星意識っぽい人との接点がありそうなら、

その人にすがる・寄ってたかることもあります。

ですので、

太陽意識・全惑星意識で生きる人、

そう生きると決めた人は、

「月意識」のタイプ1の、幻影像にとらわれる(7歳)とは、

徹底的に離れ、縁を切ることが、とても大事です。

関わると、生命力を月に吸われてしまい、消耗してしまうからです。

 

太陽意識・全惑星意識で生きる人は、

自身の、太陽や惑星の資質を意識して鍛えると、

それは、月の(7歳)とは違う、本物の輝きを放ちます。

その輝きからくる生命力で、自身が満たされますし、

活力を得ることで、周りにも、何かを与えたくなるものですが。

「月意識」のタイプ1の、幻影像にとらわれる(7歳)にだけは、

何も与えてはいけません。

与えてしまうと、調子に乗って、もっとたかってきます。

仕事とかでどうしても「与える」ものがある場合は、

本当に、必要最低限しかしないことです。

 

 

話を、「月意識」のタイプ1、に戻しましょう。

幻影の自分が持っている、月サインの資質(7歳)を、特技だと思い込んでおり、

そして、そんな月サインの資質は、幼少期に無意識に開発されたものであるので、

才能開発は、

意識しなくても、勝手にできるものだと思うふしがあります。

なので、”意識して努力する”ことを嫌がる人もいます。

もし、努力するとしたら、

「そんな努力する自分をPRしたい」ときくらいでしょうか。

 

ちなみに、太陽・全惑星意識で生きる人は、

太陽や他の惑星の資質を「意識して行動・努力することで鍛える」、

それが当たり前になっていますので、

意識した行動や努力なしに成長なし、と思っています。

また、努力は、誰も観ないところでやるのもあり(その方が多い?)とも捉えています。

努力したというPRはしません。

「楽にできるようになったでしょ」と言われると、反発して、努力したという話をするかもですが。

 

ですので、

「月意識」のタイプ1の人は、

努力しないで、

そういう環境に放り込まれれば、勝手に、受け身に力がつくと思っているふしがあり、

つまりは、受け身で思考停止。

そんな人は、

太陽・全惑星意識で生きる人からすると

「人生をなめてる、人をなめてる」

「幼稚」

という印象に映るようです。

 

ちなみに、私にとっては、

上の2つに加えて、

「オーラが濁っているので、

姿が見えたり、声を聞いてしまうだけで不快」

「存在が、自然災害級」

という印象にも映ります。

 

 

実際、(7歳)なのだから、

太陽・全惑星意識で生きる「大人意識」からすると、まさに、

「子供の遊び」「幼稚」なのです。

裏を返せば、

太陽を少しでも使っている人にとって「幼稚」に見える人は、

この、「月意識」のタイプ1、月の幻影に囚われている人である、ということです。

 

 

さて、ここまでが「タイプ1」の説明ですが、

「タイプ1」があるということは、

他のタイプ、「タイプ2」もあるということです。

月意識で生きる=月を自分と思い込んで、それに執着して生きる、

だけでは、ないのですよ・・・。

そんな「タイプ2」については、

次回に説明します。